台風時の現場対応はどうしてる?現場監督の仕事

台風時の現場対応はどうしてる?現場監督の仕事

現場では台風対策を必ず行います。すでに完成した住宅であっても、台風により被害が出ることがあります。まして建設途中の建造物に関しては、台風によって様々な危険があります。現場での台風によるトラブルを未然に防ぐために、現場監督がどのような仕事をしているのかについてご紹介いたします。台風対策や、対策をした後の仕事などについても実は様々な業務が発生します。


台風の現場に及ぼす影響

台風の建造物に対する被害はニュースなどでよく報じられています。公共物や、建設中のビル、一戸建て住宅などは強風や雨の影響を受けます。主に以下のような被害が多いです。

・足場の倒壊
・資材の飛散
・現場の水没

これらについて具体的にどのような被害があるのかについてご紹介いたします。まずはどのような被害があることを知ることで、未然に事故を防ぐ知識を身につけることができます。

■足場の倒壊

強風により足場が倒壊する事故は一番多いです。倒壊までしなくても、一部が崩れるなども起こります。一般住宅やビル・マンションの建設時に足場を仮設しますが、適切に対応していないと倒壊します。

足場が倒壊すると、建設中の建造物を破損させたり、近隣の住宅などを破損させることもあります。現場に停まっている車や重機などが破損するなど、非常に危険です。台風の予報があった際には適切な対応をする必要があります。

■資材の飛散

重い資材でもパネルや板は意外に飛びます。資材が飛散することで、近隣住宅の壁や車を破損させます。

資材は現場に直送されてくるため、現場においてあることが一般的です。工務店など資材用の倉庫を持っていることはほとんどないため、現場から避難させるということはしません。(台風ごとに搬送コストをかけるわけにもいかないため)

現場で事前に資材が飛散しないように、どの資材が飛散する可能性があるのか、また台風予報に合わせて、資材の配達日を遅らせるなどの対応も必要です。

■現場の水没

基礎の建設中に水没してしまい、水を抜く必要がある場合があります。台風状況によっては、施工日をずらす必要があります。

また、立地によって玄関などから水が浸水しないかの確認、建築中の状況によって適宜対応する必要があります。

台風対策の業務

台風対策のために現場監督が動く必要がある場合が多いです。現場の職人に任せておけばいいのでは?と思う方もいらっしゃるかと思います。しかし、台風対策のための作業を行なってしまうと、その日の工事は進まなくなることと、急な台風対策に職人が対応できない場合があります。

そこで現場監督が現場に出向き、1人ではできない作業や間に合わない場合は、会社の現場監督や緊急時には他部署の者も対応することもあります。

・足場の倒壊対策
・資材の飛散対策
・現場の水没対策

これらのそれぞれの被害を予測し、どのような対策を行っていくのかについてご紹介いたします。

■足場の倒壊対策

足場が倒れないようにするために事前に行っておくことです。
・壁つなぎの処置
・シート巻き
・補強

壁つなぎですが、足場と壁を固定するためのものです。足場は地面にしか接地していないと、普段は倒れることはほとんどありませんが、風で揺れて倒壊の原因になります。台風前に再度確認と補強をします。

シートを広げたままだと風の抵抗を受け、どれだけ強固な足場でも倒れます。必ずシートを巻いて風の抵抗を受けないようにしましょう。この作業は地味に大変で30坪の戸建てで1時間程度はかかります。また、台風が過ぎた後に再度シートを広げる作業も必要になります。
このような対応を現場監督がするには理由があります。職人に対応してもらうと、それだけ職人は自分の仕事ができず工事が進みません。しかし、職人は工事に対しての報酬を得ているため、シートの対応をして工事が遅れても報酬金額は変わりません。そのため職人に依頼することはできず、現場監督が作業を行うということが多いです。

■資材の飛散対策

資材は強風により重さ10キロ以上ある物でも飛んでいきます。このくらいなら飛ばないだろうとは考えずに、絶対に飛ばないように飛散防止処置を行いましょう。

パネルであれば数枚をまとめたり、立てかけてあるものは寝かせる、細かい資材は全て袋にまとめて飛ばないようにする必要があります。

■現場の水没対策

大規模な水没に関しては対策のしようがない場合もありますが、その際には事前に台風予報でわかっている場合は、施工スケジュールを変更することもあります。

比較的水没の影響が軽微であると考えられる場合には、土嚢などで対処をします。水の侵入を防ぐために、排水溝に水の流れがいくように土嚢を積みます。また、浸水してほしくない場所に土嚢を積みます。

土嚢を積む作業だけでも、土嚢を手配する、積むで2時間程度かかることもあります。複数現場を抱えている場合など、時間が足りなくなることもあるので、余裕を持って準備をしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?現場監督は台風が来る前と来た後と、実は作業が非常に多いです。
・足場の倒壊対策
・資材の飛散対策
・現場の水没対策
これらは基本で、その他にも職人への連絡、スケジュール変更管理など様々な業務が必要です。1人で対応しようとせず、災害に対しては会社で対応する必要があります。大変な状況の時こそ、報告連絡相談を現場監督は徹底しましょう。



※この記事はリバイバル記事です。

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