住宅営業の上司は、何を指導すれば良い?

住宅営業の上司は、何を指導すれば良い?

転職をした際に、住宅営業の上司として主任職などに配属されることもあります。また平社員として、上司から指導を受けた際に、その指導内容がピンと来なかったりすることもあります。そこで、営業の上司は部下に対してどのような指導を行なっているかを知ることで、転職後も仕事がしやすくなります。


住宅営業の上司の仕事

住宅営業の上司は、会社によっても違いますが、部下と一緒に営業する場合もあれば、指示だけを出すこともあります。ただ、基本的には部下がとってきた案件をクロージングまでする手伝いをすることが一般的です。

そして、上司として求められる仕事内容は
・数字の取りまとめと改善
・部下を売れるようにする
です。

営業職は、何をすれば必ず売れるということが明確にできないため、指導も難しいです。しかし、指導がうまければ部下は必ず売れるようになります。

数字の取りまとめと改善

数字の取りまとめと改善

まず数字の取りまとめですが、営業売り上げを月毎にまとめ、その数字を分析し、毎月売り上げの維持もしくはアップを目標にしていきます。月初に目標としていた見込み客から、その見込み額を推定し、それらを達成できたのか、できなかった理由はなんなのか、他の見込みから補填できたのかなど細かく分析します。

このように分析することで、見込み客の母数が少なかったのか、単価が低くなってしまったのか、原因を明確にしていきます。見込み客が少ない場合には、営業活動の新規顧客獲得に向けた動きをしていたのか、単価が低くなっていた場合の原因と対策を取る必要があります。

上司はこれらの数字から、営業のノウハウを蓄積するとともに、会社として営業が強くなるために重要な仕事をになっています。

部下を売れるようにする

上司が部下を売れるようにすることは、一番重要な仕事です。なぜなら部下が売れるようにならなければ、その上司は必要ないからです。部下が売れなければ、支店の数字も上がらず、会社にとっても損害になってしまいます。

営業にとって、他人を売らせるようにすることは、非常に難しいです。営業プレイヤーとして、自身は営業能力があるが、他人の指導はできないという方もいます。しかし、上司になったからには適切に部下を指導し、どれだけ売れない部下であっても売れるようにする必要があります。

具体的な指導方法

売れていない営業に対して、どのような指導を行えば良いでしょうか?うまく指導を行うことで、全く売れない営業というのは、ほとんどの場合でいなくなります。しかし、指導がハマらない、もしくは本人に上司の指導を聞く姿勢が無いとうまくいきません。

全く営業ができない部下を例に、どのような順に指導方法を行えば良いかご紹介いたします。
1.上司の言うことを聞かせる
2.営業活動の量が足りているか?
3.断りに何と答えているか?
4.ロープレをする、トークを見せる

1.上司の言うことを聞かせる

売れない営業は、上司の言うことを聞いて実践していない場合も多いです。まずは、上司と部下の信頼関係を築き、なぜ部下が言うことを聞かないのかを把握し、まずは関係性を改善する必要があります。

また、部下によっては指導したくない方も出てきます。しかし仕事ですので、まずはどのような部下であっても、1人の人間として尊敬し、成長し、営業成績が上がることで生活が良くなることを望みましょう。

上司のあなたが、部下の成功を望むだけでも、結果は大きく変わります。部下の指導をする気がなくなっていないかを見つめ直すことも大事です。

2.営業活動の量が足りているか?

売れていない営業は、営業活動の量がそもそも少ないことが多いです。サボっていないか、なぜ量が少なくなってしまっているのかを把握しましょう。

サボり癖がついている場合には、1日の活動を徹底的に監視することで直すことができます。部下に活動を全て時系列順に記録させ、自身がどれだけ仕事をしている時間が少ないかを認識させることがから始めましょう。

サボり癖ではなく、やる気がなく、売れる気配がないため、何をすれば良いかわからないという部下もいます。その場合には、まずは成功体験をさせる必要があります。根気よく営業をサポートし、売れた際になぜ売れたのかを部下に学ばせましょう。

3.断りに何と答えているか?

断りに対して、どのように回答すれば良いかわかっていない部下も多いです。細かく、断り文句に対して何を言うかを決めさせてしまいましょう。

4.ロープレをする、トークを見せる

お客様との会話をロープレし、自然と話すことができるようになることは重要です。ロープレという練習で話せないのに、お客様との本番の会話でうまくいくことはほとんどありません。

また、上司のお客様とのトークを実際に聞かせることで、部下がそれを真似して覚えることができます。部下に一定の能力がついてきたら、トークを見せてあげましょう。

関連するキーワード


営業

関連する投稿


【成功のポイント】住宅販売は集客イベントを活用しよう!

【成功のポイント】住宅販売は集客イベントを活用しよう!

住宅販売では、集客イベントを行なっている会社が多いです。それだけ住宅購入は、オンラインでの集客を行なっても、実際に来店していただかなければなかなか成約に結びつかないことがわかります。住宅展示場や、自社のイベントでの集客、集客してからの追客イベントなどがあります。それらはイベントを開催すれば人がやってくるというわけではありません。そのイベントに集客するための方法も考えなければ、なかなか成功しないものです。集客イベントというものは、どのように行なっているのか、具体例からご紹介いたします。


住宅営業、資料作成の秘訣!使っていない資料がある方必見

住宅営業、資料作成の秘訣!使っていない資料がある方必見

住宅営業は、会社の営業資料を使用しますが、それ以外にもお客様用に自らが簡単にまとめた資料を作成することもあります。小さい工務店などでは、営業資料も少なく、どのような資料が良いのか試行錯誤しているところもあるでしょう。どこの会社でも問題になるのが、営業資料をマーケティング部が作成しても、営業が効果的に使っていないということがあります。そこで、営業資料はどのように作成し、どのように活用すれば良いのかについて少しでも皆様のご参考になれば幸いです。


住宅営業の外回り・飛び込み5つのコツ

住宅営業の外回り・飛び込み5つのコツ

住宅営業で、外回り・飛び込み営業を成功させるためにはどうしたら良いでしょうか?住宅メーカーや工務店は、反響営業と言って、HPやチラシ、その他様々なチャネルからお客様の問い合わせがあります。しかし、小さい工務店や不動産、お客様の問い合わせが少なく、新規着工案件が少なくなってしまうこともあります。そのような際には、営業が外回りや飛び込み営業をすることもあります。採用情報でも、「飛び込み営業がありません!」と謳っている会社もありますが、仕事がなくなってくれば、飛び込み営業をする必要もでてきます。営業は、どのような営業スタイルでも対応できるようにしておくと良いかもしれません。


お客様に好かれる住宅営業4つのポイント

お客様に好かれる住宅営業4つのポイント

住宅営業は、お客様に好かれなければ中々成績が上がりません。住宅は大きな金額の買い物であるだけではなく、一生に一度の買い物と言われています。たとえ、住宅メーカーの絶対的な信頼があっても、営業が不誠実な対応や、お客様の満足度を高めることができなければ、契約にならず、工事が始まって引渡しの段階でクレームになることもあります。お客様に好かれるというのは、何でも言うことを聞くことではなく、信頼されるという意味です。住宅営業のプロとして、誠実に対応し、お客様に満足してもらう買い物をしてもらうことが重要です。


住宅展示場での接客4つのポイント

住宅展示場での接客4つのポイント

住宅営業の方は、住宅展示場で接客をすることもありますが、なかなか展示場での接客が上手くいかないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?住宅展示場は、住宅設計を依頼しようと考えているお客様もいらっしゃいますが、まだ購入を決めかねているという見込みの薄い方もいらっしゃいます。また、お客様とコミュニケーションが取れていない状態から、展示場の説明をしてしまうと、なかなか営業とお客様で意思疎通ができないこともあります。この記事では、住宅展示場での接客について4つのポイントにまとめてご紹介いたします。


最新の投稿


【成功のポイント】住宅販売は集客イベントを活用しよう!

【成功のポイント】住宅販売は集客イベントを活用しよう!

住宅販売では、集客イベントを行なっている会社が多いです。それだけ住宅購入は、オンラインでの集客を行なっても、実際に来店していただかなければなかなか成約に結びつかないことがわかります。住宅展示場や、自社のイベントでの集客、集客してからの追客イベントなどがあります。それらはイベントを開催すれば人がやってくるというわけではありません。そのイベントに集客するための方法も考えなければ、なかなか成功しないものです。集客イベントというものは、どのように行なっているのか、具体例からご紹介いたします。


住宅営業、資料作成の秘訣!使っていない資料がある方必見

住宅営業、資料作成の秘訣!使っていない資料がある方必見

住宅営業は、会社の営業資料を使用しますが、それ以外にもお客様用に自らが簡単にまとめた資料を作成することもあります。小さい工務店などでは、営業資料も少なく、どのような資料が良いのか試行錯誤しているところもあるでしょう。どこの会社でも問題になるのが、営業資料をマーケティング部が作成しても、営業が効果的に使っていないということがあります。そこで、営業資料はどのように作成し、どのように活用すれば良いのかについて少しでも皆様のご参考になれば幸いです。


住宅営業の外回り・飛び込み5つのコツ

住宅営業の外回り・飛び込み5つのコツ

住宅営業で、外回り・飛び込み営業を成功させるためにはどうしたら良いでしょうか?住宅メーカーや工務店は、反響営業と言って、HPやチラシ、その他様々なチャネルからお客様の問い合わせがあります。しかし、小さい工務店や不動産、お客様の問い合わせが少なく、新規着工案件が少なくなってしまうこともあります。そのような際には、営業が外回りや飛び込み営業をすることもあります。採用情報でも、「飛び込み営業がありません!」と謳っている会社もありますが、仕事がなくなってくれば、飛び込み営業をする必要もでてきます。営業は、どのような営業スタイルでも対応できるようにしておくと良いかもしれません。


お客様に好かれる住宅営業4つのポイント

お客様に好かれる住宅営業4つのポイント

住宅営業は、お客様に好かれなければ中々成績が上がりません。住宅は大きな金額の買い物であるだけではなく、一生に一度の買い物と言われています。たとえ、住宅メーカーの絶対的な信頼があっても、営業が不誠実な対応や、お客様の満足度を高めることができなければ、契約にならず、工事が始まって引渡しの段階でクレームになることもあります。お客様に好かれるというのは、何でも言うことを聞くことではなく、信頼されるという意味です。住宅営業のプロとして、誠実に対応し、お客様に満足してもらう買い物をしてもらうことが重要です。


住宅展示場での接客4つのポイント

住宅展示場での接客4つのポイント

住宅営業の方は、住宅展示場で接客をすることもありますが、なかなか展示場での接客が上手くいかないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?住宅展示場は、住宅設計を依頼しようと考えているお客様もいらっしゃいますが、まだ購入を決めかねているという見込みの薄い方もいらっしゃいます。また、お客様とコミュニケーションが取れていない状態から、展示場の説明をしてしまうと、なかなか営業とお客様で意思疎通ができないこともあります。この記事では、住宅展示場での接客について4つのポイントにまとめてご紹介いたします。


最近話題のキーワード

ハウジングインダストリーで話題のキーワード


新築工事 現場監督 施工管理 住宅 営業 利益 知識 職人 仕事 働き方 転職