【年収1000万超え!?】住宅販売営業の年収は、基本給で約400万、歩合を入れると1000万超えも可能

【年収1000万超え!?】住宅販売営業の年収は、基本給で約400万、歩合を入れると1000万超えも可能

 住宅販売は、住宅単価が3000万など比較的単価が高い商品を扱います。そのため、営業歩合も1件の売上に対しての金額が大きくなります。営業であれば、売上に対して歩合が多く欲しいのは当然ですよね。  営業職の中でも住宅販売営業を考えている方に向けて、実際の歩合や年収はいくらくらいになるのか参考になればと思います。


住宅販売は、住宅単価が3000万など比較的単価が高い商品を扱います。そのため、営業歩合も1件の売上に対しての金額が大きくなります。営業であれば、売上に対して歩合が多く欲しいのは当然ですよね。
 営業職の中でも住宅販売営業を考えている方に向けて、実際の歩合や年収はいくらくらいになるのか参考になればと思います。

住宅販売営業の種類は、分譲住宅、注文住宅等がある

住宅販売といっても、企業によって扱う住宅の種類も変わってきます。分譲住宅を販売するのか、注文住宅を販売するのかで実際の業務やアプローチ方法が違うのは当然ですよね。

営業では、お客様との提案の仕方、必要な知識なども変わってきます。実際にそれぞれの営業はどのようにアプローチしていくのかご説明します。

分譲住宅販売の営業方法

 テレアポや、ネットでの反響営業が主になりますが、実際にお客様に営業をかけるときは、どのようなアプローチになるのでしょうか。

 注文住宅とは異なり、出来ている商品を販売します。そのため、お客様のニーズに沿った住宅をご提案するのはもちろんです。しかし、ここで難しいのが、お客様のニーズに完璧に沿った住宅はほぼ存在しないということです。

 そこで営業が提案できる事は、お客様が考えていなかった(知らなかった)隠れたニーズを見つけ、そこを欲しいと思ってもらう事です。商品を扱う営業なら全てに共通しますが、分譲住宅販売では金額が大きいため、お客様の心を動かすために、入居するにあたりどのようなメリットがお客様にあるのか詳しく把握している必要があります。

注文住宅の営業方法

 住宅展示場など、反響営業が主になります。お客様はどこのメーカー、工務店に頼むのかを検討している段階です。まずは、自社の特徴等、お客様のニーズに沿っているかをプレゼンすることになります。

 そこから設計図や実際の建築費用をご提案しご契約となります。この際、お客様にとって住み良い家を一緒に考えていく上で、どのような設計がどのような住みやすさを実現するのかパターンを知っておくことが重要です。お客様の本当に住み良い家を実現してくれそうだと思わせる営業が売れる秘訣です。

住宅販売の基本給は約400万前後、歩合は売上の約0.5%〜2%

 一般的な住宅販売営業の基本給は約400万前後、営業歩合は、売上に対して約0.5〜2%のところが多いようです。会社によって様々な条件等があるため、転職の際にはしっかりと確認して比較することが重要です。

 確認事項としては、
・基本給に残業代が含まれているのか
・歩合が残業手当としても含まれているのか
・ノルマの販売棟数はいくつか(社員はどの程度クリアできているのか)
・販売棟数によって歩合は変化するのか(年間売上1棟のみなら歩合なしなどもあります)
等になります。 

年収1000万は年間15棟以上の売上が必要な場合もある

 年収1000万を達成することができる業界です。業界によってはいくら売っても給与がなかなか上がらないというところもあるようです。

 しかし、もちろん決して楽に稼げるというものでもありません。実際に年収1000万に届くためには、どの程度売れれば良いのでしょうか。

 歩合が1%だとすると、販売価格4000万で歩合が40万円になります。15棟を売れば40万円×15棟=600万円です。基本給が400万の場合、これで年収1000万円となります。

 この計算の場合、年間15棟を販売すれば年収1000万に届くことができますね。トップセールスマンであれば簡単に見えますが、転職してから1年目からいきなり売れるとは限りません。自身の力でどの程度売ることができそうかをある程度考えて転職する必要がありますね。

住宅販売営業に必要な資格は、ありません(宅地建物取引士は優遇措置も)

 設計士、建築士や、様々な設備等が設置され、住宅は様々な職種の人間が関わって建てられます。そのため素人には専門用語なども多く難しい面もあります。しかし、営業に関しては特別必要な資格はありません。

 資格が必要ないため、別業界から飛び込むことも可能です。営業は別業種からの転職でも成功している方は多くいらっしゃいます。しかし、お客様へのより良い提案のため、知識を蓄える事は必ず必要になります。

 宅地建物取引士の資格を持っていると、会社によっては手当てが出ることもあるようです。資格を取ってから転職をするのも良い方法です。

住宅販売営業で、お客様を喜ばせ、自身の生活も豊かなものにしよう

 住宅は一生に一度の大きな買い物になります。お客様に良い提案ができれば、その分お客様もあなたに感謝してくれることでしょう。歩合がはっきりしている業界でもあるため、その分あなた自身もお客様への貢献に応じて収入も増えていきます。少しでも住宅販売営業に転職する参考になれば幸いです。



※この記事はリバイバル記事です。

関連するキーワード


転職 営業 販売

関連する投稿


プレハブ住宅とはどんな住宅?種類や特徴を解説

プレハブ住宅とはどんな住宅?種類や特徴を解説

戸建て住宅はいくつかの種類に分けられますが、建築するときの工法によっても分類することが可能です。 代表的な工法といえば「木造軸組工法」や「木造枠組壁式(ツーバイフォー)工法」、「プレハブ工法」などが挙げられます。 そして、この「プレハブ工法」で建てられた住宅が「プレハブ住宅」です。 また「プレハブ住宅」は、さらにいくつかの種類に分かれており、それぞれ特徴が異なります。 そこで本記事では、「プレハブ住宅」とは具体的にどのような住宅のことをいうのか、そしてどのような種類や特徴があるのかなど、徹底解説したいと思います。


【建築設備士】受験資格や取得するとできる仕事とは?

【建築設備士】受験資格や取得するとできる仕事とは?

近年、技術レベルの向上にともない建築設備の高度化が著しく進んでいます。 そのため、工事に際しては建築設備に関する専門的な知識が必要になることが多くなります。 そんなときに活躍できるのが「建築設備士」です。 「建築設備士」とは、工事の設計を担当する建築士に対し、建築設備に関するアドバイスを行える国家資格になります。 そこで本記事では、「建築設備士」資格を取得するための受験資格や、取得後にできる仕事についてご紹介したいと思います。


【住宅営業】貰った歩合を返金?怖すぎる住宅営業の給料制度

【住宅営業】貰った歩合を返金?怖すぎる住宅営業の給料制度

「既に会社から支給されている給料を会社に返金する」、通常こんなことってあり得ないですよね? 恐らく、会社勤めをしていてそのような経験がある方はほぼいないのではないでしょうか? 実は、住宅営業ではこのような支給済みの給料を返金しなければならない場合があります。 「そんなことあり得る?」と思った方は最後までご覧ください。 特に住宅業界の営業職に興味がある方には確実に参考になりますので、是非読んでほしいと思います。


【長く働ける転職を!】住宅業界で女性の活躍が期待!営業からインテリアコーディネーターなどの業種をご紹介!

【長く働ける転職を!】住宅業界で女性の活躍が期待!営業からインテリアコーディネーターなどの業種をご紹介!

 住宅業界、建築業界は、まだまだ男社会と言われています。その反面、近年女性の活躍が期待されている業界でもあります。営業はもちろん、インテリアコーディネーターなどの女性目線での提案がお客様に必要とされています。  女性が活躍できる業界ではありますが、転職の際に気をつけなければならない事は、会社によっては完全な男社会の場合もあります。女性の住宅業界への転職がうまくいく参考になればと思います。


【転職のコツ!】住宅業界は未経験でも転職できる!有利な資格、転職を成功させる秘訣とは??

【転職のコツ!】住宅業界は未経験でも転職できる!有利な資格、転職を成功させる秘訣とは??

 住宅は、人生で一番大きな買い物であり、お客様の暮らしを支えるもののため、とてもやりがいのある仕事ですよね。住宅に興味を持ち、住宅業界に転職を考える方も多いです。  しかし住宅は専門的な部分も多く、職種によっては資格が必要であったり、実務経験がないと採用していないこともあります。  そこで、未経験でも住宅業界に転職するために、どういった職種があるのか、実務経験なしでも役立つ資格、面接での志望動機などをご紹介します。


最新の投稿


施工管理は何歳までできる仕事?高齢者でも大丈夫?

施工管理は何歳までできる仕事?高齢者でも大丈夫?

建設業界の仕事は、「体力が必要で、高齢者にとってはきついのでは?」というイメージを持つ人もいるのではないでしょうか? 確かに、高齢化にともない筋力や視力の衰えなど身体機能の低下による影響が出てくることは、安全面で不安な部分が生じてくる可能性があります。 しかし一方で、業界の著しい高齢化に対応するべく、高齢者へ配慮された現場の環境づくりは徐々に進んでいます。 では、施工管理の仕事は何歳までできる仕事なのでしょうか?また高齢者でもできるのでしょうか? そこで本記事では、施工管理はいったい何歳までできる仕事で高齢者でも可能なのか、ご紹介したいと思います。


【建設業のヒヤリハット】認識する重要性と事例をご紹介!

【建設業のヒヤリハット】認識する重要性と事例をご紹介!

建設業界の労働災害は、減少傾向にあるとはいえ他の産業と比べても多く発生しています。 また、工事現場で作業に従事する人は、労働災害にいたらないまでも「ヒヤリ」としたり「ハッ」としたりといった経験は少なからずあるでしょう。 このような、つい見過ごしてしまいがちな「ヒヤリハット」を認識し、危険の芽を摘み取ることが労働災害を防止するうえで重要になります。 そこで本記事では、建設業界の「ヒヤリハット」を認識することの重要性について、事例を交えながらご紹介したいと思います。


住宅ローンの定番「フラット35」とは?特徴や銀行ローンとの違い

住宅ローンの定番「フラット35」とは?特徴や銀行ローンとの違い

住宅を購入する際、多くの人が利用する住宅ローンですが、なかでも定番といえるのは「フラット35」になるでしょう。 「フラット35」の最大の特徴は「固定金利型」であることです。 「固定金利型」であることで、借り入れの時点で返済金額がわかり、また計画も立てやすくなります。 また、この他にも民間銀行が取り扱う住宅ローンとは異なる特徴があるため、知識として理解しておくとよいでしょう。 そこで本記事では、「フラット35」の特徴や銀行ローンとの違いについて徹底解説したいと思います。


【住宅建築の基礎知識】セメント、モルタル、コンクリートの違いとは?

【住宅建築の基礎知識】セメント、モルタル、コンクリートの違いとは?

住宅建築においては、非常に多くの建材が使われています。 なかでも「セメント」「モルタル」「コンクリート」については、必ず使用されるポピュラーな建材となります。 しかし、これらがどのような建材なのか、またそれぞれの違いがよくわからないという人もいるのではないでしょうか? そこで本記事では、「セメント」「モルタル」「コンクリート」について、それぞれの特徴の違いなどを徹底解説したいと思います。


安全管理の具体的業務|現場監督の責任

安全管理の具体的業務|現場監督の責任

現場監督にとって、安全管理業務は最も重要な仕事です。危険が多い建設作業で、無事故で完工することを一番の目的にする必要があります。安全管理は具体的にどうやっているの?そもそも各自が安全管理をするだけではダメなのか、など現場監督の重要性と責任についてご紹介いたします。