少子高齢化の影響から、住宅の着工件数は徐々に低下する一方で、ライフスタイルの変化に合わせて住まいを変えていく「リフォーム・リノベーション」の需要が高まっています。
そのため、今後の成長が期待できるとして「リフォーム・リノベーション」業界への転職を希望している人も増えているようです。
とはいえ、具体的にどのような仕事を行っているのかわからない人も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、転職を検討している人に向けて「リフォーム・リノベーション」業界の仕事内容についてご紹介したいと思います。
リフォーム・リノベーション業界の仕事内容とは
リフォーム・リノベーション業界の仕事内容は、既存の戸建て住宅やマンション、店舗などを直したり変更したりなどの工事を行います。
おもに営業や設計、積算、そして施工管理など、住宅会社と同様の職種が必要になります。
大手の会社の場合、それぞれの担当に分かれて担当する分業制となっており、工事は下請けの工事業者へ依頼することが多くのケースです。
一方、比較的規模の小さい会社では、分業せずアフターフォローを含めすべてを担当することなどもよくあるスタイルとなります。
■リフォーム・リノベーションを行う会社はタイプもさまざま
リフォーム・リノベーション業界にはさまざまなタイプの会社が存在していることが大きな特徴です。
また異業種からの参入も相次いているなど、競争も激化しつつあります。
リフォーム・リノベーション会社は具体的に以下のようなタイプがあります。
- リフォーム専門会社
- ハウスメーカー
- 工務店
- 電気・ガス設備工事会社
- 不動産仲介会社
- ホームセンター
- 家電量販店
■営業は新規開拓が中心
営業職は、いわゆる飛び込み営業や、あるいはホームページからの反響などから新規獲得するスタイルが一般的です。
ただし、住まいの見直しは1度だけで終わるということではなく、ライフステージの変化とともに繰り返し行われるケースも珍しくありません。
そのため、信頼を得られるとリピーターとなってもらえる可能性も高く、とくに地域に根差した会社では、紹介なども含め安定した受注につなげていくことが重要になります。
リフォーム・リノベーション業界の仕事の流れ
リフォーム・リノベーション業界の仕事の流れを簡単にご紹介いたします。
■1.新規開拓営業
会社によって方法は異なります。
飛び込みであったり、あるいはホームページやチラシ、DMの反響から受注につなげていったりなどの営業活動を行います。
■2.ヒアリング、現地調査
どのようなリフォーム・リノベーションを希望しているのか具体的な聞き取りを行います。
また、工事金額は現地の条件によって大きく変わるため、現地調査で状況を確認します。
■3.見積もり
現地調査をもとに積算し、見積書を提出します。
■4.契約
金額の承認が得られたら契約書を締結します。
■5.リフォーム・リノベーション工事
契約内容に沿ったリフォーム・リノベーション工事を行います。
騒音が出るような工事の場合は、あらかじめ近隣に日程を伝えておくなど配慮も必要です。
また、工事前には、キズなどが付かないよう周辺や通路へしっかりと養生することも重要になります。
■6.アフターフォロー
工事が完了したら、確認をしてもらったうえで引き渡しとなります。
工事後に不具合などが発生した場合は、すぐに対応できる体制をつくっておくことも重要になります。
リフォーム・リノベーション業界の今後について
リフォーム・リノベーション業界は、少子高齢化の影響から新築に変わる新しい需要として大きな成長が期待されています。
建物の長寿命化を図るとともに快適に暮らせる環境づくりは、今後も続くテーマになることは間違いありません。
とくに高齢化に対応するバリアフリー化や地震に備える耐震化など、ニーズは顕在化しており、市場はますます巨大化していくでしょう。
このような背景から、他業種からも新規参入が相次ぐなど今後も注目の業界です。
まとめ
リフォーム・リノベーション業界は、今後も市場規模が拡大してくことが予想されます。
しかし、人手不足という状況から、優秀な人材獲得は急務となっています。
将来性の高い転職を希望しているなら、新たな需要として成長が期待されるリフォーム・リノベーション業界も選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。
※この記事はリバイバル記事です。