住宅営業が好印象を持たれる方法3選

住宅営業が好印象を持たれる方法3選

住宅営業をされている方は、どうやったら売れるのか、来月も売ることができるのだろうかと不安になることもあるのではないでしょうか。そして、他の売れている営業を見ると、明らかにその営業の方が好印象で、その人を越えられないと考えることもあるでしょうし、反対に自分の方が好印象を与えているはずなのに、なぜ売れないのかと考えることもあるでしょう。しかし、営業は、相手にどう思われているかが全てで、自分で自分のことを評価しても仕方ありません。相手からどう見えているかを、徹底的に改善していく必要があります。この記事では、自分でできるお客様に好印象を持たれるための方法を3つご紹介いたします。


好印象の秘訣3選

住宅営業が、お客様から好印象を持ってもらうために行うことは、たったの3つです。

・お客様を尊敬する
・笑顔の練習
・肯定→提案

これらは、営業としてよくある第一印象を良くする方法として、どこかでみたことがあるかも知れません。しかし、営業をしているとこれらを1つ1つ本当にできているか確認を怠っている方がほとんどです。ベテランでも定期的に見直すほど、重要な基礎部分になります。それでは、1つ1つ説明していきます。

お客様を尊敬する

まず1つ目は、「お客様を尊敬する」です。一般的に、お客様に対して持つ店員の感情というのはどのようなものでしょうか。例えば、「失礼の無いような言葉遣い・立居振る舞い」、「気に入ってもらいたい」、「どのような雰囲気の営業が好みだろう」ではないでしょうか?

これらは全て、自分がどう思われたいか、お客様に嫌われたくないという受け身の姿勢になっています。いわば乞食のように、「どうか私のことをよく思ってください」と考えてしまっています。

しかし、営業の本質は、お客様からどう見えるかを営業が決めます。営業担当が、お客様に厳格な営業に見せたいのか、フレンドリーな営業に見せたいのか、専門的な知識がある営業に見せたいのかを決め、お客様にそう認識してもらいます。役者のようなイメージです。

住宅営業は、高価な契約のため、お客様と信頼関係を築くことが目的になります。信頼関係を築いた状態は、どのようなものでしょうか?お互いに尊敬している状態ではないでしょうか?営業は、出会った瞬間からお客様のことを尊敬します。するとお客様は、自分のことを尊重してくれる営業担当だと認識し、お客様も営業のことを尊重してくれるようになります。

新人営業などは、出会った瞬間から尊敬するのではなく、打ち合わせを重ねて行って、初めて尊敬できるのではないかと考える方もいるかもしれません。しかし、先ほど述べたように、営業は役者でもあります。いずれ尊敬し合う関係になるのであれば、最初からそうすべきです。また、尊敬することができないお客様であれば、営業ができないのでしょうか?それは、営業という仕事を放棄したことになります。やはり、最初からお客様を尊敬することが第一歩と考えましょう。

笑顔の練習

笑顔というものは、自然に出たものが一番好印象で、練習するものではないと考えている方は、間違っています。例えば、役者の笑顔とあなたの自然に出た笑顔、どちらが好印象ですか?あなたの自然に出た笑顔が、絶対により好印象であれば構いませんが、そうとは言い切れないのではないでしょうか。

あなたの笑顔も、訓練をすることにより、より好印象な笑顔になります。もしかしたら、今のままの笑顔は、印象が悪いかも知れません。相手からどう見えているのかを徹底的に考え、鏡で見たり、動画を撮ることで、自分の笑顔が自分で見た時にも好印象になるように訓練しましょう。

肯定→提案

お客様の話をまずは肯定し、これに対し提案を行うという話し方が、住宅営業として好印象を持たれます。

お客様の意見に対して、営業の意見をぶつけてしまうことは、よくあるミスになります。お客様は、一生懸命さまざまなことを考慮してその考えにたどり着いています。営業は、その意見に対して、それを取り入れるとどのような設計になるのか、一つ一つ理解しながら説明する必要があります。その上で、例えば「ここはこうするのが一般的で、その方が〇〇の理由で過ごしやすいかも知れません。でもお客様の考えだと、こういうメリットもあるので素晴らしい案です。」と提案してみましょう。

このような肯定は、お客様を尊敬しているからこそ出てくる考え方です。常にお客様の考えを尊重し、それが一番良い考えですが、その他の案はこういった点で優れていますので、いかがでしょうか?などと提案していくようにしてみましょう。

まとめ

・お客様を尊敬する
・笑顔の練習
・肯定→提案
と3つの好印象を持たれる方法をご紹介いたしました。お客様に好印象を持たれていない営業は、お客様に好印象を持っていない方が多いです。全ては、尊敬するところから始まります。

人は、自分のことを好きになってくれる方を好きになる傾向にあります。自分のことを嫌いな人をわざわざ好きになったりしませんよね?まずは、この3つを実践することで、お客様から好印象を持ってもらえるようにしてみましょう。

関連するキーワード


住宅 営業

関連する投稿


【民法改正】契約不適合責任とはなに?瑕疵担保責任との違いは?

【民法改正】契約不適合責任とはなに?瑕疵担保責任との違いは?

2020年の4月より、改正民法が施工されています。 多くの点で改正が行われていますが、住宅の売買に関連する内容として「契約不適合責任」の新設があります。 「契約不適合責任」は、これまでの「瑕疵担保責任」に代わって登場した規定になりますが、どのような内容なのかよくわからない人も多いのではないでしょうか? そこで本記事では、このたびの民放改正により新たに登場した「契約不適合責任」とはどういうものなのか、また「瑕疵担保責任」との違いについても解説したいと思います。


【空き家問題】リスクと活用方法とは?

【空き家問題】リスクと活用方法とは?

現在、住宅業界の課題となっていることのひとつに「空き家問題」があります。 「空き家問題」は、少子高齢化による人口減少の影響から今後もさらに深刻化することが予想されています。 また、空き家を放置することは、周辺環境の悪化などさまざまなリスクがあるため、なんらかの対策が必要です。 このような背景から空き家対策として法的な整備も進んでおり、場合によっては所有者に処分や罰則が科されるケースがあることは注意が必要となります。 しかし、空き家の所有者は、放置することのリスクに対し、どのような対応をすればよいでのしょうか? そこで本記事では、空き家を放置するリスクとおもな活用方法について解説したいと思います。


住宅営業マンは嫌われる?いえ、あなたが嫌われているだけです

住宅営業マンは嫌われる?いえ、あなたが嫌われているだけです

住宅営業は、何千万円もするものを扱っているため施主様も非常に慎重になっています。そのせいで、施主様の感情を読み取ることができない営業マンが多いのも事実です。慎重になっているだけなのか、営業を警戒しているのか、それともあなたを嫌っているのか。営業は少し方法を間違えると嫌われる仕事です。反対に下手なことをしなければ、営業だから嫌われるというわけではないです。もし嫌われているのであれば、営業マンのあなたが原因です。原因についてそれぞれ解説していきます。


満足度アップ!住宅営業が持っておきたい資格6選

満足度アップ!住宅営業が持っておきたい資格6選

住宅営業は資格を持っている方がほとんどです。しかし、営業は資格がなくてもできる仕事なのになぜ資格を取得する必要があるのでしょうか?もちろん数千万円の契約のため、資格を持っていたらお客様は何となく安心であったり、知識も付くでしょう。ただ資格を取得して満足するのではなく、営業として意味のある使い方をしましょう!そのためにどの資格が役立つのか6つご紹介いたします。


注文住宅営業は施主の暮らし方を知るべし

注文住宅営業は施主の暮らし方を知るべし

注文住宅を購入しようとしている施主様は、今の暮らしに何かしらの不満を持ち、次の新しい住居に期待を抱いています。しかし、施主様はその不満やニーズをうまく営業や設計者に伝えることはなかなか難しいです。そこで、注文住宅営業は積極的に施主様の暮らし方を知るようにするべきです。ここまで信頼関係が築ければ、施主様も他社に行くことなく、気持ちよく住宅購入に踏み切ることができます。


最新の投稿


【建設業で有利】宅地建物取引士の資格とは?

【建設業で有利】宅地建物取引士の資格とは?

宅地建物取引士は、不動産取引の専門家として欠かせない国家資格で、略称として「宅建士」とも呼ばれます。 この宅地建物取引士は、不動産業界に携わる人にとって必須ともいえる資格ですが、建設業界でも活かせるとして注目されています。 では宅地建物取引士資格は、建設業界でどのように役立つのでしょうか? そこで本記事では、そもそも宅地建物取引士とはどのような資格なのか、また建設業界で働く人が取得することによりどのように役立つのかその理由について解説したいと思います。


【コンクリート技士・診断士】仕事内容や資格試験などを解説

【コンクリート技士・診断士】仕事内容や資格試験などを解説

建物をつくるうえで欠かせない材料のひとつにコンクリートがあります。 コンクリートは、建物の強度を左右する重要な役割を担うため、十分な品質を確保しなくてはなりません。 そのため、コンクリートを取り扱う業務では、高度な専門知識を有する人の存在が求められることが多くなっています。 建設関連の資格は非常に多くありますが、なかでも「コンクリート技士」および「コンクリート診断士」は、コンクリートのスペシャリストとして活躍できる注目の資格です。 そこで本記事では、「コンクリート技士・診断士」の資格を取得することで行える仕事内容や、資格試験の概要についてご紹介したいと思います。


【民法改正】契約不適合責任とはなに?瑕疵担保責任との違いは?

【民法改正】契約不適合責任とはなに?瑕疵担保責任との違いは?

2020年の4月より、改正民法が施工されています。 多くの点で改正が行われていますが、住宅の売買に関連する内容として「契約不適合責任」の新設があります。 「契約不適合責任」は、これまでの「瑕疵担保責任」に代わって登場した規定になりますが、どのような内容なのかよくわからない人も多いのではないでしょうか? そこで本記事では、このたびの民放改正により新たに登場した「契約不適合責任」とはどういうものなのか、また「瑕疵担保責任」との違いについても解説したいと思います。


住宅業界の変化|人手不足、IT技術導入

住宅業界の変化|人手不足、IT技術導入

住宅業界は、人手不足に悩まされ、労働人口減少を食い止めるために様々な施策がなされています。働き方改革や、IT技術導入など、どのようなものが具体的に進んでおり、どのような影響を与えているのかについてご紹介いたします。


【簡単わかりやすい】戸建て住宅工事の検査まとめ

【簡単わかりやすい】戸建て住宅工事の検査まとめ

戸建住宅工事では、様々な検査が行われています。住宅は非常に高価な商品であり、不具合があったときに容易に交換ができないことや、欠陥により人の命に関わることもあるため、法令遵守の求められている基準が厳しいです。義務として行わなければならない基本的検査、義務ではないがより安心した検査となる任意的検査があります。これらについてわかりやすく簡単にご紹介いたします。


最近話題のキーワード

ハウジングインダストリーで話題のキーワード


新築工事 現場監督 施工管理 住宅 利益 営業 職人 資格 現場監理 働き方改革 台風