後悔する住宅オプション・間取り10選|提案力を強化しよう!

後悔する住宅オプション・間取り10選|提案力を強化しよう!

住宅のオプションや間取りは、選択肢が幅広くお客様も営業もなかなか提案・選択がうまく進まないということもあります。また、見た目は良くても実際には使い勝手が良くないものもあります。お客様によっては、注文住宅で夢のアイランドキッチンといったように、良いものだと信じている場合もあります。しかし、実際は使ってみたらすぐに飽きてしまい、後悔すると言ったものもあります。それらを知っておくことで、お客様に本当に喜ばれる提案を行えるようにしましょう。


買ってから後悔することありますよね?

「気に入って買ったけど、この服ほとんど着てないな」「この化粧品いらなかったな」「もっと大きい机にすればよかったかな」など、買ってから後悔するということは誰でもあるのではないでしょうか?

たとえどれだけの時間をかけて考えて買ったとしても、結局あまり使わなかったということは起こり得ます。これは、住宅を購入する際にも起きます。住宅自体に対しては、購入して後悔したということはほとんどないですが、細かいオプションや間取りに対してはもっとこうすれば良かったと後悔する方も多いです。

住宅は、3棟建てないと満足するものを作れないとも言いますが、なるべく事前に後悔する可能性が高いものは省きましょう。

提案力を強化する!後悔する住宅オプション・間取り10選

住宅提案を強化するために、あらゆるクチコミから後悔する住宅オプションや間取りについて10個ご紹介いたします。

1.アイランドキッチン
2.南側の掃き出し窓
3.天窓
4.吹き抜け
5.天然芝
6.ウッドデッキ(小さいサイズ、安い素材)
7.舗装しない駐車スペース
8.角地の駐車スペースにフェンスや塀を設けない
9.浴室テレビ・ベンチカウンター
10.軒がない住宅

以上10個、詳しくご説明いたします。

1.アイランドキッチン

アイランドキッチンは、島のように独立したキッチンがあるものをいいます。海外ドラマなどでもアイランドキッチンはおしゃれなものとして出てきます。料理をしている時も、食材を置いているだけでおしゃれで楽しい雰囲気が出ます。

しかし、実際にはアイランドキッチンの上に調味料、調理器具、炊飯器・電子レンジなどの家電などを置きっぱなしにしてしまい散らかっているように見える状態になってしまう方が多いようです。もし、アイランドキッチンを導入する場合には、収納スペースを見えないところに置けるように別に設けるなどの対策をしておきましょう。

2.南側の掃き出し窓

掃き出し窓は、通常の間取りで多いのですが、南側は日差しが強すぎたり、道路から見えるためシャッターをずっと閉めっぱなしの方も多いです。電動シャッターの費用も勿体無いですし、ハイサイドライトなどにすることも検討しましょう。

3.天窓

天窓は部屋が明るくなり、導入を検討される方も多いです。しかし、実際は他の窓だけでも十分な明るさがあることが多いです。

また雨音がうるさかったり、掃除も大変で、雨漏りの原因にもなります。特に雨漏りは築30年以上何もメンテナンスをしていないと、ほとんどの場合雨漏りすると考えて、定期的にメンテナンスをする予定を立てておきましょう。

4.吹き抜け

吹き抜けにすることで、部屋全体が広々として開放感あふれた住宅になります。しかし、光熱費が非常に高くなります。1Fと2Fの空間全ての空調を調節するには時間もかかります。2F部分の窓は、専門業者に足場を組んでもらわないと掃除できないというデメリットもあります。

全室の温度が一定に保たれるような、高機能住宅などでの導入にした方が良いでしょう。

5.天然芝

天然芝の管理は、難しく手間がかかります。家庭菜園などをもともとこまめに行うことができている方が設置するようにしましょう。

6.ウッドデッキ(小さいサイズ、安い素材)

ウッドデッキは、安い木材だと2,3年で腐ります。BBQなどを行う場合でもダイニングとキッチンを合わせたスペースくらい無いと、あまり使い勝手も良くありません。

使用用途を考えて、サイズを大きく、素材を長持ちする高級なものにしましょう。

7.舗装しない駐車スペース

舗装しない駐車スペースは、泥まみれになるため避けた方が良いです。予算を削らないようにしましょう。

8.角地の駐車スペースにフェンスや塀を設けない

角地の駐車スペースは、曲がる車が必ずと言って良いほど乗り上げてきます。歩行者も通ります。フェンスや塀を新築時に設けてしまった方が良いです。

9.浴室テレビ・ベンチカウンター

浴室テレビは、スマホがあるためほとんど必要ないという方が多いです。スマホの方が視聴できるコンテンツが多いためです。交換修理費用も負担となります。

ベンチカウンターは、裏面の掃除も面倒で、シャンプーなどは水垢ができにくい設置台などが100均でも販売されており、そちらで十分という方も多いです。

10.軒がない住宅

軒がない住宅は、一見オシャレに見えますが、住宅の劣化が早くなります。雨風が直接当たるため、雨漏りの原因にもなります。

また、軒から屋根裏の通気が比較的不利なため、これも劣化の原因になります。

関連するキーワード


住宅

関連する投稿


住宅設計士は、技術を学んで、そして盗め!

住宅設計士は、技術を学んで、そして盗め!

住宅設計士は、建築士の資格を持っていることがほとんどです。しかし、資格を持っていれば完璧にデザインからディテールにこだわった施工まで、問題ない設計ができるかというとそうではありません。住宅設計士として、学ぶべきことは多く、自分1人で仕事を完結できるようになることはなかなか一筋縄ではいきません。技術を学び、盗むことが住宅設計士として一人前になるために必要なことです。この記事では、住宅設計士が何を学び、技術をどのように身につけていけば良いかご紹介いたいします。


住宅設計士の仕事術|電話・メールの使い分け

住宅設計士の仕事術|電話・メールの使い分け

住宅設計士は、デザインをする上で、メールに設計図や写真を添付したり、細かい内容は電話をしたりとどちらも使う必要が出てきます。メールだけであれば簡単ですが、電話もしなければいけない状況が多くあります。それらについてどのような情報はメールで、何を電話にしなければいけないのか、判断がつきづらい事項も出てきます。この記事では、仕事をスムーズに進めるためにどのようにすべきかお勧めの方法をご紹介いたします。


住宅設計士の報連相|なぜか上司に伝わらない

住宅設計士の報連相|なぜか上司に伝わらない

住宅設計士として新米の頃、報連相がうまくできていないと注意されたことがある方がほとんどではないでしょうか?住宅設計士にかかわらず、社会人として求められるスキルですが、実は報連相というものは難しいです。業務の全体の流れを把握し、どこが仕事の重要ポイントで、どこをミスしてはいけないのか、どこを確認すれば効率的なのか。これらについて、新人の頃は何も分からないため、ほとんど仕事になりません。この記事では、そんな新人住宅設計士がどのように報連相を行えば良いかを簡単にご説明いたします。


住宅営業の仕方でトラブルに!?クロージングを急ぎすぎてはいけない

住宅営業の仕方でトラブルに!?クロージングを急ぎすぎてはいけない

営業は月末になると、その月の売上をなんとしてでも作ろうとします。どの営業でもそうですが、この際にお客様にメリットになるクロージングトークをしかけます。しかし、このとき営業が急すぎ、後々の工事になった時にトラブルになってしまった経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?この記事では、工事請負契約書を交わす際に注意しなければならない点についてご紹介いたします。


【営業で勝つために】住宅メーカーの研究をしよう!一挙にまとめてご紹介

【営業で勝つために】住宅メーカーの研究をしよう!一挙にまとめてご紹介

営業にとって、一番嫌なのが、他の会社にお客様を取られてしまうことではないでしょうか?住宅購入をしている方を見つけることが大変な営業です。せっかく購入意思が固いお客様にアプローチできたにも関わらず、今一歩のところで他社にしましたとなったときの落胆は、誰しもが経験したことがあるはずです。他社の住宅メーカーがどのような提案を行なっているのか簡単にご紹介いたします。


最新の投稿


住宅設計士は、技術を学んで、そして盗め!

住宅設計士は、技術を学んで、そして盗め!

住宅設計士は、建築士の資格を持っていることがほとんどです。しかし、資格を持っていれば完璧にデザインからディテールにこだわった施工まで、問題ない設計ができるかというとそうではありません。住宅設計士として、学ぶべきことは多く、自分1人で仕事を完結できるようになることはなかなか一筋縄ではいきません。技術を学び、盗むことが住宅設計士として一人前になるために必要なことです。この記事では、住宅設計士が何を学び、技術をどのように身につけていけば良いかご紹介いたいします。


住宅設計士の仕事術|電話・メールの使い分け

住宅設計士の仕事術|電話・メールの使い分け

住宅設計士は、デザインをする上で、メールに設計図や写真を添付したり、細かい内容は電話をしたりとどちらも使う必要が出てきます。メールだけであれば簡単ですが、電話もしなければいけない状況が多くあります。それらについてどのような情報はメールで、何を電話にしなければいけないのか、判断がつきづらい事項も出てきます。この記事では、仕事をスムーズに進めるためにどのようにすべきかお勧めの方法をご紹介いたします。


住宅設計士の報連相|なぜか上司に伝わらない

住宅設計士の報連相|なぜか上司に伝わらない

住宅設計士として新米の頃、報連相がうまくできていないと注意されたことがある方がほとんどではないでしょうか?住宅設計士にかかわらず、社会人として求められるスキルですが、実は報連相というものは難しいです。業務の全体の流れを把握し、どこが仕事の重要ポイントで、どこをミスしてはいけないのか、どこを確認すれば効率的なのか。これらについて、新人の頃は何も分からないため、ほとんど仕事になりません。この記事では、そんな新人住宅設計士がどのように報連相を行えば良いかを簡単にご説明いたします。


【働き方指南】新人住宅設計士は独立を目指して働こう!

【働き方指南】新人住宅設計士は独立を目指して働こう!

新人住宅設計士は、全く設計の仕事ができないと言っても過言ではありません。設計自体は先輩社員が基本的には行い、新人はそれの補佐から始まります。もっと設計に関わりたい!もっと案を出したい!と思っても、ほとんどできない状況が続くでしょう。小規模の設計事務所では、新人は電話対応やお客様対応などに時間を割かなければなりません。そこで、違う会社に転職しようとしたり、先輩の文句を言う前に、まずは自分が独立したときに困らない知識や経験を最低限つけてみましょう!


住宅営業の仕方でトラブルに!?クロージングを急ぎすぎてはいけない

住宅営業の仕方でトラブルに!?クロージングを急ぎすぎてはいけない

営業は月末になると、その月の売上をなんとしてでも作ろうとします。どの営業でもそうですが、この際にお客様にメリットになるクロージングトークをしかけます。しかし、このとき営業が急すぎ、後々の工事になった時にトラブルになってしまった経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?この記事では、工事請負契約書を交わす際に注意しなければならない点についてご紹介いたします。


最近話題のキーワード

ハウジングインダストリーで話題のキーワード


新築工事 現場監督 施工管理 住宅 利益 営業 職人 台風 現場監理 働き方改革 資格