施工管理技士が食いっぱぐれない5つの理由

施工管理技士が食いっぱぐれない5つの理由

施工管理の仕事をするうえで、ぜひ取得したい資格といえば「施工管理技士」になるでしょう。 というのも「施工管理技士」資格を取得することで、将来に渡って食いっぱぐれない可能性はきわめて高いといえるためです。 そこで本記事では「施工管理技士」資格を取得すると食いっぱぐれない理由を5つご紹介したいと思います。


施工管理の仕事をするうえで、ぜひ取得したい資格といえば「施工管理技士」になるでしょう。
というのも「施工管理技士」資格を取得することで、将来に渡って食いっぱぐれない可能性はきわめて高いといえるためです。

そこで本記事では「施工管理技士」資格を取得すると食いっぱぐれない理由を5つご紹介したいと思います。

施工管理技士が食いっぱぐれない5つの理由

施工管理の仕事において、施工管理技士の資格を取得すると食いっぱぐれることなく安定した収入を得られる可能性はきわめて高いといえます。
その理由は、以下の通り大きく5つあります。

  • 無くなることのない仕事
  • 人手が不足している
  • 収入がアップする
  • 転職に有利
  • 手に職がつく

無くなることのない仕事

建設の仕事は、建ててしまえばそれで終わりというわけではなく、老朽化にともなうメンテナンスや建て替えが発生します。
たとえ新築需要が落ち込んだとしても、リフォームやメンテナンスをしないと建物の機能を維持することは難しいため、相対的にこれらの需要が増加します。

また施工管理の仕事は専門性が高く、誰にでもできるというものではありません。
よって、建物が存在する以上無くなることのない仕事であり、同時に施工管理の仕事も需要が尽きることはないのです。

人手が不足している

現在、建設業界は慢性的な人手不足が大きな課題となっています。
また、建設就業者の3割が55歳以上になっているなど高齢化が著しく進行していることから、若い人材の確保が急務となっている点も深刻な問題です。

ところが、若年層の建設就業者は増えておらず、この傾向が続くようなら人手不足はますます深刻化していくことが予想されます。
当然ながら施工管理者も不足しており、とくに施工管理技士の有資格者は非常に価値が高まっている状態です。

このような背景から、施工管理技術検定の受験資格が緩和されており、多くの人に受験の機会が与えられるようになりました。
また施工管理技士資格に加え、施工管理技士を補佐する新しい資格の「技士補」が新設されています。
以上の措置により、若年層を始め、幅広い人に活躍のチャンスが広がっているのです。

なお、「技士補」に関する詳しい内容は「施工管理技士を補佐する新しい資格「技士補」とは?いつから始まる?」の記事を参考にしてください。

収入がアップする

各工事現場には一定以上の施工技術水準を管理するための技術者を配置しなくてはならないことが法律によって定められています。
その技術者になるための条件のひとつが、施工管理技士資格を有していることです。

つまり、技術者になれる人材である施工管理技士の存在は、会社としても意義が大きく、有資格者というだけで待遇の向上が期待できます。
資格手当が支給されたり、より責任の大きな仕事を任せられることで昇進や昇給があったりなど、収入アップのきっかけになることも多いでしょう。

転職に有利

施工管理技士の存在は会社にとって有利になることが多いため、有資格者の転職は非常に有利です。
資格を有しているというだけでも価値が高く、場合によっては転職前よりも収入アップが見込めるケースも少なくありません。

施工管理技士の資格を取得するには、一定の実務経験が必要になります。
つまり、有資格者は一定以上の経験の蓄積があるという意味でも評価されるわけです。
施工管理の仕事で転職をするなら、まずは必要な実務経験を積み施工管理技士資格を取得してからのほうが有利に働くことも多いでしょう。

手に職がつく

施工管理の仕事は、きわめて専門性が高く経験を積み重ねることで一生もののスキルとなります。
とくに施工管理技士資格を取得できると、さらに活躍の場が広がり経験値も高まります。
手に職をつけたい人にとって施工管理の仕事はうってつけであり、施工管理技士資格を得ることでキャリアの確立を図ることも可能になるでしょう。

まとめ

施工管理技士資格の取得には、必要な実務経験を満たし、そして試験に合格しなくてはならないため簡単に実現できることではありません。
しかし、2020年の建築業法改正にともない施工管理技士の技術検定制度で見直しが行われ、受験資格が緩和された新制度がスタートしています。

このことにより多くの人が受験できるようになるなど、取得のハードルも下がっています。
将来、食いっぱぐれないためにも、この機会に施工管理技士資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。




※この記事はリバイバル記事です。

関連するキーワード


施工管理 現場監督 資格

関連する投稿


【忘れっぽい人必見】住宅の現場監督はメモを仕事にしろ

【忘れっぽい人必見】住宅の現場監督はメモを仕事にしろ

現場監督をしていて、新人は特に忘れっぽい人がいます。このような方は、意外に多いです。仕事ができない人というわけではなく、現場監督になるとそのようなことが起こります。理由は、住宅の現場監督は、タスクが以上な量になってしまうからです。細かい伝達内容などが発生し、それをその場で対処したり、数時間後に対処したり、場合によっては別日に対応するなど、非常に複雑になります。1つ1つのタスクは非常に簡単ですが、10個など多くなってくると、全てを覚えておくことは不可能に近いです。この記事では、住宅現場監督が、タスクに埋もれずに、効率的に業務を遂行できる方法としてメモをご紹介いたします。


朝礼は必要ない!?建設工事における目的・確認事項

朝礼は必要ない!?建設工事における目的・確認事項

毎日工事現場では、朝礼が行われます。一般企業でも朝礼を実施している会社はありますが、朝礼は朝の始まりの慣例で、特になくても問題ないのでは?と考えている方も多いかもしれません。しかし、工事現場において朝礼は非常に重要なものです。安全管理や工事内容を再度確認することで、その日1日を問題なく進行させることができます。この記事では、朝礼の目的や内容についてご紹介いたします。


【建設業で有利】宅地建物取引士の資格とは?

【建設業で有利】宅地建物取引士の資格とは?

宅地建物取引士は、不動産取引の専門家として欠かせない国家資格で、略称として「宅建士」とも呼ばれます。 この宅地建物取引士は、不動産業界に携わる人にとって必須ともいえる資格ですが、建設業界でも活かせるとして注目されています。 では宅地建物取引士資格は、建設業界でどのように役立つのでしょうか? そこで本記事では、そもそも宅地建物取引士とはどのような資格なのか、また建設業界で働く人が取得することによりどのように役立つのかその理由について解説したいと思います。


【コンクリート技士・診断士】仕事内容や資格試験などを解説

【コンクリート技士・診断士】仕事内容や資格試験などを解説

建物をつくるうえで欠かせない材料のひとつにコンクリートがあります。 コンクリートは、建物の強度を左右する重要な役割を担うため、十分な品質を確保しなくてはなりません。 そのため、コンクリートを取り扱う業務では、高度な専門知識を有する人の存在が求められることが多くなっています。 建設関連の資格は非常に多くありますが、なかでも「コンクリート技士」および「コンクリート診断士」は、コンクリートのスペシャリストとして活躍できる注目の資格です。 そこで本記事では、「コンクリート技士・診断士」の資格を取得することで行える仕事内容や、資格試験の概要についてご紹介したいと思います。


【簡単わかりやすい】戸建て住宅工事の検査まとめ

【簡単わかりやすい】戸建て住宅工事の検査まとめ

戸建住宅工事では、様々な検査が行われています。住宅は非常に高価な商品であり、不具合があったときに容易に交換ができないことや、欠陥により人の命に関わることもあるため、法令遵守の求められている基準が厳しいです。義務として行わなければならない基本的検査、義務ではないがより安心した検査となる任意的検査があります。これらについてわかりやすく簡単にご紹介いたします。


最新の投稿


【忘れっぽい人必見】住宅の現場監督はメモを仕事にしろ

【忘れっぽい人必見】住宅の現場監督はメモを仕事にしろ

現場監督をしていて、新人は特に忘れっぽい人がいます。このような方は、意外に多いです。仕事ができない人というわけではなく、現場監督になるとそのようなことが起こります。理由は、住宅の現場監督は、タスクが以上な量になってしまうからです。細かい伝達内容などが発生し、それをその場で対処したり、数時間後に対処したり、場合によっては別日に対応するなど、非常に複雑になります。1つ1つのタスクは非常に簡単ですが、10個など多くなってくると、全てを覚えておくことは不可能に近いです。この記事では、住宅現場監督が、タスクに埋もれずに、効率的に業務を遂行できる方法としてメモをご紹介いたします。


住宅設計士は、技術を学んで、そして盗め!

住宅設計士は、技術を学んで、そして盗め!

住宅設計士は、建築士の資格を持っていることがほとんどです。しかし、資格を持っていれば完璧にデザインからディテールにこだわった施工まで、問題ない設計ができるかというとそうではありません。住宅設計士として、学ぶべきことは多く、自分1人で仕事を完結できるようになることはなかなか一筋縄ではいきません。技術を学び、盗むことが住宅設計士として一人前になるために必要なことです。この記事では、住宅設計士が何を学び、技術をどのように身につけていけば良いかご紹介いたいします。


住宅設計士の仕事術|電話・メールの使い分け

住宅設計士の仕事術|電話・メールの使い分け

住宅設計士は、デザインをする上で、メールに設計図や写真を添付したり、細かい内容は電話をしたりとどちらも使う必要が出てきます。メールだけであれば簡単ですが、電話もしなければいけない状況が多くあります。それらについてどのような情報はメールで、何を電話にしなければいけないのか、判断がつきづらい事項も出てきます。この記事では、仕事をスムーズに進めるためにどのようにすべきかお勧めの方法をご紹介いたします。


住宅設計士の報連相|なぜか上司に伝わらない

住宅設計士の報連相|なぜか上司に伝わらない

住宅設計士として新米の頃、報連相がうまくできていないと注意されたことがある方がほとんどではないでしょうか?住宅設計士にかかわらず、社会人として求められるスキルですが、実は報連相というものは難しいです。業務の全体の流れを把握し、どこが仕事の重要ポイントで、どこをミスしてはいけないのか、どこを確認すれば効率的なのか。これらについて、新人の頃は何も分からないため、ほとんど仕事になりません。この記事では、そんな新人住宅設計士がどのように報連相を行えば良いかを簡単にご説明いたします。


【働き方指南】新人住宅設計士は独立を目指して働こう!

【働き方指南】新人住宅設計士は独立を目指して働こう!

新人住宅設計士は、全く設計の仕事ができないと言っても過言ではありません。設計自体は先輩社員が基本的には行い、新人はそれの補佐から始まります。もっと設計に関わりたい!もっと案を出したい!と思っても、ほとんどできない状況が続くでしょう。小規模の設計事務所では、新人は電話対応やお客様対応などに時間を割かなければなりません。そこで、違う会社に転職しようとしたり、先輩の文句を言う前に、まずは自分が独立したときに困らない知識や経験を最低限つけてみましょう!


最近話題のキーワード

ハウジングインダストリーで話題のキーワード


新築工事 現場監督 施工管理 住宅 利益 営業 職人 台風 現場監理 働き方改革 資格