お客様に好かれる住宅営業4つのポイント

お客様に好かれる住宅営業4つのポイント

住宅営業は、お客様に好かれなければ中々成績が上がりません。住宅は大きな金額の買い物であるだけではなく、一生に一度の買い物と言われています。たとえ、住宅メーカーの絶対的な信頼があっても、営業が不誠実な対応や、お客様の満足度を高めることができなければ、契約にならず、工事が始まって引渡しの段階でクレームになることもあります。お客様に好かれるというのは、何でも言うことを聞くことではなく、信頼されるという意味です。住宅営業のプロとして、誠実に対応し、お客様に満足してもらう買い物をしてもらうことが重要です。


信頼を勝ち取る4つのポイント

住宅営業は、お客様に住宅を販売するという目的を持っています。しかし、販売しようという意気込みだけあっても、お客様は困惑してしまいます。何千万もする住宅を「今ならお得ですよ。今買えばこれもセットにします。賃貸よりも購入した方が将来お得ですよ。」など、ただ買って欲しいと言っても、売れません。

「こんなことはわかっているよ!」という声が聞こえてきそうですが、実は、こうなってしまっている営業は結構多いです。自社の説明を丁寧に行い、どれだけ素晴らしい商品かを伝えることをしたのち、「時期としては、いつ頃をお考えですか?今年中の方がお得ですよ。」と、契約を迫るようなトークしかしない営業です。これでもお客様によっては、契約してくれます。ただ、ハッキリ言うと、このような優しいお客様は、どの営業からも買ってくれます(会社の信頼度が高いため)。この方法に甘えていると、トップ営業にはなれないでしょう。

住宅営業として、お客様から紹介も多くなる営業に必須の基本的なポイントを4つまとめました。
1.身だしなみは、自分の周りも徹底
2.あいさつは、レベルの高いものを
3.電話・メール対応は、内容をまとめる
4.聞き方・話し方(意図をつかむ)

それでは、1つずつご紹介いたします。

1.身だしなみは、自分の周りも徹底

営業は、身だしなみを徹底しろ、第一印象を良くしろと言われると思います。男性も女性も、髪型やスーツの仕立て、シャツ、腕時計、靴、靴下など様々なところに気を遣います。しかし、これが営業のこだわりになってしまし、重要なことに気づいていない営業マンもいます。

身だしなみで一番大事なのは、清潔感です。お客様は、清潔感を見ていますので、あなたがどこのブランドのスーツを着ていようが、腕時計をつけていようが、靴磨きをしているかどうかというのは関係ありません。パッと見た印象に、清潔感があると思われれば、基本的にはそれで十分です。

また、自分の身だしなみに気を使うばかりで、周りの環境に気を配れていない方もいます。身だしなみは、清潔感が一番重要なので、周りの環境にも清潔感があるかを注意してチェックしましょう。

例えば、営業が身だしなみに気をつけていても、受付の身だしなみに清潔感が足りていなければ、お客様はそれを読み取ります。また、清潔感のある格好なのに、床に髪の毛や埃が落ちてしまっていれば、その空間に清潔感がなくなってしまいます。お客様が来店した際には、掃除の徹底をしましょう。ゴミを見つけてから掃除するのではなく、ゴミがない状態を維持するように掃除をしましょう。

2.あいさつは、レベルの高いものを

あいさつは、印象をよくするために簡単な方法です。明るくお客様が心地よいと思えるような挨拶をしましょう。ただあいさつをすれば良いと考えてしまっている営業もたまにいます。あいさつにも、レベルがあります。例えば、何人もの挨拶を比べた際に、「この人の挨拶の方が良いな」「この人の挨拶は素敵だな」と思ったことはないでしょうか?挨拶は、簡単ですが、質が高くなければ効果的ではありません。営業は、このような細かいところにまで気を配りましょう。

3.電話・メール対応は、内容をまとめる

電話やメールをお客様とする際に、失礼の内容に行うことは当然ですが、その内容をまとめている方は少ないのではないでしょうか?打ち合わせ回数が多くなってくると、お客様もどのように考えて、どのような決定に至ったのか、わからなくなってしまうこともあります。

そこで、営業が日付と決定事項などをまとめておくことで、お客様と営業で相違も無くなり、打ち合わせがスムーズになります。また、営業としても、お客様がどのように考えているかの思考が読みやすくなり、より良い提案ができるようになるので、成約までのスピードも速くなるのでおすすめです。

4.聞き方・話し方(意図をつかむ)

いわゆるコミュニケーション能力と言われますが、トップ営業のようにすぐコツを掴むことは難しいです。相手がどのように考えているかを把握しながら、お客様の話を聞き、それに対してどのような回答が欲しいのかを推測しながら話します。

新人営業は、お客様の言葉をそのまま丁寧に聞き、それに対して丁寧な話し方をしようを心がけますが、営業の本質は違います。お客様の考えを把握することに努め、それに対して的確な回答もしくはプラスの提案をすることが営業には求められます。

常に相手が「質問をしてみて良かった。他のことも聞いてみたい。ただの雑談だけど、話してみたら住宅設計のプラスになった」と思うような、聞き方・話し方を心がけてみましょう。




※この記事はリバイバル記事です。

関連するキーワード


住宅 営業

関連する投稿


住宅展示場での接客4つのポイント

住宅展示場での接客4つのポイント

住宅営業の方は、住宅展示場で接客をすることもありますが、なかなか展示場での接客が上手くいかないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?住宅展示場は、住宅設計を依頼しようと考えているお客様もいらっしゃいますが、まだ購入を決めかねているという見込みの薄い方もいらっしゃいます。また、お客様とコミュニケーションが取れていない状態から、展示場の説明をしてしまうと、なかなか営業とお客様で意思疎通ができないこともあります。この記事では、住宅展示場での接客について4つのポイントにまとめてご紹介いたします。


工事請負契約書とは?住宅営業は全て理解しよう!

工事請負契約書とは?住宅営業は全て理解しよう!

工事請負契約書は、住宅営業にとって、成績を左右する一番大事な書類です。お客様の前で新人営業マンは、よくわからずに上司と一緒にお客様に書いてもらうこともあるのではないでしょうか。工事請負契約書は、お客様との取引の上で一番大事な書類です。それにもかかわらず、実は内容を全て理解していないという営業マンも、もしかしたらいるのではないでしょうか?この記事では、工事請負契約書というものが、どのようなものかをわかりやすくご紹介いたします。


【強みを伝える】住宅営業が失敗する、自社商品の知ったつもり

【強みを伝える】住宅営業が失敗する、自社商品の知ったつもり

住宅営業は、他者と相見積もりなどで競合することが多いです。お客様は、メーカーや工務店などの様々な選択肢の中から1社を選びます。お客様の事前知識やイメージで1社に決めていることや、ほとんど決定している場合もありますが、営業の言葉だけでその決定が覆ることもあります。上司から、「他者に負けるな!」と言われつつも、どう営業をすれば良いのか、自社商品と他社商品の違いも知っているけど、それを活かせているかわからないという方もいらっしゃると思います。この記事では、住宅営業が自社商品をどのようにお客様にアピールすれば良いか、そのポイントについてご紹介いたします。


【住宅事務必見!】ビジネス書類の作り方|ポイント解説

【住宅事務必見!】ビジネス書類の作り方|ポイント解説

事務の仕事で、文書作成で頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?文書を手紙などで書くこと習慣もなくなってきて、ましてやビジネス用になると何を書けば良いのか、言葉遣いや、書いてはいけない文言はないかなど、気にし出すと手が付けられないとなってしまった経験もあるのではないでしょうか。この記事では、ビジネス書類の作り方のポイントをわかりやすく簡単にご紹介いたします。


【PC初心者】住宅事務の基礎スキルまとめ

【PC初心者】住宅事務の基礎スキルまとめ

住宅事務に転職しようと考えている方は、事務職としてどのようなスキルが必要かについて悩まれる方もいるかと思います。しかし特別なスキルを必要としている企業は少ないです。住宅事務に必要なスキルは、初歩的なPCスキルで十分です。住宅関係の専門知識や、住宅業界特有の仕事内容などは、働いてから簡単に身につくからです。ただし、PCスキルが全くない状態だと、仕事そのものが進まず、仕事とは関係ないPCの操作方法から教えなくてはいけません。せっかく人を雇ったのに、PC教室のような役割を会社がするわけにはいかないのです。この記事では、どの程度のPCスキルが一般的に必要とされているのかについてご紹介いたします。


最新の投稿


お客様に好かれる住宅営業4つのポイント

お客様に好かれる住宅営業4つのポイント

住宅営業は、お客様に好かれなければ中々成績が上がりません。住宅は大きな金額の買い物であるだけではなく、一生に一度の買い物と言われています。たとえ、住宅メーカーの絶対的な信頼があっても、営業が不誠実な対応や、お客様の満足度を高めることができなければ、契約にならず、工事が始まって引渡しの段階でクレームになることもあります。お客様に好かれるというのは、何でも言うことを聞くことではなく、信頼されるという意味です。住宅営業のプロとして、誠実に対応し、お客様に満足してもらう買い物をしてもらうことが重要です。


住宅展示場での接客4つのポイント

住宅展示場での接客4つのポイント

住宅営業の方は、住宅展示場で接客をすることもありますが、なかなか展示場での接客が上手くいかないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?住宅展示場は、住宅設計を依頼しようと考えているお客様もいらっしゃいますが、まだ購入を決めかねているという見込みの薄い方もいらっしゃいます。また、お客様とコミュニケーションが取れていない状態から、展示場の説明をしてしまうと、なかなか営業とお客様で意思疎通ができないこともあります。この記事では、住宅展示場での接客について4つのポイントにまとめてご紹介いたします。


工事請負契約書とは?住宅営業は全て理解しよう!

工事請負契約書とは?住宅営業は全て理解しよう!

工事請負契約書は、住宅営業にとって、成績を左右する一番大事な書類です。お客様の前で新人営業マンは、よくわからずに上司と一緒にお客様に書いてもらうこともあるのではないでしょうか。工事請負契約書は、お客様との取引の上で一番大事な書類です。それにもかかわらず、実は内容を全て理解していないという営業マンも、もしかしたらいるのではないでしょうか?この記事では、工事請負契約書というものが、どのようなものかをわかりやすくご紹介いたします。


【強みを伝える】住宅営業が失敗する、自社商品の知ったつもり

【強みを伝える】住宅営業が失敗する、自社商品の知ったつもり

住宅営業は、他者と相見積もりなどで競合することが多いです。お客様は、メーカーや工務店などの様々な選択肢の中から1社を選びます。お客様の事前知識やイメージで1社に決めていることや、ほとんど決定している場合もありますが、営業の言葉だけでその決定が覆ることもあります。上司から、「他者に負けるな!」と言われつつも、どう営業をすれば良いのか、自社商品と他社商品の違いも知っているけど、それを活かせているかわからないという方もいらっしゃると思います。この記事では、住宅営業が自社商品をどのようにお客様にアピールすれば良いか、そのポイントについてご紹介いたします。


【施工管理なら知っておきたい】工事現場に仮囲いをする目的とは?

【施工管理なら知っておきたい】工事現場に仮囲いをする目的とは?

住宅の新築工事は、周囲に「仮囲い(かりがこい)」と呼ばれるフェンスを設置して行うことが一般的です。 「仮囲い」は、工事を進めるうえで重要な目的があり、とくに施工管理者は万全な計画を立てて確実に設置する必要があります。 では工事期間中に設置する「仮囲い」の重要な目的とはどのようなことでしょうか? また必ず設置しなくてはならないものなのでしょうか? そこで本記事では、施工管理者が知っておきたい工事現場に設置する「仮囲い」の目的について、詳しく解説したいと思います。


最近話題のキーワード

ハウジングインダストリーで話題のキーワード


新築工事 現場監督 施工管理 住宅 営業 利益 知識 職人 仕事 働き方 転職