住宅営業のコツは、名前を呼ぶだけ|簡単なコミュニケーション能力UP方法

住宅営業のコツは、名前を呼ぶだけ|簡単なコミュニケーション能力UP方法

住宅営業は、コミュニケーション能力が必要とされます。営業職全般はコミュニケーションができなければ、お客様に好かれず、信頼されず、売れるものも売れなくなってしまいます。そして、営業ができないという方は、コミュニケーションがうまくできないため、売れないと決めつけてしまいます。しかし、コミュニケーションというのは、本来は簡単なものであり、営業にとって、必要なものは決まっています。この記事では、簡単なコツとして、「名前を呼ぶ」ということに焦点を当ててご紹介いたします。


コミュニケーション能力とは?

コミュニケーション能力とは、いったい何でしょうか?一般的には、論理的に話すことができる、説得が得意、知らない人と話していても話が続くといったイメージでしょうか。

ここの記事では、コミュニケーション能力とは、「仲良くなれる能力」とします。営業にとっては、
この「仲良くなれる」ということが一番重要です。

例え論理的に話していても、お客様はつまらなく、理解できても、それはパンフレットを読み、他の会社と同じような内容かもしれません。説得が得意な方も、それは最後の金額交渉が得意なだけです。営業ができる、本当にコミュニケーション能力が高い営業は、金額交渉も必要なく契約に至る場合も多いです。上部だけのコミュニケーション能力というものに固執しないようにしましょう。

営業になぜコミュニケーション能力が必要なのか?

そもそも、営業にはなぜコミュニケーション能力は必要なのでしょうか?商品が良く、パンフレットやHPで詳しい説明が載っていれば、営業はその細く説明や、お客様からの要望をうまく汲み取るだけでいいはずです。

それは、お客様が欲しいと思っていても、数千万円の金額を出すことに勇気がいることと、競合他社がいて、同じような説明をしてくるからです。

数千万円の契約をする際に、その後押しとして、営業という人を介することは非常に重要です。実際に人と話すことで、細かい不安点を解消することができ、購入を決心できます。そしてこの時に、ただ不安点を解消する話をするわけではありません。ある程度の信頼関係が必要になります。例えば、この営業が大学生の時に嫌いだった方だった場合はどうでしょうか。あまり良い印象はありませんよね。極端な例ですが、相手のことを少しでも好意を抱いていないと、数千万円の契約を頼もうとは思わないものです。

また、競合他社と住宅商品の優位性だけで勝負するということは、ほとんどできません。お互いに営業が介しているため、お客様もその営業の説明などに少なくとも影響されています。どれだけ説明が流暢であっても、好いている人から説明されたほうが、数段よく聞こえてきます。

つまり、「仲良くなれる能力」というコミュニケーション能力は、営業にとって一番の武器になります。必ずしもうまく話す必要はありません。

「仲良くなれる能力」は、名前を呼ぶことから

ここで、この記事の本題です。いわゆるコミュニケーションに自信がない方や、見知らぬ方、初めて会ったお客様と雑談がうまくできないという方も、名前を呼んでみましょう。

「こんにちは。お子さん可愛いですね。ウチの子供も同じくらいでして、、、。本日は、土地についてのご説明になります。まず、土地の面積は、、、」と話し始める営業がいます。子供の話などで雑談をしてから、丁寧に説明を始めます。

一方の営業は、「鈴木様、こんにちは。お子さん可愛いですね。うちの子供も鈴木様のお子さんと同じくらいでして、、、。本日は、土地についての、、、、」と話します。実は、後者の名前を呼ぶという発言を入れるだけで、相手からの印象がガラリと変わります。

ここの文章ではなかなか伝わらないかもしれませんが、実際にお客様に試してみてください。実はお客様の名前を呼んでいる営業はほとんどいません。メールの冒頭に付けるくらいしかしていません。お客様の名前を呼ぶことで、お客様は、自分のことを覚えてくれている、自分のことを考えてくれていると感じます。

営業も名前を呼ばれたい

営業は、名前を覚えてもらったら、仲良くなれている、信頼関係が築けてきて、見込みも濃くなると教わった方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、自分からお客様の名前を呼ぶことを意識している方は少ないのです。

このように、名前を呼ばれるということは、営業も嬉しいですよね?お客様も嬉しく感じるものです。お互いに名前を呼び合う関係であれば、非常に良い関係を築いていると感じることができるはずです。

つまり、営業から「お客様の名前を呼ぶ」ということを意識して行うだけで、コミュニケーション能力「仲良くなれる能力」がUPします。ぜひ試してみて、お客様と良好な関係を築きましょう。

関連するキーワード


住宅 営業

関連する投稿


住宅ローンの定番「フラット35」とは?特徴や銀行ローンとの違い

住宅ローンの定番「フラット35」とは?特徴や銀行ローンとの違い

住宅を購入する際、多くの人が利用する住宅ローンですが、なかでも定番といえるのは「フラット35」になるでしょう。 「フラット35」の最大の特徴は「固定金利型」であることです。 「固定金利型」であることで、借り入れの時点で返済金額がわかり、また計画も立てやすくなります。 また、この他にも民間銀行が取り扱う住宅ローンとは異なる特徴があるため、知識として理解しておくとよいでしょう。 そこで本記事では、「フラット35」の特徴や銀行ローンとの違いについて徹底解説したいと思います。


【住宅建築の基礎知識】セメント、モルタル、コンクリートの違いとは?

【住宅建築の基礎知識】セメント、モルタル、コンクリートの違いとは?

住宅建築においては、非常に多くの建材が使われています。 なかでも「セメント」「モルタル」「コンクリート」については、必ず使用されるポピュラーな建材となります。 しかし、これらがどのような建材なのか、またそれぞれの違いがよくわからないという人もいるのではないでしょうか? そこで本記事では、「セメント」「モルタル」「コンクリート」について、それぞれの特徴の違いなどを徹底解説したいと思います。


プレハブ住宅とはどんな住宅?種類や特徴を解説

プレハブ住宅とはどんな住宅?種類や特徴を解説

戸建て住宅はいくつかの種類に分けられますが、建築するときの工法によっても分類することが可能です。 代表的な工法といえば「木造軸組工法」や「木造枠組壁式(ツーバイフォー)工法」、「プレハブ工法」などが挙げられます。 そして、この「プレハブ工法」で建てられた住宅が「プレハブ住宅」です。 また「プレハブ住宅」は、さらにいくつかの種類に分かれており、それぞれ特徴が異なります。 そこで本記事では、「プレハブ住宅」とは具体的にどのような住宅のことをいうのか、そしてどのような種類や特徴があるのかなど、徹底解説したいと思います。


住宅業界で働く人のリフレッシュ方法まとめ

住宅業界で働く人のリフレッシュ方法まとめ

住宅営業や、現場監督など非常に忙しく接客業でもあるためクレームやトラブルも多くストレスを溜めがちです。そこで、休日はどのようにリフレッシュしているのでしょうか?ストレスをうまく発散できない方も、他の方のリフレッシュ方法を真似してみましょう!1人で休日を過ごす方も、友達と遊ぶというものまで、それぞれご紹介いたします。


【住宅建築の基礎知識】住宅の耐震性能はどこでわかる?

【住宅建築の基礎知識】住宅の耐震性能はどこでわかる?

家づくりに携わるうえで知っておきたいことのひとつに「耐震性能」があります。 というのも、日本は地震大国であり、住宅の「耐震性能」を高めることは暮らす人たちの命を守ることにつながるためです。 しかし「耐震性能」の高さはどうすればわかるのでしょうか? 住宅の「耐震性能」には目安となる基準があり、満たしているかどうかで判断することが可能となります。 そこで本記事では、住宅の「耐震性能」がわかる目安について、解説したいと思います。


最新の投稿


施工管理は何歳までできる仕事?高齢者でも大丈夫?

施工管理は何歳までできる仕事?高齢者でも大丈夫?

建設業界の仕事は、「体力が必要で、高齢者にとってはきついのでは?」というイメージを持つ人もいるのではないでしょうか? 確かに、高齢化にともない筋力や視力の衰えなど身体機能の低下による影響が出てくることは、安全面で不安な部分が生じてくる可能性があります。 しかし一方で、業界の著しい高齢化に対応するべく、高齢者へ配慮された現場の環境づくりは徐々に進んでいます。 では、施工管理の仕事は何歳までできる仕事なのでしょうか?また高齢者でもできるのでしょうか? そこで本記事では、施工管理はいったい何歳までできる仕事で高齢者でも可能なのか、ご紹介したいと思います。


【建設業のヒヤリハット】認識する重要性と事例をご紹介!

【建設業のヒヤリハット】認識する重要性と事例をご紹介!

建設業界の労働災害は、減少傾向にあるとはいえ他の産業と比べても多く発生しています。 また、工事現場で作業に従事する人は、労働災害にいたらないまでも「ヒヤリ」としたり「ハッ」としたりといった経験は少なからずあるでしょう。 このような、つい見過ごしてしまいがちな「ヒヤリハット」を認識し、危険の芽を摘み取ることが労働災害を防止するうえで重要になります。 そこで本記事では、建設業界の「ヒヤリハット」を認識することの重要性について、事例を交えながらご紹介したいと思います。


住宅ローンの定番「フラット35」とは?特徴や銀行ローンとの違い

住宅ローンの定番「フラット35」とは?特徴や銀行ローンとの違い

住宅を購入する際、多くの人が利用する住宅ローンですが、なかでも定番といえるのは「フラット35」になるでしょう。 「フラット35」の最大の特徴は「固定金利型」であることです。 「固定金利型」であることで、借り入れの時点で返済金額がわかり、また計画も立てやすくなります。 また、この他にも民間銀行が取り扱う住宅ローンとは異なる特徴があるため、知識として理解しておくとよいでしょう。 そこで本記事では、「フラット35」の特徴や銀行ローンとの違いについて徹底解説したいと思います。


【住宅建築の基礎知識】セメント、モルタル、コンクリートの違いとは?

【住宅建築の基礎知識】セメント、モルタル、コンクリートの違いとは?

住宅建築においては、非常に多くの建材が使われています。 なかでも「セメント」「モルタル」「コンクリート」については、必ず使用されるポピュラーな建材となります。 しかし、これらがどのような建材なのか、またそれぞれの違いがよくわからないという人もいるのではないでしょうか? そこで本記事では、「セメント」「モルタル」「コンクリート」について、それぞれの特徴の違いなどを徹底解説したいと思います。


安全管理の具体的業務|現場監督の責任

安全管理の具体的業務|現場監督の責任

現場監督にとって、安全管理業務は最も重要な仕事です。危険が多い建設作業で、無事故で完工することを一番の目的にする必要があります。安全管理は具体的にどうやっているの?そもそも各自が安全管理をするだけではダメなのか、など現場監督の重要性と責任についてご紹介いたします。