ホームインスペクターとはどんな仕事?資格は必要?

ホームインスペクターとはどんな仕事?資格は必要?

住宅業界では、さまざまな業種があり、それぞれの専門業者が担当する工事を行います。 そのなかで、住宅の売買や新築の際、劣化状況や不具合の有無などを診断する、いわゆる「ホームインスペクション(住宅診断)」と呼ばれる職種があります。 そして、この「ホームインスペクション」を実施する人が「ホームインスペクター」です。 では、「ホームインスペクター」は、具体的にどのような内容の仕事を行うのでしょうか? また、資格は必要なのでしょうか? そこで本記事では、「ホームインスペクター」の仕事内容や必要となる資格などについてご紹介したいと思います。


住宅業界では、さまざまな業種があり、それぞれの専門業者が担当する工事を行います。

そのなかで、住宅の売買や新築の際、劣化状況や不具合の有無などを診断する、いわゆる「ホームインスペクション(住宅診断)」と呼ばれる職種があります。
そして、この「ホームインスペクション」を実施する人が「ホームインスペクター」です。

では、「ホームインスペクター」は、具体的にどのような内容の仕事を行うのでしょうか?
また、資格は必要なのでしょうか?
そこで本記事では、「ホームインスペクター」の仕事内容や必要となる資格などについてご紹介したいと思います。

ホームインスペクターとはどんな仕事?

ホームインスペクターとは、既存住宅や新築住宅において、劣化状況の調査や建築中の検査などを依頼に応じて行う人をいいます。
また、これら住宅診断や検査のことを一般的にホームインスペクションと呼びます。

■ホームインスペクションの内容について

ホームインスペクションの仕事は、住宅建築の専門的な見地から客観的な診断を行い、その結果についてアドバイスを行います。
ホームインスペクションは、既存住宅および新築住宅が対象となります。

その業務内容は、例えば、既存住宅であればコンディション診断を、新築工事であれば施工検査や完成検査を行うなどさまざまです。
また、依頼者は、不動産会社や住宅会社、あるいは住宅を購入する個人などになります。

■ホームインスペクションのおもな目的について

ホームインスペクションを実施するおもな目的とは以下の通りです。

  • 中古住宅を購入したい人が判断するときの参考とするため
  • 顧客の安心を得るための不動産会社のサービスとして
  • 新築工事で引き渡し後の不具合や欠陥を防止するため

■ホームインスペクションの実施は義務?

宅地建物取引業法では、宅建業者に対して、中古住宅を売買するときに行わなくてはならないホームインスペクションに関する以下の3つを定めています。

・買主に対しホームインスペクション業者を斡旋できるか説明すること
・ホームインスペクションを実施済みの場合は買主に対し内容を説明すること
・建物状況について売主と買主の双方が書面で確認すること

つまり、不動産業者は、ホームインスペクションに関してしっかりと説明する義務があるということです。
ただし、ホームインスペクションを実施しなくてはならないという義務ではありません。

ホームインスペクターになるには資格が必要?

ホームインスペクションを実施するうえで、一部業務については必ず取得しなくてはならない資格があります。
その業務とは、宅地建物取引業法に定められているホームインスペクションに関する義務の一部についてです。

宅建業者には、中古住宅を売買するときに「ホームインスペクションを実施済みの場合は買主に対し内容を説明すること」と定められていますが、このときに実施するホームインスペクションは有資格者である必要があります。
そして、その資格とは「既存住宅状況調査技術者」になります。

■既存住宅状況調査技術者の概要について

既存住宅状況調査技術者になるには、「一般社団法人日本建築士事務所協会連合会」が実施する「既存住宅状況調査技術者講習」を受講し、修了考査に合格しなくてはなりません。

ただし、「既存住宅状況調査技術者講習」を受講できるのは「建築士」国家資格を有していることが要件となります。
つまり、「既存住宅状況調査技術者」は、誰にでもなれるわけではないということです。

また、この講習には、「新規講習」と「更新講習」の2種類があります。
資格の有効期間が資格を取得した年度の3年後の年度末までとなっており、有効期間が終了するまでに「更新講習」を修了すれば継続的に資格が保持できるようになっています。

新規講習の受講対象者

・一級建築士
・二級建築士
・木造建築士

更新講習の受講対象者

・既存住宅状況調査技術者

■その他の資格について

ホームインスペクションの仕事は幅広く、既存住宅状況調査技術者でしかできない業務以外にも多くあります。
しかし、この仕事はきわめて専門的な知識が求められることから、いくつかの民間資格が用意されています。
ホームインスペクターに関する、おもな資格とは以下の通りです。

・特定非営利活動法人日本ホームインスペクターズ協会:JSHI公認ホームインスペクター

日本ホームインスペクターズ協会 -

https://www.jshi.org/

ホームインスペクションを行う全国の住宅診断士(ホームインスペクター)が検索できます。

・一般社団法人住宅長期支援センター:住宅インスペクター

・一般社団法人住宅管理・ストック推進協会:ホームインスペクター

ホームインスペクター - 一般社団法人住宅管理ストック推進協会

https://www.jyukan.org/home.php

ホームインスペクター - 一般社団法人住宅管理ストック推進協会(住管協)。今、日本に必要とされることを形にして住宅所有者に伝えていくことを目的とした団体です。住宅所有者、地域工務店・地域不動産店への住宅管理及び住宅維持についてのアドバイスを行っています。

・一般社団法人全日本ハウスインスペクター協会:ハウスインスペクター

まとめ

近年、ホームインスペクターの仕事は消費者ニーズが高く、住宅業界でも注目を集めています。
しかし、その仕事内容はきわめて専門的な知識が求められることから、一定の経験は必要といえます。
ホームインスペクションを行う会社も多くあるため、転職して経験を積むのもよいでしょう。






※この記事はリバイバル記事です。

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