住宅営業の外回り・飛び込み5つのコツ

住宅営業の外回り・飛び込み5つのコツ

住宅営業で、外回り・飛び込み営業を成功させるためにはどうしたら良いでしょうか?住宅メーカーや工務店は、反響営業と言って、HPやチラシ、その他様々なチャネルからお客様の問い合わせがあります。しかし、小さい工務店や不動産、お客様の問い合わせが少なく、新規着工案件が少なくなってしまうこともあります。そのような際には、営業が外回りや飛び込み営業をすることもあります。採用情報でも、「飛び込み営業がありません!」と謳っている会社もありますが、仕事がなくなってくれば、飛び込み営業をする必要もでてきます。営業は、どのような営業スタイルでも対応できるようにしておくと良いかもしれません。


外回り・飛び込み営業の基本とコツ

住宅営業が飛び込み営業で抑えておくべきポイントを5つに分けてご紹介いたします。

1.99%断られる
2.最初の10秒が大事
3.1回目の訪問では決まらない
4.主権者に会う
5.断られた方にも再訪する

飛び込み営業は、全く契約を取ったことがない方にとっては、非常に難しいものと思われがちですが、できたことのある人にとっては、非常に簡単と考える人もいます。まず、上記のポイントを全て守っていたら、どのような商品であっても、1年中契約が取れないということはないでしょう。

真面目に働いて営業活動を行なっていれば、必ず契約が取れてしまいます。そのくらい飛び込み営業というのは、敬遠されている割には、成功する確率が比較的高いと言えます。では、それぞれのポイントについてご紹介していきます。

1.99%断られる

飛び込み営業は、99%以上断られます。99%しか断られない営業は、トップセールスマンです。なぜなら、100件訪問して、1件の契約が取れるとしたら非常に高確率だからです。100件の訪問は1日でできてしまいますので、1日に1軒の契約が取れる計算になってしまいます。

単純に考えれば、99%以上断られるのが当たり前とわかりますが、やる前にこう言われたら、「そんなの非効率だ!できるわけない」と言う人もいます。しかし、ネット広告であろうと99%以上断られているようなものなのです。100人に広告を出して、1人契約が出るなんてことは、あり得ないのです。

まずは、この数字についてしっかりと理解することが重要です。結果が出ない日が1週間、1ヶ月と続くと、やる気がなくなってきてしまうからです。しかし、単純に考えた数値以上の成果が出ているのでしょうか?400件の訪問しかしていないのに、契約が取れるでしょうか?400件の訪問は3,4日間でできます。そんな確率で契約があれば、今頃億万長者になっているでしょう。

飛び込み営業において、数字を見ることは非常に重要であるため、新人ほど数字に注意して営業活動を行いましょう。

2.最初の10秒が大事

飛び込み営業では、最初の10秒で、お客様が話を聞いてくれるかが決まります。
・怪しい人物でないと印象付ける
・営業の話は後回し
・お客様が話してくれる態勢にする

まず、突然の訪問者にお客様は警戒します。怪しい人物ではないと印象付ける必要があるため、明るく清潔感のある挨拶をしましょう。元気がなく、恐る恐る声をかけている営業は、怪しいと感じます。突然の訪問を失礼と考えて、「本当にすみません。。」とあまりにへりくだっている営業がいますが、逆効果と言えるでしょう。

初訪では、営業の話は後回しにした方が良いでしょう。なぜなら、今すぐ住宅を買おうと思っているお客様は非常に少ないからです。キャンペーンやお得情報を伝えてもほとんど意味がありません。お客様が住宅についてどのように考えているのかについて、聞けるようにアプローチしてみましょう。

営業ではなく、お客様が話してくれる状況にすれば、営業として一歩成長します。実は最初の30~60秒ほど、営業が話し、そのあとはお客様が話していて、あっという間に契約になるということもトップ営業マンにはあります。

3.1回目の訪問では決まらない

新人営業は、1回目の訪問で契約が取れるくらいの見込みになると考えている方がいます。しかし、実際は何回も定期的に訪問していき、初めて契約が取れるということがほとんどです。何回も訪問できる関係を築くことを意識してみましょう。

最初に怪しい人であると思われてしまったり、ガツガツとした営業で嫌われてしまったり、逆効果であることに気づきましょう。

4.主権者に会う

平日訪問をしていると、ほとんど奥様に会います。しかし、住宅購入はご夫婦で決めるため、主権者であるご主人もしくは奥様、お二人にお会いする必要があります。

主権者に会わなければ話が進まないため、訪問する時間を変えたり、アポをお二人に取ることをしましょう。

5.断られた方にも再訪する

新人営業は、断られた家に再訪しません。しかし、トップ営業ほど、再訪を行います。断られても、住宅を買う可能性があるからです。絶対に住宅を買わないという方であれば、訪問する必要はないですが、1年後に買いたいなど考えている方もいます。

1度断られても、どのように断られたのかを覚えておき、適切なタイミングで再度営業に伺ってみましょう。

関連するキーワード


住宅 営業

関連する投稿


【空き家問題】リスクと活用方法とは?

【空き家問題】リスクと活用方法とは?

現在、住宅業界の課題となっていることのひとつに「空き家問題」があります。 「空き家問題」は、少子高齢化による人口減少の影響から今後もさらに深刻化することが予想されています。 また、空き家を放置することは、周辺環境の悪化などさまざまなリスクがあるため、なんらかの対策が必要です。 このような背景から空き家対策として法的な整備も進んでおり、場合によっては所有者に処分や罰則が科されるケースがあることは注意が必要となります。 しかし、空き家の所有者は、放置することのリスクに対し、どのような対応をすればよいでのしょうか? そこで本記事では、空き家を放置するリスクとおもな活用方法について解説したいと思います。


住宅営業マンは嫌われる?いえ、あなたが嫌われているだけです

住宅営業マンは嫌われる?いえ、あなたが嫌われているだけです

住宅営業は、何千万円もするものを扱っているため施主様も非常に慎重になっています。そのせいで、施主様の感情を読み取ることができない営業マンが多いのも事実です。慎重になっているだけなのか、営業を警戒しているのか、それともあなたを嫌っているのか。営業は少し方法を間違えると嫌われる仕事です。反対に下手なことをしなければ、営業だから嫌われるというわけではないです。もし嫌われているのであれば、営業マンのあなたが原因です。原因についてそれぞれ解説していきます。


満足度アップ!住宅営業が持っておきたい資格6選

満足度アップ!住宅営業が持っておきたい資格6選

住宅営業は資格を持っている方がほとんどです。しかし、営業は資格がなくてもできる仕事なのになぜ資格を取得する必要があるのでしょうか?もちろん数千万円の契約のため、資格を持っていたらお客様は何となく安心であったり、知識も付くでしょう。ただ資格を取得して満足するのではなく、営業として意味のある使い方をしましょう!そのためにどの資格が役立つのか6つご紹介いたします。


注文住宅営業は施主の暮らし方を知るべし

注文住宅営業は施主の暮らし方を知るべし

注文住宅を購入しようとしている施主様は、今の暮らしに何かしらの不満を持ち、次の新しい住居に期待を抱いています。しかし、施主様はその不満やニーズをうまく営業や設計者に伝えることはなかなか難しいです。そこで、注文住宅営業は積極的に施主様の暮らし方を知るようにするべきです。ここまで信頼関係が築ければ、施主様も他社に行くことなく、気持ちよく住宅購入に踏み切ることができます。


【お金・土地・建物】住宅営業が知っておきたい知識3選

【お金・土地・建物】住宅営業が知っておきたい知識3選

住宅は何千万とするものであり、契約に際して様々な知識を必要とします。住宅は一生涯穏やかに過ごすために重要なものです。営業もお客様より知識がない状態で売ってしまうことは失礼ではないでしょうか?とはいっても、全ての情報を網羅することは非常に難しいです。それぞれの分野に専門家がいる世界です。そこで、住宅営業として最低限まずは知っておきたい知識について3つご紹介いたします。


最新の投稿


【空き家問題】リスクと活用方法とは?

【空き家問題】リスクと活用方法とは?

現在、住宅業界の課題となっていることのひとつに「空き家問題」があります。 「空き家問題」は、少子高齢化による人口減少の影響から今後もさらに深刻化することが予想されています。 また、空き家を放置することは、周辺環境の悪化などさまざまなリスクがあるため、なんらかの対策が必要です。 このような背景から空き家対策として法的な整備も進んでおり、場合によっては所有者に処分や罰則が科されるケースがあることは注意が必要となります。 しかし、空き家の所有者は、放置することのリスクに対し、どのような対応をすればよいでのしょうか? そこで本記事では、空き家を放置するリスクとおもな活用方法について解説したいと思います。


【現場監督がよく使う建設用語】斫り(はつり)とはなに?

【現場監督がよく使う建設用語】斫り(はつり)とはなに?

住宅の新築工事において実際に施工を行うのは専門業者です。 しかし、場合によっては現場監督が行うケースもあり、例えば、きわめて小規模な「斫り(はつり)作業」もそのひとつとなります。 「斫り」は、工事現場でよく使用されるワードですが、いったいどのような作業のことをいうのでしょうか? そこで本記事では、現場監督がよく使う建設用語「斫り」について、具体的にどのような作業なのか解説したいと思います。


住宅現場で4Sを実践しよう!整理・整頓・清掃・清潔

住宅現場で4Sを実践しよう!整理・整頓・清掃・清潔

4Sという言葉を聞いたことがありますか?住宅の工事現場だけなどではなく、他業界でも多く用いられている言葉です。職場環境を改善するための活動で、整理、整頓、清掃、清潔、(しつけ)のことを4Sもしくは5Sと言います。この記事では、住宅現場において、4Sを行うことでどのようなメリットがあるのかについて、そもそも4Sとはどのようなことをすれば良いかからご紹介いたします。


住宅設計士必見!設計を体感できる日本住宅3選と現代住宅

住宅設計士必見!設計を体感できる日本住宅3選と現代住宅

良い住宅を建てるために多くの住宅設計事例を知ることが大切であることは言うまでもないかと思います。しかし、いくら写真や設計図などを見ていても、実際に体感するに越したことはありません。この記事では設計そのものを体感できる住宅についてご紹介いたします。


【暑中コンクリート】施工管理が注意するべき夏のコンクリート打設

【暑中コンクリート】施工管理が注意するべき夏のコンクリート打設

住宅建築において、基礎のコンクリート打設は非常に重要な工事のひとつになります。 施工管理としても、建物の強さを左右するコンクリート打設は適切な施工が行われることをしっかりとチェックしなくてはなりません。 しかし、夏のコンクリート打設は通常とは異なる難しさがあります。 この気温の高い時期に施工するコンクリートを「暑中コンクリート」と呼び、施工管理者は施工に向けて対策を講じる必要があるなど、とくに注意が必要です。 そこで本記事では、施工管理者が注意するべき「暑中コンクリート」について、リスクと対策をご紹介したいと思います。


最近話題のキーワード

ハウジングインダストリーで話題のキーワード


新築工事 現場監督 施工管理 住宅 利益 営業 職人 資格 現場監理 働き方改革 知識