【未経験OK】住宅営業で活躍する人材の特徴5選

【未経験OK】住宅営業で活躍する人材の特徴5選

 住宅営業に転職しようと考えた時、営業職を経験したことがないけど大丈夫なのか。自分が住宅営業をできるのか、そもそも営業職をやっていけるのかなど、さまざまな不安があると思います。住宅営業は未経験の方も多く転職する職種です。そこで、向いている方の特徴をご紹介し、どのように働いていくのが良いのかのご参考になればと思います。


①基本的な報告・連絡・相談を抜けなく行うことができる

 よく「ほうれんそう」などと言われますが、営業にとってこの報告・連絡・相談が非常に重要であり、実は勤続2,3年目でもよくこれが原因で問題が起きます。理由は、営業というのはまさに「話す」仕事であるため、会話の内容が基本的には全てになります。もちろん契約書などを取り交わしますが、会話をしたのに、契約書に無いから知らないということにはならないのです。逆に、契約書に書いてあるから話していないということもよく問題になります。
 住宅は高額な商品かつ、引き渡し(商品受け取り)までに何ヶ月もかかることが多いです。そのため、その間の会話が非常に重要です。報告・連絡・相談は、上司・職人・施工管理・お客様など複数人に行う必要があり、誰に何を言ったか、タスクは完了したのかなど管理が煩雑になります。そのため、一つ一つの事柄に関して抜けなく対応していくことが求められます。

②主体性、やる気の姿勢がある

 全ての仕事において、主体性・やる気は重要ですが、営業職の場合、与えられた仕事を高クオリティでこなすということが求められているわけではありません。クオリティの優劣に関わらず、契約をとってくるか取って来ないかが重要です。そのためどれだけ営業プロセスにこだわりがあり、頭の良い方法であったとしても、契約を取っていなければ、それらはやっていないこととあまり変わらないことになってしまいます。
 常に、主体的に自ら行動し、行動量の多い営業活動を行うことが求められます。そのため体育会系の人材が好まれている傾向があります。もちろん、行動量を落とさないかつ、営業プロセスも良いのが一番ですが、まずは契約を取れなければ行動するということが、営業には求められます。

③わからないときに、素直にわからないと言える

 与えられた仕事に対し、自分で考えてなんとか形にするということを良しとされている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、住宅営業の場合、契約書・図面・見積書、各専門用語、各部材ごとの商品名(新商品が出ればそれも)など、慣れるまでに時間がかかるものが多いです。なんとなくの雰囲気で仕事を進めてしまうと、全てがやり直しになってしまうこともあります。そのため、わからないことはすぐに聞き対処するようにしましょう。仕事ができない人だと採用は思われるかもしれませんが、そういったことを気にするのではなく、いち早くミスなく仕事ができるようにプライドを捨てて行動した方が後々プラスになります。
 また、お客様からわからないことを質問されたときに、わからないことを適当に答えることはやめましょう。社内に持ち帰って調べてからお答えしましょう。不適切な回答により、お客様や会社が対応できなくなってしまうことが多いからです。

④自分の意見を持ちながら、相手の意見も尊重する

 営業は決まった方法がありません。人が違えば、お客様からの印象も、お客様との会話も全て異なります。そのため、うまくいかないとき、うまくいったときと起伏がある働き方になります。どういった方法が一番良いのか、どうしてそう行動したのかという自分の意見をしっかりと持つことが大事です。また時には上司やお客様からの意見も尊重することで成長することができます。ただ、「上司やお客様にこう言われたから、こうしているだけです」のように、自分で考えて行動しないことは成果にもつながりません。

⑤お客様の立場になって考える努力をする

 住宅というと、一般的には、その価格、間取り、場所などが重要な購入決定要因となります。そしてお客様によって、これらの考え方が違います。営業マンからは、住宅ローンを組んで、この価格帯の、間取りの方がお客様にとって最適解だと思っても、お客様はそう思わないかもしれません。そしてなぜお客様はそう思わないのか、何を重要視して迷っているのかなどを汲み取り、それらの認識をすり合わせる必要があります。営業に慣れてきた方に多いのですが、お客様はこう考えているものだと経験則で当てはめてしまうのです。そうではなく、常にお客様がどのように考えているのかを、そのお客様の立場になって考える必要があります。例えば、お客様が検索しそうなワードを検索し、そこでどのような内容の記事が書かれているのかなどを調べることが非常に有効です。このように、お客様の立場になる努力をすることが重要です。

まとめ

 いかがでしたでしょうか。住宅営業にとって求められる人材の特徴をご紹介いたしました。これから転職を考えている方は、現職でこのような働き方ができていたか、これからこのように働くことを意識してみようなど、参考になれば幸いです。



※この記事はリバイバル記事です。

関連するキーワード


住宅 営業 未経験

関連する投稿


住宅ローンの定番「フラット35」とは?特徴や銀行ローンとの違い

住宅ローンの定番「フラット35」とは?特徴や銀行ローンとの違い

住宅を購入する際、多くの人が利用する住宅ローンですが、なかでも定番といえるのは「フラット35」になるでしょう。 「フラット35」の最大の特徴は「固定金利型」であることです。 「固定金利型」であることで、借り入れの時点で返済金額がわかり、また計画も立てやすくなります。 また、この他にも民間銀行が取り扱う住宅ローンとは異なる特徴があるため、知識として理解しておくとよいでしょう。 そこで本記事では、「フラット35」の特徴や銀行ローンとの違いについて徹底解説したいと思います。


【住宅建築の基礎知識】セメント、モルタル、コンクリートの違いとは?

【住宅建築の基礎知識】セメント、モルタル、コンクリートの違いとは?

住宅建築においては、非常に多くの建材が使われています。 なかでも「セメント」「モルタル」「コンクリート」については、必ず使用されるポピュラーな建材となります。 しかし、これらがどのような建材なのか、またそれぞれの違いがよくわからないという人もいるのではないでしょうか? そこで本記事では、「セメント」「モルタル」「コンクリート」について、それぞれの特徴の違いなどを徹底解説したいと思います。


プレハブ住宅とはどんな住宅?種類や特徴を解説

プレハブ住宅とはどんな住宅?種類や特徴を解説

戸建て住宅はいくつかの種類に分けられますが、建築するときの工法によっても分類することが可能です。 代表的な工法といえば「木造軸組工法」や「木造枠組壁式(ツーバイフォー)工法」、「プレハブ工法」などが挙げられます。 そして、この「プレハブ工法」で建てられた住宅が「プレハブ住宅」です。 また「プレハブ住宅」は、さらにいくつかの種類に分かれており、それぞれ特徴が異なります。 そこで本記事では、「プレハブ住宅」とは具体的にどのような住宅のことをいうのか、そしてどのような種類や特徴があるのかなど、徹底解説したいと思います。


住宅業界で働く人のリフレッシュ方法まとめ

住宅業界で働く人のリフレッシュ方法まとめ

住宅営業や、現場監督など非常に忙しく接客業でもあるためクレームやトラブルも多くストレスを溜めがちです。そこで、休日はどのようにリフレッシュしているのでしょうか?ストレスをうまく発散できない方も、他の方のリフレッシュ方法を真似してみましょう!1人で休日を過ごす方も、友達と遊ぶというものまで、それぞれご紹介いたします。


【住宅建築の基礎知識】住宅の耐震性能はどこでわかる?

【住宅建築の基礎知識】住宅の耐震性能はどこでわかる?

家づくりに携わるうえで知っておきたいことのひとつに「耐震性能」があります。 というのも、日本は地震大国であり、住宅の「耐震性能」を高めることは暮らす人たちの命を守ることにつながるためです。 しかし「耐震性能」の高さはどうすればわかるのでしょうか? 住宅の「耐震性能」には目安となる基準があり、満たしているかどうかで判断することが可能となります。 そこで本記事では、住宅の「耐震性能」がわかる目安について、解説したいと思います。


最新の投稿


施工管理は何歳までできる仕事?高齢者でも大丈夫?

施工管理は何歳までできる仕事?高齢者でも大丈夫?

建設業界の仕事は、「体力が必要で、高齢者にとってはきついのでは?」というイメージを持つ人もいるのではないでしょうか? 確かに、高齢化にともない筋力や視力の衰えなど身体機能の低下による影響が出てくることは、安全面で不安な部分が生じてくる可能性があります。 しかし一方で、業界の著しい高齢化に対応するべく、高齢者へ配慮された現場の環境づくりは徐々に進んでいます。 では、施工管理の仕事は何歳までできる仕事なのでしょうか?また高齢者でもできるのでしょうか? そこで本記事では、施工管理はいったい何歳までできる仕事で高齢者でも可能なのか、ご紹介したいと思います。


【建設業のヒヤリハット】認識する重要性と事例をご紹介!

【建設業のヒヤリハット】認識する重要性と事例をご紹介!

建設業界の労働災害は、減少傾向にあるとはいえ他の産業と比べても多く発生しています。 また、工事現場で作業に従事する人は、労働災害にいたらないまでも「ヒヤリ」としたり「ハッ」としたりといった経験は少なからずあるでしょう。 このような、つい見過ごしてしまいがちな「ヒヤリハット」を認識し、危険の芽を摘み取ることが労働災害を防止するうえで重要になります。 そこで本記事では、建設業界の「ヒヤリハット」を認識することの重要性について、事例を交えながらご紹介したいと思います。


住宅ローンの定番「フラット35」とは?特徴や銀行ローンとの違い

住宅ローンの定番「フラット35」とは?特徴や銀行ローンとの違い

住宅を購入する際、多くの人が利用する住宅ローンですが、なかでも定番といえるのは「フラット35」になるでしょう。 「フラット35」の最大の特徴は「固定金利型」であることです。 「固定金利型」であることで、借り入れの時点で返済金額がわかり、また計画も立てやすくなります。 また、この他にも民間銀行が取り扱う住宅ローンとは異なる特徴があるため、知識として理解しておくとよいでしょう。 そこで本記事では、「フラット35」の特徴や銀行ローンとの違いについて徹底解説したいと思います。


【住宅建築の基礎知識】セメント、モルタル、コンクリートの違いとは?

【住宅建築の基礎知識】セメント、モルタル、コンクリートの違いとは?

住宅建築においては、非常に多くの建材が使われています。 なかでも「セメント」「モルタル」「コンクリート」については、必ず使用されるポピュラーな建材となります。 しかし、これらがどのような建材なのか、またそれぞれの違いがよくわからないという人もいるのではないでしょうか? そこで本記事では、「セメント」「モルタル」「コンクリート」について、それぞれの特徴の違いなどを徹底解説したいと思います。


安全管理の具体的業務|現場監督の責任

安全管理の具体的業務|現場監督の責任

現場監督にとって、安全管理業務は最も重要な仕事です。危険が多い建設作業で、無事故で完工することを一番の目的にする必要があります。安全管理は具体的にどうやっているの?そもそも各自が安全管理をするだけではダメなのか、など現場監督の重要性と責任についてご紹介いたします。