【簡単まとめ】 S造(鉄骨造)、RC造(鉄筋コンクリート造)、SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)の特徴、仕組みはこれを読んで把握していれば分かりやすい

【簡単まとめ】 S造(鉄骨造)、RC造(鉄筋コンクリート造)、SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)の特徴、仕組みはこれを読んで把握していれば分かりやすい

 戸建ては木造建築が多いですが、マンションやアパートはS造、RC造やSRC造の建物が多く建っています。また高層マンションや高層ビルはS造、RC造やSRC造が主流です。木造についてはなんとなくわかるけど、木の代わりに鉄を主に用いて建てているというあいまいな理解のままの方が多いと思います。RCとはどういうこと?鉄骨と鉄筋は何か違うの?といった初歩的なところから、この記事ではこれらの作りの違いや特徴についてわかりやすくご紹介します。


S造、RC造、SRC造は略称から覚えよう

・S造(steel):鉄骨造
・RC造(reinforced concrete):鉄筋コンクリート造
・SRC造(steel reinforced concrete):鉄骨鉄筋コンクリート造

これらは鉄steel、鉄筋をreinforced、鉄骨鉄筋をsteel reinforcedで表されています。reinforcedは「補強された」という意味で、reinforced concreteは「補強されたコンクリート=鉄筋コンクリート」という意味になっています。

鉄骨と鉄筋はどう違うの?鉄骨は柱、鉄筋は補強材

 鉄骨と鉄筋で、実物を見たこともない方は、全くイメージがつかない方もいらっしゃるかもしれません。同じ鉄でできた建材ですが、全く違う建材になります。
簡単に説明すると、鉄骨は柱としてそのまま使われるイメージで、太さが2cm、長さが6mなど大きいものです(太さや大きさは建造物によって違います)。鉄筋とは、太さ1-2cm程度の棒状のものです。鉄筋は簡単に曲がる加工のしやすいものですが、鉄骨はクレーンなどで運ぶイメージです。鉄骨鉄筋コンクリートというのは、鉄骨の周りに鉄筋を配置し、それをコンクリートでかためたものを柱や梁にしています。つまり、鉄骨は柱、鉄筋は補強剤としての機能があります。

 つまり、S造、RC造、SRC造は柱をどのような建材を用いて建てているかの違いになります。S造は鉄骨を柱に、RC造は鉄筋コンクリートを柱に、SRC造は鉄筋鉄骨コンクリートを柱に用いています。

S造、RC造、SRC造の特徴

 S造、RC造、SRC造のそれぞれの建造物の特徴についてご紹介します。柱に使っている建材が違うため、それぞれの構造上の特徴があり、建てられている建築物にも特徴があります。

S造は戸建て、超高層ビルや体育館など

 S造は柱や梁といった構造材として鉄骨を使用しています。木造住宅の木の柱が鉄の柱になったイメージです。S造には2種類あり、重量鉄骨造と軽量鉄骨造になります。重量鉄骨造は鋼材の厚みが6mm以上のものを使用し、軽量鉄骨造は6mm未満のものを使用しています。
重量鉄骨造は強度があり、鉄筋コンクリートなどに比べて軽量のため、超高層ビルや体育館などの大規模建築物を作る際に採用されます。軽量鉄骨造は一般戸建て住宅や小規模施設にも採用されています。一般戸建て住宅で、軽量鉄骨造と聞くと見たことないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし実は比較的多く建っています。外壁材や内装は鉄骨を剥き出しにしているわけではなく、普通の戸建て住宅と同じような建材をしようしているため、外観ではわからない方も多いでしょう。

RC造は5階建て以下のマンションなど

 RC造は鉄筋コンクリートを柱や梁、床や天井全てに使用しています。コンクリートだけでは引っ張る力に弱く、それだけでは柱の機能を保てません。そこで鉄筋で補強することにより十分な耐久性を持った建材として鉄筋コンクリートが採用されています。鉄筋をコンクリートで覆うことにより鉄筋も錆びなくなります。

SRC造は高層ビル、高層マンションなど

 SRC造は鉄骨鉄筋コンクリートを柱や梁などに使用しています。RC造よりも耐久性に優れた建造物といえます。その分コストもかかり、中低層の建造物ではあまり使用されず、10階建て以上の高層マンションなどで使用されます。また、全ての階層にコンクリートを流し込むと建造物全体の重量が増えるため、5階以降はコンクリートを流し込まない場合もあります。

S造、RC造、SRC造の住み心地

 それぞれの特徴はある程度わかりましたが、実際の住み心地には違いがあるのでしょうか。簡単にご説明します。

・S造
軽量鉄骨造は戸建て住宅などに採用されており、断熱材なども入れて施工されるため、住み心地としては比較的良いでしょう。

・RC造
耐震性、耐火性などに優れています。また、遮音性にも優れており、賃貸などではRC造が好まれる傾向にあり賃料も木造などより高い場合が多いです。

・SRC造
RC造よりも全ての性能が良いです。建築コストがかかるため、賃貸などでは賃料が最も高いといえるでしょう。

まとめ

 小さい建物は木造、大きい建物は鉄骨造と思っていた方も多いと思います。しかし実際には軽量鉄骨像などは一般住宅でも多く建っており、とても身近なものです。建材の種類によって大きく分けられていることを理解すればわかりやすいかと思います。




※この記事はリバイバル記事です。

関連するキーワード


住宅 鉄骨

関連する投稿


住宅営業は平日休み|平日休みのメリット10選

住宅営業は平日休み|平日休みのメリット10選

住宅営業マンは平日休みとなっています。土日休みの企業で勤務していた方は、平日休みとなってしまうことに違和感などを感じる方も多いかと思います。これから転職を考えている方も、土日休みじゃないと嫌だと考えている方もいるかもしれません。しかし、平日休みに慣れてしまうと土日休みが嫌だという方もいらっしゃいます。この記事では平日休みのメリットについてご紹介していきます。


人口減少により住宅業界も衰退していくのか!?これからの転職は考え直した方が良いのか

人口減少により住宅業界も衰退していくのか!?これからの転職は考え直した方が良いのか

 転職を考える際に、業界規模や市場、今後の市場推移などを把握することは将来を考える上で非常に重要です。住宅業界というのは、人口に直接的に関わってくる業界と言えます。日本は人口減少が進んでおり、少子高齢化していっています。そこで実際に住宅業界の現場と、今後の予測をご紹介いたします。


クレームの少ない住宅営業マンが実践する4つのポイント|基本を抑えて、あなたもできる営業マンになろう

クレームの少ない住宅営業マンが実践する4つのポイント|基本を抑えて、あなたもできる営業マンになろう

 営業マンにはクレームの多い営業マンと少ない営業マンがいます。クレームが多い営業マンは、売上にかかるプレッシャーと、お客様からの精神的負担が大きくなります。営業活動における体力と精神力の両方が疲弊していきます。この記事では、クレームの少ない営業マンが実践する行動をご紹介いたします。


住宅営業は自腹でクレーム解決!?転職前に知っておく自衛の4つのポイント|ブラック企業を避けよう

住宅営業は自腹でクレーム解決!?転職前に知っておく自衛の4つのポイント|ブラック企業を避けよう

 よく住宅営業で、クレームが起きた際に営業の責任とされてしまうという話を聞くのではないでしょうか。営業マンが自腹でお金を払い、クレーム処理をするということも聞きます。他の業界ではこのような話をほとんど聞かないため、不安になる求職者も多いです。そこで、どのような場合に自腹を切ることになってしまうのか、そういったブラック企業での自衛手段をご紹介いたします。


【トラブル体験談】住宅販売営業の実際にあった営業マンの外観配色ミス!クレームの原因を営業マンが作らないようにしましょう

【トラブル体験談】住宅販売営業の実際にあった営業マンの外観配色ミス!クレームの原因を営業マンが作らないようにしましょう

 住宅業界や建設業界はクレーム産業と言われるくらいトラブルが多いです。しかし、トラブルといっても大きいクレームになることはそこまで多くはなく、あまり不安になる必要はありません。転職するにあたり、どのようなクレームがあるのか、営業マンがどのようなミスをしてクレームになってしまうのか、体験談をご紹介いたします。転職に不安になるのではなく、事例を知り、事前に対策する準備を行いましょう。


最新の投稿


住宅営業は平日休み|平日休みのメリット10選

住宅営業は平日休み|平日休みのメリット10選

住宅営業マンは平日休みとなっています。土日休みの企業で勤務していた方は、平日休みとなってしまうことに違和感などを感じる方も多いかと思います。これから転職を考えている方も、土日休みじゃないと嫌だと考えている方もいるかもしれません。しかし、平日休みに慣れてしまうと土日休みが嫌だという方もいらっしゃいます。この記事では平日休みのメリットについてご紹介していきます。


人口減少により住宅業界も衰退していくのか!?これからの転職は考え直した方が良いのか

人口減少により住宅業界も衰退していくのか!?これからの転職は考え直した方が良いのか

 転職を考える際に、業界規模や市場、今後の市場推移などを把握することは将来を考える上で非常に重要です。住宅業界というのは、人口に直接的に関わってくる業界と言えます。日本は人口減少が進んでおり、少子高齢化していっています。そこで実際に住宅業界の現場と、今後の予測をご紹介いたします。


クレームの少ない住宅営業マンが実践する4つのポイント|基本を抑えて、あなたもできる営業マンになろう

クレームの少ない住宅営業マンが実践する4つのポイント|基本を抑えて、あなたもできる営業マンになろう

 営業マンにはクレームの多い営業マンと少ない営業マンがいます。クレームが多い営業マンは、売上にかかるプレッシャーと、お客様からの精神的負担が大きくなります。営業活動における体力と精神力の両方が疲弊していきます。この記事では、クレームの少ない営業マンが実践する行動をご紹介いたします。


住宅営業は自腹でクレーム解決!?転職前に知っておく自衛の4つのポイント|ブラック企業を避けよう

住宅営業は自腹でクレーム解決!?転職前に知っておく自衛の4つのポイント|ブラック企業を避けよう

 よく住宅営業で、クレームが起きた際に営業の責任とされてしまうという話を聞くのではないでしょうか。営業マンが自腹でお金を払い、クレーム処理をするということも聞きます。他の業界ではこのような話をほとんど聞かないため、不安になる求職者も多いです。そこで、どのような場合に自腹を切ることになってしまうのか、そういったブラック企業での自衛手段をご紹介いたします。


【トラブル体験談】住宅販売営業の実際にあった営業マンの外観配色ミス!クレームの原因を営業マンが作らないようにしましょう

【トラブル体験談】住宅販売営業の実際にあった営業マンの外観配色ミス!クレームの原因を営業マンが作らないようにしましょう

 住宅業界や建設業界はクレーム産業と言われるくらいトラブルが多いです。しかし、トラブルといっても大きいクレームになることはそこまで多くはなく、あまり不安になる必要はありません。転職するにあたり、どのようなクレームがあるのか、営業マンがどのようなミスをしてクレームになってしまうのか、体験談をご紹介いたします。転職に不安になるのではなく、事例を知り、事前に対策する準備を行いましょう。


最近話題のキーワード

ハウジングインダストリーで話題のキーワード


新築工事 現場監督 施工管理 住宅 利益 営業 職人 風水 現場監理 働き方改革