【強みを伝える】住宅営業が失敗する、自社商品の知ったつもり

【強みを伝える】住宅営業が失敗する、自社商品の知ったつもり

住宅営業は、他者と相見積もりなどで競合することが多いです。お客様は、メーカーや工務店などの様々な選択肢の中から1社を選びます。お客様の事前知識やイメージで1社に決めていることや、ほとんど決定している場合もありますが、営業の言葉だけでその決定が覆ることもあります。上司から、「他者に負けるな!」と言われつつも、どう営業をすれば良いのか、自社商品と他社商品の違いも知っているけど、それを活かせているかわからないという方もいらっしゃると思います。この記事では、住宅営業が自社商品をどのようにお客様にアピールすれば良いか、そのポイントについてご紹介いたします。


住宅営業は、自社商品を知り過ぎている!?

住宅営業は、自社商品をよく知っています。ハウスメーカーであれば、研修が豊富にあり、小さな工務店でも、自社商品について設計者と打ち合わせをしたりしながら、必ず知識が身に付きます。

自社商品を知り過ぎているあまりに、営業として結果が出ないという方も中にはいらっしゃいます。知識として多ければ多いほど、営業には効果的かと思われがちですが、実は知識があるからといって売れる営業マンになれるわけではありません。知識が全くなければ売れないのは、当然ですが、知識があることは、営業にとってスタートでしかありません。

知識があれば売れるのであれば、営業マンは必要なく、設計士や事務でも良く、設計士が忙しいから営業マンがいるという分業をしているわけでもありません。営業は、売れるから営業です。

商品知識は、お客様に響かなければ意味がない

知識は、お客様が買いたくなるようにアウトプットしなければ、営業として役に立ちません。例えば、どこの製品とも性能が同じものがあったとします。でも、通販サイトのページが見やすく、お客様が買いたくなる印象・文言があったら、他の製品よりもこの製品が売れます。

これが営業のやることです。ネット通販も営業も、お客様の購買意欲が高まるようにアプローチするという点では、全く同じです。営業は、アナログですが、資料や説明の仕方から、お客様の購買意欲を高める必要があります。

他社知識は知っているだけで良い

よく、他社製品のことをよく勉強して、自社の強みをアピールすると言われることもあります。しかし、お客様の前では、他社製品について説明する必要はあまりありません。

他社について、悪く言うことは印象も悪いですし、他社の説明をただしているという営業マンもいます。他社より自社が優れていると説明しようとしても、他社の営業は、それをよく魅せるように話します。このとき、他社営業の方が他社についてよく知っているため、あなたの他社の説明は逆効果になることがわかると思います。

他社との違いについて、お客様に聞かれた際だけ、営業は答えるようにしましょう。他社についても、しっかりと調べ、その特徴や建築知識があるということをお客様に示すだけで、お客様からの信頼は得られるものです。

自社商品の強みをブランディングする

では、自社商品についての知識を、どのようにしてお客様に購買意欲が湧くようにアウトプットしたら良いでしょうか?

自社商品を最高の商品であると、ブランディングして伝えることです。あなたの扱っている商品について、目の前のお客様が欲しいと思えるような営業トークをしましょう。そのとき他社商品などは、一切関係ありません。お客様にとって魅力的であるように説明するだけです。これだけで営業は成り立ちます。

お客様の思考を読む

お客様の購買意欲を高めるような営業トークとは、一体どのようなものでしょうか?もちろん営業のキラートークといった、これを言ったら成約するというものがあれば便利ですが、それよりも大事なのは、お客様の思考を読むということです。

「お客様の思考を読む」について、まずは悪い営業トークの作り方からご紹介いたします。悪い営業トークは、自社商品の強みを論理的に、専門用語をわかりやすく、お客様にその強みの内容がすんなりと理解できるように組み立てます。
一見、悪いトークに見えませんが、これはただのプレゼンテーションです。大人数の前で自社について説明する方法です。これを営業でもやってしまっている方は、売れていないのではないでしょうか?

良い営業トークは、お客様の思考から組み立てます。例えば、自社商品の構造耐久性について説明した際に、お客様は「実際に住んでいて、どのような影響が自分にあるのだろう。よくわからないけど、きっと長持ちするということなんだろう」と漠然に思考しています。
ここで営業は、「震度5弱では、通常の住宅は食器棚から皿が落ちることもありますが、この住宅は震度5強でも食器棚から皿が落ちません。耐久性は、外装の劣化を修繕すれば、100年は構造として持つため、築35建て替えたりする必要がありません。長期的にも、資産として費用は抑えつつ、安心して長く住むことができるので、生活していく上で心に余裕ができます。」

などのように説明することで、お客様は深く納得して、実際に住宅を購入して済んでいくイメージがつきます。これが購買意欲を高めるということです。

以上のように、営業の知ったつもりを改善し、お客様の購買意欲を高めるトークをしていきましょう。




※この記事はリバイバル記事です。

関連するキーワード


住宅 営業

関連する投稿


【営業が変わる!4ステップ】お客様が住宅契約を決める理由

【営業が変わる!4ステップ】お客様が住宅契約を決める理由

営業にとって、お客様の住宅契約を決める理由がわかれば苦労することはありません。しかし、お客様が契約する理由を見つけることは不可能です。なぜなら、お客様も「これがあったら契約する」というものを明確に決めている方はいないからです。これを勘違いしている営業もいるのではないでしょうか?そのため、お客様が住宅契約を決める理由をヒアリングすることが、営業の仕事だと思い込んでしまっている方もいらっしゃいます。この記事では、営業の考え方がガラッと変わるかも知れない、お客様が住宅契約を決める理由をご紹介いたします。


【難しくない!】1つだけ守れば良い。現場監督のコミュニケーション

【難しくない!】1つだけ守れば良い。現場監督のコミュニケーション

現場監督は、よくコミュニケーション能力が必要で、発注者(もしくは施工会社)とお客様、職人と板挟みになってしまう、と聞きます。現場監督は、工事現場の一種の連絡ツールです。そのため、この連絡ツールとなっている現場監督がうまくコミュニケーションを取れないと、予期せぬトラブルに発展することもあります。しかし、いわゆる「話がうまい」「誰とでも仲良くなれる」といったようなコミュニケーションスキルは必ずしも必要ではありません。この記事では、1つだけ守れば、現場監督としてのコミュニケーションが上手くいく方法をご紹介いたします。


働き方改革!施工管理者の残業を減らそう

働き方改革!施工管理者の残業を減らそう

働き方改革が進んでいますが、施工管理の慢性的な長時間労働は、まだ改善の余地があります。会社によっては、全く変わらない状況のところもあります。長時間労働は、労働者を疲弊させるだけでなく、業界としても人手をすり減らしていくことは、長期的にデメリットしかありません。ではなぜ、施工管理は残業時間が多くなってしまうのでしょうか?業務を効率化させる方法は、何か、なぜ浸透していないのかについてご紹介いたします。


外構の基本|種類・役割や注意点

外構の基本|種類・役割や注意点

戸建て住宅において、施主様が気にしていないことも多い外構ですが、住宅環境を考える上では非常に重要な要素です。外構について工務店などの施工会社が、その予算や、必要性について認識していなければ、お客様が住んでから困ってしまいます。この記事では、外構の基本的な知識から、その役割、特に注意しなければならない境界などについてご紹介いたします。外構工事だけでも数百万円とかかることもあるため、設計時には最初に伝えておくべきことでもあります。


入居後のクレームを減らす!新築住宅設計時のポイント

入居後のクレームを減らす!新築住宅設計時のポイント

ハウスメーカー、工務店の営業などは、引き渡し後にお客様からクレームがあったという方は多いのではないでしょうか?クレームとは言わなくても、お客様の認識が、イメージしていたものと異なっており、不満が残ってしまうということもよくあります。こういったトラブルの中でも、汚れや、メンテナンスが必要だと思わなかったという不満が多いです。新築時には、メンテナンスのことをあまり営業も話したがらないです。そして、営業も建築士も、メンテナンスのことはほとんど知らないということもあります。この記事では、入居後のクレームを減らすために知っておくべき、住宅設計時のポイントについてご紹介いたします。


最新の投稿


【営業が変わる!4ステップ】お客様が住宅契約を決める理由

【営業が変わる!4ステップ】お客様が住宅契約を決める理由

営業にとって、お客様の住宅契約を決める理由がわかれば苦労することはありません。しかし、お客様が契約する理由を見つけることは不可能です。なぜなら、お客様も「これがあったら契約する」というものを明確に決めている方はいないからです。これを勘違いしている営業もいるのではないでしょうか?そのため、お客様が住宅契約を決める理由をヒアリングすることが、営業の仕事だと思い込んでしまっている方もいらっしゃいます。この記事では、営業の考え方がガラッと変わるかも知れない、お客様が住宅契約を決める理由をご紹介いたします。


工事現場写真の撮り方・整理方法・カメラの選び方

工事現場写真の撮り方・整理方法・カメラの選び方

現場監督だけでなく、ときには営業も現場写真を撮ることがあります。現場写真は、工事現場の確認にとって一番重要です。たとえ目視で問題がないことを確認しても、それを他の人に証明しなければいけません。公共工事でも全ての工事には、写真撮影での記録の保持が求められます。しかし、写真の撮り方というものをしっかりと学ばずに、写真を撮ってしまっている方もいます。写真を撮ることが仕事となっている以上、写真の撮り方を学ぶことは必要で、実は注意しなければいけないポイントもあります。この記事では、現場写真の撮り方・整理方法・カメラの選び方までご紹介いたします。


現場監督の仕事のコツ|打ち合わせ記録

現場監督の仕事のコツ|打ち合わせ記録

現場監督は、毎日、様々な部署や取引先、職人、発注者などと打ち合わせを行います。その際に、お互いに何を確認したのか、決定事項は何かなどを共有する必要があります。電話やメールでやりとりを行っていたとしても、お互いの認識が異なっていることもよくありますし、時間が経てば忘れてしまうものです。相手も多くの連絡を行っており、情報がごちゃごちゃになってしまっていたなんていうこともあります。現場監督は、打ち合わせの記録を的確に行うことで、業務効率を上げ、予期せぬミスを防ぐこともできます。この記事では、実務に役立つ打ち合わせ記録の仕方をご紹介いたします。


現場監督は、資格を取っても勉強を怠らないこと

現場監督は、資格を取っても勉強を怠らないこと

現場監督は、施工管理技士の資格を取るために勉強をするのが一般的です。しかし、資格をとってからも建築知識の更新を行うために、勉強を怠らないことが大切です。資格を取ったからと言って、全ての知識が入っているわけではないことと、全ての現場で対応できる知識というのは、完璧には身に付いていないためです。そうは言っても、勉強することが苦になっては続かないので、適度に楽しみながら勉強してみましょう。


【難しくない!】1つだけ守れば良い。現場監督のコミュニケーション

【難しくない!】1つだけ守れば良い。現場監督のコミュニケーション

現場監督は、よくコミュニケーション能力が必要で、発注者(もしくは施工会社)とお客様、職人と板挟みになってしまう、と聞きます。現場監督は、工事現場の一種の連絡ツールです。そのため、この連絡ツールとなっている現場監督がうまくコミュニケーションを取れないと、予期せぬトラブルに発展することもあります。しかし、いわゆる「話がうまい」「誰とでも仲良くなれる」といったようなコミュニケーションスキルは必ずしも必要ではありません。この記事では、1つだけ守れば、現場監督としてのコミュニケーションが上手くいく方法をご紹介いたします。


最近話題のキーワード

ハウジングインダストリーで話題のキーワード


新築工事 現場監督 施工管理 住宅 営業 利益 職人 資格 転職