【トップ営業マンから学ぶ】注文住宅営業マンはこうしてる!営業は数値化して攻略する

【トップ営業マンから学ぶ】注文住宅営業マンはこうしてる!営業は数値化して攻略する

 営業のスタイルは様々ですが、今回は数値化して営業効率を改善し、成約を年間12件以上とっているトップ営業マンの話になります。注文住宅営業は、仲介住宅営業とは違い、お客様の層も問い合わせ件数も異なってきます。また、注文住宅の場合、問い合わせから成約まで非常に長い期間が必要になる場合が多いです。間取り打ち合わせや、仕様の細かい打ち合わせがあるためです。しかし一番難しいのは、新規のお客様を見つけることです。この記事ではトップ営業マンの話を記事にしたものです。


注文住宅営業の流れ

 来店や反響から、モデルルーム案内、購入意思の確認、住宅ローンの事前審査、間取り等の打ち合わせ、見積もり、契約となります。営業は非常に長い期間お客様と何度も打ち合わせをすることになります。そのためお客様との信頼関係を築きやすいというメリットもありますが、長い期間の間にお客様の購入意思が弱まったり、営業マンとして嫌われ他社にいってしまうリスクも長く付き纏います。また、お客様との打ち合わせを行う際に専門知識などが必ず必要になってきます。

注文住宅営業も見込み客を作れるかが重要

 注文住宅営業は、お客様に間取りや仕様を提案し、予算感や住宅ローンの打ち合わせなどがメインの仕事と想像している方が多いと思います。もちろんこれらは行うのですが、これは営業の仕事ではないとも言えるかもしれません。なぜなら営業は、これらの打ち合わせをする状態のお客様を連れてくることが一番重要な仕事だからです。間取り提案や住宅ローンの打ち合わせなど、これらは建築士やファイナンシャルプランナーの方が専門分野で具体的な話はできるのではないでしょうか。しかしなぜ営業がいるかというと、営業がいなければこのような打ち合わせの段階までお客様を持ってくることができないからです。

営業は数値化して効率的に改善

 売れていない営業マンがやっていないこととして、数値化があります。例えば野球選手などでは打率がいい例です。試合で何打席のうち何本打って、そのヒットはどのような内訳なのか、投手はどのようなタイプで、どのような球種を打っているのか。これらはプロであれば必ず行っている数値化です。このように数値化することで、何が得意で何が苦手か、どこを改善すれば良いかが明確になります。営業も同じことを行います。なぜなら営業は数値化しなければ、たまたまうまくいったのか、自分がうまくいったと勘違いしていて、本当は別の方法の方が成功確率が高いというように客観的に判断できるものがないからです。売れる営業マンは数値化することで、売れなくなったときに何が悪かったのかをいち早く気づきすぐに改善することができます。

来店率の数値化でトップ営業に!

 注文住宅営業では、来店によるお客様が一番成約につながります。これも数値化した結果になります。電話問い合わせやカタログ問い合わせの反響などのお客様も見込み客となりますが、これらのお客様はまだ依頼する工務店などを決めかねている状態もしくは住宅購入を検討している方のため、見込みとしては低くなります。

数値化すると、アプローチ回数が少ない方が良いことも

 さて、ここでまずやることが分かった方もいるかもしれません。問い合わせ客を来店にもっていけば良いのです。問い合わせからそのままメールや電話でアプローチし続ける営業がいますが、必ず来店を意識していないと時間が無駄になります。このメールのやりとり、電話の回数、資料の送付などもすべて何回行ったかを数値化します。数値化してみるとわかるのが、回数が多ければいいというわけではないということです。資料の送付などは回数が多ければ多いほど見込み度合いが低くなる傾向にありました。逆に資料はほとんど見ていないという方の方がすぐに来店してくれます。なぜなら資料をあまり送り過ぎてしまうと、お客様は資料で満足してしまい、わざわざ来店しようとならないからです。売れない営業マンは丁寧にアプローチしようと考え過ぎて、資料を念入りに準備してしまっていることもあります。こういった間違いにも数値化していなければ気づけないのです。

細かい内訳を調査する

 メールや電話の内容も区分けできるものはしていきます。例えば、ローンの話、間取りの話、土地の話、性能の話など説明事項は様々あります。これらも説明すればいいというわけではなく、見込み客として繋がるかが重要になります。これらの内容でどれをしたのか、何回したのか、これらも数値化しました。そうすると、性能の話はすればするほど、来店率が悪くなりました。しかしローンの話、間取りの話は回数が多くなれば来店率が良くなりました。これらも数値化していないときは、性能の話も詳しくすればお客様に気に入ってもらえ、来店率が高くなると考えていました。自身の話し方やアプローチ方法の違いで区分けできるところがあれば、必ずする習慣がこの経験から身につきました。

来店数が減っているときは、電話集客などに切り替える

 来店率が高くなってきても、やはり月によってはそもそもの来店数が少なくなってきているときもあります。このようなときには数値化しているからこそすぐに気づき、成約にならなかった昔の見込みなどに対して電話集客などを行う時間を増やします。そもそもの反響数が少ないときには自分で営業をする必要があります。こういった営業方法の注力の仕方も数値化しているからこそ、ベストのタイミングで切り替えることが可能です。
*上述はある営業マンによる体験になります。企業によっては状況が違う場合があります。

まとめ

 野球選手の打率のように営業も数値化することで、効率的に改善修正を行い、成約率を上げることができるようです。当たり前にやっていることでも、売れる営業マンはそれらを徹底して研究し、成約までつなげる努力をしているようですね。真似をする際も決して特別なことをやっているわけではないため、今すぐにやってみて今日から売れる営業になりましょう!






※この記事はリバイバル記事です。

関連するキーワード


住宅 営業

関連する投稿


住宅ローンの定番「フラット35」とは?特徴や銀行ローンとの違い

住宅ローンの定番「フラット35」とは?特徴や銀行ローンとの違い

住宅を購入する際、多くの人が利用する住宅ローンですが、なかでも定番といえるのは「フラット35」になるでしょう。 「フラット35」の最大の特徴は「固定金利型」であることです。 「固定金利型」であることで、借り入れの時点で返済金額がわかり、また計画も立てやすくなります。 また、この他にも民間銀行が取り扱う住宅ローンとは異なる特徴があるため、知識として理解しておくとよいでしょう。 そこで本記事では、「フラット35」の特徴や銀行ローンとの違いについて徹底解説したいと思います。


【住宅建築の基礎知識】セメント、モルタル、コンクリートの違いとは?

【住宅建築の基礎知識】セメント、モルタル、コンクリートの違いとは?

住宅建築においては、非常に多くの建材が使われています。 なかでも「セメント」「モルタル」「コンクリート」については、必ず使用されるポピュラーな建材となります。 しかし、これらがどのような建材なのか、またそれぞれの違いがよくわからないという人もいるのではないでしょうか? そこで本記事では、「セメント」「モルタル」「コンクリート」について、それぞれの特徴の違いなどを徹底解説したいと思います。


プレハブ住宅とはどんな住宅?種類や特徴を解説

プレハブ住宅とはどんな住宅?種類や特徴を解説

戸建て住宅はいくつかの種類に分けられますが、建築するときの工法によっても分類することが可能です。 代表的な工法といえば「木造軸組工法」や「木造枠組壁式(ツーバイフォー)工法」、「プレハブ工法」などが挙げられます。 そして、この「プレハブ工法」で建てられた住宅が「プレハブ住宅」です。 また「プレハブ住宅」は、さらにいくつかの種類に分かれており、それぞれ特徴が異なります。 そこで本記事では、「プレハブ住宅」とは具体的にどのような住宅のことをいうのか、そしてどのような種類や特徴があるのかなど、徹底解説したいと思います。


住宅業界で働く人のリフレッシュ方法まとめ

住宅業界で働く人のリフレッシュ方法まとめ

住宅営業や、現場監督など非常に忙しく接客業でもあるためクレームやトラブルも多くストレスを溜めがちです。そこで、休日はどのようにリフレッシュしているのでしょうか?ストレスをうまく発散できない方も、他の方のリフレッシュ方法を真似してみましょう!1人で休日を過ごす方も、友達と遊ぶというものまで、それぞれご紹介いたします。


【住宅建築の基礎知識】住宅の耐震性能はどこでわかる?

【住宅建築の基礎知識】住宅の耐震性能はどこでわかる?

家づくりに携わるうえで知っておきたいことのひとつに「耐震性能」があります。 というのも、日本は地震大国であり、住宅の「耐震性能」を高めることは暮らす人たちの命を守ることにつながるためです。 しかし「耐震性能」の高さはどうすればわかるのでしょうか? 住宅の「耐震性能」には目安となる基準があり、満たしているかどうかで判断することが可能となります。 そこで本記事では、住宅の「耐震性能」がわかる目安について、解説したいと思います。


最新の投稿


施工管理は何歳までできる仕事?高齢者でも大丈夫?

施工管理は何歳までできる仕事?高齢者でも大丈夫?

建設業界の仕事は、「体力が必要で、高齢者にとってはきついのでは?」というイメージを持つ人もいるのではないでしょうか? 確かに、高齢化にともない筋力や視力の衰えなど身体機能の低下による影響が出てくることは、安全面で不安な部分が生じてくる可能性があります。 しかし一方で、業界の著しい高齢化に対応するべく、高齢者へ配慮された現場の環境づくりは徐々に進んでいます。 では、施工管理の仕事は何歳までできる仕事なのでしょうか?また高齢者でもできるのでしょうか? そこで本記事では、施工管理はいったい何歳までできる仕事で高齢者でも可能なのか、ご紹介したいと思います。


【建設業のヒヤリハット】認識する重要性と事例をご紹介!

【建設業のヒヤリハット】認識する重要性と事例をご紹介!

建設業界の労働災害は、減少傾向にあるとはいえ他の産業と比べても多く発生しています。 また、工事現場で作業に従事する人は、労働災害にいたらないまでも「ヒヤリ」としたり「ハッ」としたりといった経験は少なからずあるでしょう。 このような、つい見過ごしてしまいがちな「ヒヤリハット」を認識し、危険の芽を摘み取ることが労働災害を防止するうえで重要になります。 そこで本記事では、建設業界の「ヒヤリハット」を認識することの重要性について、事例を交えながらご紹介したいと思います。


住宅ローンの定番「フラット35」とは?特徴や銀行ローンとの違い

住宅ローンの定番「フラット35」とは?特徴や銀行ローンとの違い

住宅を購入する際、多くの人が利用する住宅ローンですが、なかでも定番といえるのは「フラット35」になるでしょう。 「フラット35」の最大の特徴は「固定金利型」であることです。 「固定金利型」であることで、借り入れの時点で返済金額がわかり、また計画も立てやすくなります。 また、この他にも民間銀行が取り扱う住宅ローンとは異なる特徴があるため、知識として理解しておくとよいでしょう。 そこで本記事では、「フラット35」の特徴や銀行ローンとの違いについて徹底解説したいと思います。


【住宅建築の基礎知識】セメント、モルタル、コンクリートの違いとは?

【住宅建築の基礎知識】セメント、モルタル、コンクリートの違いとは?

住宅建築においては、非常に多くの建材が使われています。 なかでも「セメント」「モルタル」「コンクリート」については、必ず使用されるポピュラーな建材となります。 しかし、これらがどのような建材なのか、またそれぞれの違いがよくわからないという人もいるのではないでしょうか? そこで本記事では、「セメント」「モルタル」「コンクリート」について、それぞれの特徴の違いなどを徹底解説したいと思います。


安全管理の具体的業務|現場監督の責任

安全管理の具体的業務|現場監督の責任

現場監督にとって、安全管理業務は最も重要な仕事です。危険が多い建設作業で、無事故で完工することを一番の目的にする必要があります。安全管理は具体的にどうやっているの?そもそも各自が安全管理をするだけではダメなのか、など現場監督の重要性と責任についてご紹介いたします。