2022年の住宅業界はどうなっている?転職市場への影響は少ない!?

2022年の住宅業界はどうなっている?転職市場への影響は少ない!?

2019年から新型コロナの影響により、ほぼ全ての市場が減収減益となっている中、住宅業界へはどのような影響を及ぼし、2022年の動向はどのようになっているでしょうか?住宅業界は、比較的堅調な市場動向を示しており、転職市場も同様のようです。これから転職する方や、住宅を購入する方などにとって住宅業界の動向は気になるところです。そこで、具体的にどのような状況となっているのかについて簡単にご紹介いたします。


コロナによる倒産は、建設業2位

建設業は、新型コロナの影響により倒産件数が業種別で飲食業に次ぐ2位となっています。しかし、建設業界としては増収増益をしています。大手5社も全て2021年に増収増益となっています。業界として売り上げが伸びているにも関わらず、倒産件数が多いということはどういうことでしょうか?

これは、一時期の売り上げ減少に対して耐えることができる体力のある企業のみが残り、資金力が不足している中小企業などが倒産してしまっていると考えることができます。そして倒産した企業に来ていた仕事が、体力のある企業に集中するようになり売り上げの二極化が進んでいます。2022年も堅調な市場動向という見通しです。

住宅着工棟数の推移

2021年末の時点で、住宅着工棟数は2019年のコロナの影響を受ける前までに回復してきています。ただしウッドショックやアイアンショックなどの影響もあり、影響がこれから顕著に出てくる可能性もあります。利益に関しては、単価を上げることで対応している企業が多いです。

転職市場動向はほぼ横ばい

転職市場は、例年と変わらずほぼ横ばいとなっています。倒産件数は多いですが、倒産している比較的体力のない会社は、採用自体を行なっていない企業であることが多いと考えられます。そのため、転職に関して住宅業界に関しては特に厳しい状況にあるというわけではありません。

リフォーム業界は成長し続けている

新築住宅市場などは、コロナの影響を受けていますが、住宅リフォーム業界においては成長し続けているといった状況になっています。

市場規模は、2018年6.2兆円、2019年6.5兆円、2020円6.5兆円、2021年6.7兆円と経済動向が芳しく無い時期でも成長し続けています。理由としては、ステイホームによるリフォーム需要が伸びたと考えられています。

住宅ストックに対して、76%がリフォーム適齢期と言われており、リフォームを控えている物件が多く需要が長期的に見込める状況です。そのため、業界としては家電量販店なども参入するほど注目されている市場です。

リフォームの中でも「塗装」が1番需要が高く、全体の30~40%程度を占めています。住宅リフォーム業界の転職市場も同様に堅調のようです。

空き家リフォームなどの需要は延びるのか

住宅ストックに対して76%がリフォーム適齢期と試算されていますが、実際には空き家やリフォームするよりも取り壊しや立て直し待ちの物件も多くあると考えられます。

そもそもリフォーム需要があるにも関わらず、リフォームがされていない理由は、リフォーム費用を捻出することができない、もしくは利用価値が見出されていない物件になります。そのためリフォーム対象物件は、現状のまま件数としては維持していくのでは無いかと考えられます。
実際のリフォーム市場が伸びていく要因としては、寿命が伸びて住宅メンテナンス回数が増えたこと、建て替えよりもリフォームでコストを抑えたいという方が増えたことなどが挙げられます。

また、リフォームにおける商材が増えたことで、付加価値を付けた商品も出てきています。そのためリフォーム単価が徐々にUPしてきていることも市場の成長に起因しています。このようにして市場は成長し続けていきますが、根本的なリフォーム物件が極端に2倍などに増加することは無いでしょう。

まとめ

2022年の住宅業界は、コロナの影響を受ける前まで回復してきています。倒産件数は飲食業に次ぐ2位となってしまっていますが、比較的資金に余裕のある企業はうまく残ることができており、仕事がその分増えているようです。

転職市場に関しても、比較的堅調で他業種よりも有効求人倍率は高い傾向にあります。転職を考えているかたにとっては朗報です。

住宅リフォーム市場は、コロナ前から着実に成長を続けておりほとんどコロナの影響はないと言って良いかもしれません。リフォーム商材が増えることにより、単価UPなどがなされており今後も成長が期待できます。大手家電量販店なども参入していることから、注目業界と言えるでしょう。

関連するキーワード


住宅

関連する投稿


【営業が変わる!4ステップ】お客様が住宅契約を決める理由

【営業が変わる!4ステップ】お客様が住宅契約を決める理由

営業にとって、お客様の住宅契約を決める理由がわかれば苦労することはありません。しかし、お客様が契約する理由を見つけることは不可能です。なぜなら、お客様も「これがあったら契約する」というものを明確に決めている方はいないからです。これを勘違いしている営業もいるのではないでしょうか?そのため、お客様が住宅契約を決める理由をヒアリングすることが、営業の仕事だと思い込んでしまっている方もいらっしゃいます。この記事では、営業の考え方がガラッと変わるかも知れない、お客様が住宅契約を決める理由をご紹介いたします。


【難しくない!】1つだけ守れば良い。現場監督のコミュニケーション

【難しくない!】1つだけ守れば良い。現場監督のコミュニケーション

現場監督は、よくコミュニケーション能力が必要で、発注者(もしくは施工会社)とお客様、職人と板挟みになってしまう、と聞きます。現場監督は、工事現場の一種の連絡ツールです。そのため、この連絡ツールとなっている現場監督がうまくコミュニケーションを取れないと、予期せぬトラブルに発展することもあります。しかし、いわゆる「話がうまい」「誰とでも仲良くなれる」といったようなコミュニケーションスキルは必ずしも必要ではありません。この記事では、1つだけ守れば、現場監督としてのコミュニケーションが上手くいく方法をご紹介いたします。


働き方改革!施工管理者の残業を減らそう

働き方改革!施工管理者の残業を減らそう

働き方改革が進んでいますが、施工管理の慢性的な長時間労働は、まだ改善の余地があります。会社によっては、全く変わらない状況のところもあります。長時間労働は、労働者を疲弊させるだけでなく、業界としても人手をすり減らしていくことは、長期的にデメリットしかありません。ではなぜ、施工管理は残業時間が多くなってしまうのでしょうか?業務を効率化させる方法は、何か、なぜ浸透していないのかについてご紹介いたします。


外構の基本|種類・役割や注意点

外構の基本|種類・役割や注意点

戸建て住宅において、施主様が気にしていないことも多い外構ですが、住宅環境を考える上では非常に重要な要素です。外構について工務店などの施工会社が、その予算や、必要性について認識していなければ、お客様が住んでから困ってしまいます。この記事では、外構の基本的な知識から、その役割、特に注意しなければならない境界などについてご紹介いたします。外構工事だけでも数百万円とかかることもあるため、設計時には最初に伝えておくべきことでもあります。


入居後のクレームを減らす!新築住宅設計時のポイント

入居後のクレームを減らす!新築住宅設計時のポイント

ハウスメーカー、工務店の営業などは、引き渡し後にお客様からクレームがあったという方は多いのではないでしょうか?クレームとは言わなくても、お客様の認識が、イメージしていたものと異なっており、不満が残ってしまうということもよくあります。こういったトラブルの中でも、汚れや、メンテナンスが必要だと思わなかったという不満が多いです。新築時には、メンテナンスのことをあまり営業も話したがらないです。そして、営業も建築士も、メンテナンスのことはほとんど知らないということもあります。この記事では、入居後のクレームを減らすために知っておくべき、住宅設計時のポイントについてご紹介いたします。


最新の投稿


隣地とのトラブルに注意!境界の問題

隣地とのトラブルに注意!境界の問題

注文住宅を建てようと、土地を決め、設計を行い、いざ着工し、完成を喜ぼうと思ったのも束の間、隣家の方から敷地についてのクレームが!ということも、実は稀にあります。施主さまが大変な思いをするだけでなく、施工会社としても、トラブルになってしまいます。このような事態を避けるために、隣地境界についてどのような点に注意していなければいけないのか把握しておきましょう。


設計事務所に頼むメリット、施工会社の選び方

設計事務所に頼むメリット、施工会社の選び方

ハウスメーカーや工務店ではなく、設計事務所という建築設計を専門に行う会社があります。お客様は、住宅を建てる会社としては、ハウスメーカー、工務店、設計事務所の大きく3つから選ぶのが主な選択肢になります。この記事では、設計事務所に頼む際のメリットや、施工会社を選ぶ方法についてご紹介いたします。また、これらを知ることで、住宅営業マンなどにとって、営業力を強化する知識にもなります。


【提案上手】土地編|お客様が安心して住宅を選ぶ方法

【提案上手】土地編|お客様が安心して住宅を選ぶ方法

お客様が注文住宅を建てる際には、まず土地の選定から入ります。どのような家を建てたいか、漠然としたイメージはあっても、土地がある程度決まらなければ、具体的な設計はできません。また、予算についても土地そのものの価格だけでなく、土地状況に応じた工事費を考慮しなければいけません。そして、安心して暮らすためには、安心できる土地が重要です。お客様が土地を安心して選ぶために、営業や設計者が適切に提案を行うことが必要です。この記事では、土地についての簡単な知識と、提案方法についてご紹介いたします。


給料が未払いになったらどうする?請求する方法は?

給料が未払いになったらどうする?請求する方法は?

勤務先で給料が未払いの状態になってしまった場合、誰もが不安になってしまうでしょう。 給料は労働に対する正当な報酬であり、未払いは明らかな法律違反となります。 しかし、未払いの状態が続くほど回収が困難となるうえ、未払い給料に対する請求権には時効があるため、できるだけ早く行動することが重要です。 そこで本記事では、万が一勤務先で給料が未払いになった場合、どのような方法で回収するとよいのかご紹介したいと思います。


【現場監督がよく使う建設用語】ユンボとは?語源や必要な資格は?

【現場監督がよく使う建設用語】ユンボとは?語源や必要な資格は?

工事現場では、一般の人には伝わりにくい用語が使われることがありますが、「ユンボ」もそのひとつです。 「ユンボ」とは、「油圧ショベル」や「パワーショベル」など、土木工事で掘削用として使われる建設機械のことをいいます。 しかし、なぜ「ユンボ」と呼ばれているのか、その語源を知っている人は少ないのではないでしょうか? また、「ユンボ」は土木工事では欠かせませんが、誰にでも扱えるというものではなく、操作をするには資格が必要となります。 そこで本記事では、現場監督がよく使う建設用語である「ユンボ」について、その語源や必要となる資格などをご紹介したいと思います。


最近話題のキーワード

ハウジングインダストリーで話題のキーワード


住宅 利益 新築工事 現場監督 施工管理 職人 営業 建築 資格