樹脂繊維セメント瓦の特徴、メリット、デメリット
材質:セメント、樹脂繊維など
単価:10000~20000円/㎡
樹脂繊維セメント瓦は、軽量瓦などと呼ばれています。粘土瓦よりも半分程度の重量で、十分な耐久性があり、外観が粘土瓦に似ているものになります。そのため重厚感のあるハウスメーカーなどで比較的採用されている屋根材になります。
主なメーカー
ケイミュー株式会社など
■メリット
・耐久性、耐震性が高い
従来の瓦と同等程度の耐久性、軽量なため耐震性に優れています。
・メンテナンスがほとんど不要
化粧スレートなどのように塗装によるメンテナンス等は不要になります。
・デザイン性が高い
非常に高級感、重厚感のある見た目になります。
■デメリット
・費用が高い
建材としての価格が比較的高いです。
アスファルトシングルの特徴、メリット、デメリット
材質:アスファルトなど
単価:5000~8000円/㎡
北米で100年以上屋根材として使用されている実勢があり、耐久性も非常に高い建材になります。ガラス繊維とアスファルトでできており、表面に石を吹き付けたシートで、スレート と似たように施工していくものです。色の発色がよく、外観はとてもおしゃれになります。
■メリット
・耐震性が高い
非常に軽量で、耐震性に優れています。
・コストが低い
材料費が比較的安いです。
・デザイン性が高い
外観がオシャレに見えます。
■デメリット
・表面の石が落ちる
新品時、吹き付けてある表面の石がボロボロと落ちてきます。
・経年劣化により汚れがつきやすい
細かい石の間に苔などがたまりやすいです。
ガルバリウム鋼板の特徴、メリット、デメリット
材質:鉄、アルミニウムなど
単価:8000~12000円/㎡
ガルバリウム鋼板はアメリカで開発されたもので、メッキされた鋼板になります。アルミニウム、亜鉛、で特殊なメッキがされており、高い防食性があります。金属系の屋根材の中では一番人気が高く、屋根材としてだけでなく、外壁材としても使われています。
主なメーカー
アイジー工業など
■メリット
・耐震性が高い
薄い金属板のため軽量で、耐震性に優れています。
・防食性が高い
サビることがほとんどないと言われている素材になります。
■デメリット
・傷に弱い
メッキが傷ついてしまうと、サビやすくなってしまいます。
・防音性、断熱性が低い
薄い金属板のため、防音、断熱効果がないですが、断熱材などを入れた屋根材なども出ています。
銅板屋根の特徴、メリット、デメリット
材質:銅など
単価:20000~40000円/㎡
銅板はサビず、メンテナンスがほとんど必要ないもので、お寺などの屋根に使われています。古い住宅などでは銅製の雨樋などを使用している住宅もあります。費用が屋根材の中で一番高いため、使用している住宅はほとんどありません。
■メリット
・メンテナンスフリー
半永久的にメンテナンスは必要ないと言われていいます。
■デメリット
・コストが高い
材料費が高いのと、専門の職人しか施工できないため、人件費も高くなります。
ステンレスの特徴、メリット、デメリット
材質:ステンレス(鉄、クロム、ニッケル)など
単価:10000~14000円/㎡
ステンレス鋼板は鉄を主成分としたクロム、ニッケルなどの合金になります。ステンレスは生活に非常に馴染んでいる金属ですが、屋根材としても使われています。しかし高額なため、現在はほとんどの住宅で採用されていません。
■メリット
・耐久性が高い
ステンレスは錆びにくいため、ほとんどメンテナンスが必要ありません。
■デメリット
・防音性が低い
薄い金属板のためそこまで防音性がありません。
・コストが高い
ステンレスの材料費、専門の職人が必要なため人件費がかかります。
トタンの特徴、メリット、デメリット
材質:トタン(鉄、亜鉛)など
単価:5000~6000円/㎡
トタン屋根という言葉は聞いたことがあるかもしれません。一般住宅や、簡易的な小屋などにも使用されている屋根材になります。亜鉛メッキをすることで錆びにくくした材料ですが、屋外で何年も雨にさらされるとサビます。メンテナンスを行えば、穴が開くことはほとんどありませんが、外観などから近年は不人気な屋根材です。
■メリット
・コストが安い
材料費がとても安いです。
■デメリット
・錆びやすい
表面が錆びることですぐ見た目が悪くなります。
・定期的なメンテナンスが必要
錆びた部分は剥ぎ取り、再塗装を行う必要があります。
※この記事はリバイバル記事です。