住宅営業の大変な所
まずは大変なところを考えていきましょう。住宅営業だけでなく、営業全般に言えることであり、営業職でなくても共通するところもあります。何がどう大変なのかを知ることで、不安を無くしていきましょう。
■自分で行動しなければ、仕事がない
仕事が大変なのではなく、何もしなければそもそも仕事がなくなります。仕事を見つけてくるのが大変なのです。
いわゆる営業の見込み作りですが、まず必ず最初に行わなければならないのが、営業量の確保です。10件あたっても見込みはできないかもしれませんが、1000件あたれば必ず見込みはできます。
この見込み作りは泥臭い面もあり、断られながら何件もアプローチしていく気力が必要になります。(これをクリアすれば、営業は何も怖くないと言っても過言ではありません)
■売れないときに上司から怒られる
上司に売上を作るよう叱責されることもあります。
通常仕事をしていて怒られるのは、ミスをしたときだと思います。一方、営業は売れないことがミスになります。
「一生懸命、営業活動を行っているのに、売れないからって怒られたら堪ったもんじゃない。」と、精神的に辛くなってしまう方もいらっしゃいます。
しかし、怒られても当たり前なことと理解していれば、そこまで不安に感じる必要もないかもしれません。なぜなら例え一生懸命に営業活動を行っていても、1件も成果に繋がらなければ、サボっているということと同じだからです。(営業初心者がまずここでつまづきます)
営業は、営業活動を行うのが仕事ではなく、売上を作る仕事だからです。売上がなければ働いていないのと同じですよね。
上司に怒られたときには、縮こまるのではなく、営業活動を行ってきたにも関わらず、なぜ売れないのか、どうやったら売れるのかを上司に相談することを心がけましょう。
■お客様からのクレーム
お客様相手の仕事をしている限り、お客様からのクレームは付き物です。お客様からのクレームは、まずは量に耐えること。慣れれば対処法もつかめます。お客様に対してミスをした場合、誠心誠意対応することが求められます。(これは営業職関係ないですよね)
プラスに捉えて、クレーム対応は、非常に重要なスキルと考えてみましょう。クレームはお客様のニーズとギャップが生じた時に発生します。つまりお客様のニーズを掴む能力が飛躍的に上がります。営業以外にもお客様相手の仕事に役立ちます。
住宅営業の楽しい所
住宅営業は楽しさも多いです。どんな仕事でも楽しむ人もいれば、嫌がる人もいます。せっかく働くのであれば、楽しむ側になっていきましょう。
■給与が高い
営業の一番の魅力と言っても過言ではない、歩合給です。基本給にプラスして、歩合給が乗ってくるため、月給は高くなります。若くして高年収をもらうことも可能です。
自分の成果に対して給与が高くなるというのは、やりがいも感じやすいです。事務職などはどれだけパフォーマンスをあげても、給与が目に見えて上がることはありません。自身の成果をわかりやすく給与で評価されることは非常に嬉しさを感じやすいです。
■お客様と仲良くなれる
会社のどの部署よりもお客様と近い部署でもあります。お客様と直接取引をすることで、信頼関係も築くことができ、やりがいを感じることができます。法人営業や、仲介業を行っている方などは、こういったお客様との繋がりを求め、住宅営業に転職される方も多くいらっしゃいます。
■自分で仕事を作る能力が身につく
営業ができるということは、自ら仕事を取ってこれるということです。自分でお金を稼ぐことができるという意識は、どの仕事でも自信に繋がります。
自営業や、フリーランスも、最初は営業力がなければ仕事につながりません。まずは仕事を始める上での初めの障壁を乗り越える力を身につけることができます。
営業力が会社を成り立たせる
住宅に限らず、どれだけ良いものを作っても、営業力で売上が大きく左右します。(大手メーカーも例外ではありません)通販などが一般的となっている昨今でも、特に住宅販売は最終的には対人になります。そのため、営業力は必須な業界です。
営業職は嫌だと避けている人たちも、避けている仕事をしている営業マンから買うのです。営業マンを嫌いなのではなく、営業という仕事に嫌なイメージを持っているだけです。本来、住宅営業は花形の部署になります。(売上を作る部署だからです)
まとめ
住宅営業に不安を感じている方は多いですが、それは大変だというイメージが先行してしまっているからです。どの仕事でも大変であり、楽しくもあります。営業職を正しく知ることで、転職の不安を撮りのぞければ幸いです。
※この記事はリバイバル記事です。