【お金・土地・建物】住宅営業が知っておきたい知識3選

【お金・土地・建物】住宅営業が知っておきたい知識3選

住宅は何千万とするものであり、契約に際して様々な知識を必要とします。住宅は一生涯穏やかに過ごすために重要なものです。営業もお客様より知識がない状態で売ってしまうことは失礼ではないでしょうか?とはいっても、全ての情報を網羅することは非常に難しいです。それぞれの分野に専門家がいる世界です。そこで、住宅営業として最低限まずは知っておきたい知識について3つご紹介いたします。


お金に関する知識

まずはお金について住宅購入でどのようなことが重要なのかを2つご紹介いたします。
・住宅ローンの知識
・税金の知識

住宅はただお金を払って買うといった単純な行為ではなく、多くの方がローンという借金を抱えます。また、税金面でも制度があるためそれを考慮する必要があります。一見難しそうですが、一つ一つ覚えていきましょう。

住宅ローンの知識

住宅ローンは、ローンの中の一つの種類であると捉えてください。条件として、移住用の住宅でなければ、住宅ローンは使えません。

住宅ローンの契約の流れは、事前審査(属性・他のローン状況などの調査)を行い、本契約となります。このとき団体信用生命保険といって、契約者に万が一のことがあったときに保険会社が補ってくれる保険もあります(銀行での住宅ローンは必須の場合がほとんど)。

融資が始まり、抵当権が設定されます。簡単にいうと、返済が滞った際には、この購入した物件を差し押さえる権利を融資機関が持っているということです。

ローンの種類

「公的ローン」
・財形融資
財形貯蓄の制度がある企業では、最高4000万円まで(条件あり)借り入れが可能です。

・自治体融資
地方自治体が融資を行なっている地域も稀にあります。

「民間ローン」
銀行や、生命保険会社の行うローンです。

・提携ローン
金融会社と不動産会社、勤務先などが提携して提供されている住宅ローンです。

・非提携ローン
上記以外のローンのことを言います。

・フラット35など
住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して融資を行う最長35年の住宅ローンになります。

金利の種類

・固定金利
借り入れ時から完済時まで金利が変わらないタイプです。金利は他のタイプより高めに設定されています。

・固定金利選択型
固定期間(3年、5年、10年など)終了後、変動型と固定金利型を再度選択することができます。

・変動型
市場金利に応じて金利が変動するタイプです。

返済方式の種類

・元利均等方式
元金と利息を合わせた毎月の返済額が一定になる方法です。元金均等方式よりも返済総額は多くなります。

・元金均等方式
元金を揃えて返済し、利息分が徐々に減っていく方式です。返済初期の方が毎月の返済額が高くなります。

税金の知識

住宅購入において、住宅ローン控除の制度について知っておきましょう。
リーマンショックによる景気の悪化対策として生まれた制度で、住宅購入のためのローンを組むことで所得控除を受けられるというものです。

年末の住宅ローン残高に控除率1%をかけた額が控除されます。例えば3000万円のローン残高の場合、30万円の所得控除を受けられます。初年度はサラリーマンでも確定申告が必要なので注意が必要です。

土地に関する知識

土地には無制限に住宅を建てて良いわけではなく、ある程度の条件があります。また、日本は地震が多いため地盤についても注意する必要があります。
・土地の制限(建ぺい率など)
・地盤について

これらについてご説明いたします。

土地の制限(建ぺい率など)

・建ぺい率
建築面積(1Fの床面積)を敷地面積で割った数値です。敷地面積が100㎡で、建ぺい率60%の場合、1F床面積は60㎡までということになります。

・容積率
延べ床面積を敷地面積で割った数値です。敷地面積が100㎡で、容積率100%の場合、建設しても良い住宅の延床面積は100㎡になります。

・北側斜線制限
北側の日照が得られるか住宅の高さを制限されています。

・道路斜線制限
道路の幅、距離によって住宅の高さを制限されています。

・隣地境界線
隣地境界線からどれだけ住宅を離さなければならないかなどが決められています。

地盤について

地盤がしっかりしていないと、どれだけ性能の良い住宅を建てても、年数が経つと地震などにより土台からずれが生じてしまいます。不同沈下と言って、住宅の四隅のうち1箇所だけが沈んでしまったとします。すると建物全体が歪むことになり、構造が破損してしまいます。

地盤調査は専門家に依頼してから住宅を建設します。地盤改良の方法にも様々な工事があります。

建物の構造

・在来工法(木造軸組構法)
日本で古くから伝わってきた工法で、柱と梁によって建物を支えます。

・ツーバイフォー工法
アメリカで広まった工法で、壁で構造を支えます。箱のイメージになります。

・軽量鉄骨造など
軽量鉄骨を構造体に用いた住宅も多く建てられています。


以上、簡単にお金・土地・建物についてご紹介いたしました。このように全体像を掴んでから細かいところを勉強することで、1つ1つの理解が深まります。少しでもお役に立てれば幸いです。




※この記事はリバイバル記事です。

関連するキーワード


営業 知識

関連する投稿


【営業が変わる!4ステップ】お客様が住宅契約を決める理由

【営業が変わる!4ステップ】お客様が住宅契約を決める理由

営業にとって、お客様の住宅契約を決める理由がわかれば苦労することはありません。しかし、お客様が契約する理由を見つけることは不可能です。なぜなら、お客様も「これがあったら契約する」というものを明確に決めている方はいないからです。これを勘違いしている営業もいるのではないでしょうか?そのため、お客様が住宅契約を決める理由をヒアリングすることが、営業の仕事だと思い込んでしまっている方もいらっしゃいます。この記事では、営業の考え方がガラッと変わるかも知れない、お客様が住宅契約を決める理由をご紹介いたします。


【大誤算!?】注文住宅の予算組み|営業・設計

【大誤算!?】注文住宅の予算組み|営業・設計

注文住宅は、新築建売住宅、中古戸建て住宅、マンションなどに比べて高くなる傾向にあります。予算を十分にとっているとお客様が考えていても、実際にはその予算では十分でないということもあります。打ち合わせの初期段階で、予算がどの程度どの部分にかかるのかを把握しておかないと、後で不足してしまい、妥協した家づくりをしなければならなくなってしまいます。営業や設計がお客様に対して、説明しなければならない点と、お客様が誤算してしまいがちな点についてご紹介いたします。


マスクでの挨拶|住宅営業が気をつけるポイント3つ

マスクでの挨拶|住宅営業が気をつけるポイント3つ

コロナ禍でマスクを常に身につけている生活が、長く続いています。住宅営業もお客様も全員がマスクをつけて、接しています。初めての接客から、最終契約までマスクをしたまま、素顔を見ずに進むということもあるかもしれません。このような特殊な環境で、変わらず重要なものは、挨拶ではないでしょうか?マスクをしているため、表情が見えないなかで、基本的な挨拶が第一印象を大きく左右します。この記事では、マスクをしながらの挨拶で、住宅営業が気をつけるべきポイントをご紹介いたします。


お客様が「この住宅営業に頼もう」と思った瞬間5選

お客様が「この住宅営業に頼もう」と思った瞬間5選

お客様が、住宅営業を気にいるときはどのようなときでしょうか?営業のスキルやタイミング、細かい積み重ねが信頼につながりますが、お客様は意外にちょっとしたことが印象に残り、それが契約を決めた要因になったということが実は多いです。今回の記事では、お客様に聞いた、どのような営業の言葉が印象に残り、契約に至ったかをまとめてみました。ぜひ今後の営業活動の参考になれば幸いです。


提案しても嫌われる住宅営業の特徴3選

提案しても嫌われる住宅営業の特徴3選

住宅営業は、お客様からのヒアリングを元に、それを反映した提案を行うことで打ち合わせを詰めていきます。しかし、良い提案や声かけを行っているのに、なぜかお客様に引かれてしまうといった営業がいます。本来であれば、営業からの提案は、お客様の知らないことであったり、お客様も考えを伝えるための手段として、お客様には喜ばれるために行うものです。この記事では、提案営業が嫌われてしまう特徴について3つご紹介いたします。


最新の投稿


【簡単丸わかり】ZEH(ゼッチ)は、光熱費がゼロの住宅を目指す

【簡単丸わかり】ZEH(ゼッチ)は、光熱費がゼロの住宅を目指す

ZEH(ゼッチ)は、省エネ住宅で、とにかく最先端の住宅なんだろうという漠然としたイメージがある方も多いのではないでしょうか。ZEHは、国が定めた指標で、これからの住宅設計において、知らないでは済まされません。ZEHは、細かい基準を見ていくと非常に難しい用語も出てくるのですが、基本を抑えていれば単純なものです。この記事では、ZEHをわかりやすく順にご紹介していきます。


住宅LAN配線の基礎知識まとめ

住宅LAN配線の基礎知識まとめ

インターネットにつながっていない住宅に住むことは、ほとんどの方が無理!というくらいインターネットは普及しています。無くても生活はできますが、ライフラインの一部となっているといっても過言ではありません。しかし、インターネットを使用するためのLAN配線について、あまり知識がない方が多いのではないでしょうか?住宅を建てるにあたり、LAN配線の知識をつけ、お客様に間違った提案を行わないようにしましょう。


住宅に使われる合板について

住宅に使われる合板について

合板、ベニヤといった言葉は、現場で聞いたり、材料発注では必ず聞く言葉です。住宅建築だけでなく、建造物に非常に多く利用されている合板ですが、実は様々な種類があります。構造部分から下地、仕上げと万能な建材になります。例えば、屋根は一面が合板で覆われており、目に見えない部分においても非常に多く使用されています。この記事では、合板についてわかりやすくご紹介いたします。


オール電化、太陽光発電は良い!?環境省による導入推進

オール電化、太陽光発電は良い!?環境省による導入推進

原子力発電が、そのリスクの大きさから活用が難しくなっています。そして、環境のために自然エネルギーの活用が求められてきています。環境省は、太陽光発電の導入を推進しており、二酸化炭素の排出などを削減しようとしています。そこで、住宅にとって、太陽光発電や、オール電化について、その基礎知識や、どのようなメリットがあるのかについてご紹介いたします。


建築士の年収はどれくらい?一級と二級の違いは?

建築士の年収はどれくらい?一級と二級の違いは?

建設業界でステップアップする近道のひとつとして、資格を取得するという方法があります。 なかでも国家資格である「建築士」は、年収アップを目指すには非常に適しているといわれています。 では、「建築士」として働いたときの年収はどれくらいの額が期待できるのでしょうか? また、1級と2級ではどの程度の違いがあるでしょうか? そこで本記事では、「建築士」を職業として活躍する人の年収の額はどれくらい期待できるのか、また一級と二級の違いなどについてご紹介したいと思います。


最近話題のキーワード

ハウジングインダストリーで話題のキーワード


施工管理 現場監督 資格 住宅 営業 転職 退職 利益 工程管理 知識