【まるわかり】分譲住宅・注文住宅営業の簡単フローご紹介!営業の提案ポイント

【まるわかり】分譲住宅・注文住宅営業の簡単フローご紹介!営業の提案ポイント

 住宅営業と言っても、分譲住宅、注文住宅では、営業のフローも変わってきます。同じ住宅を売るのだから営業方法も同じじゃないの?と思われるかもしれませんが、お客様の層も、必要な知識も違ってきます。注文住宅の方が知識は必要ですが、注文住宅の営業に強い人が、そのままのやり方で分譲住宅も売れるかと言えば、そうとは限りません。もちろん企業によって全く違う営業方法のところもありますが、大体のイメージを掴んでおくことで転職先のイメージが掴めるようにしておくと転職活動がしやすいですよね。この記事では、営業の簡単フローと営業のかけ方・提案の仕方にどのような違いがあるのかをご紹介していきます。


分譲住宅、注文住宅とは

 そもそも分譲、注文という言葉自体をあまり聞いたことがないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
・分譲住宅というのは、広い土地を分譲して何棟かの住宅を建てたことです。例えば、120坪の土地があったとしたら、30坪ごとに土地を分けて、そこに住宅を建てて販売する場合は、合計で4棟の分譲住宅が建つことになります。土地と建物をセットに販売もしくは、建築予定の物件が販売されることもあります。簡単なイメージとしては、隣同士の家が似たお家で建っている区域をよくご覧になったことがあると思います。これらは分譲住宅になります。ただし、全く異なる外観であっても分譲住宅のこともあります。これは、土地を分譲し、それぞれの土地に違う建築会社が住宅を建て、同じもしくは別の不動産会社が販売することがあるからです。つまり土地と建物がセットの場合は分譲住宅(建売住宅)とされます。
・注文住宅は、お客様が「ここに家を建てたい!」と言って、どのような家を建てたいかを注文して建てた住宅になります。一番違う点は、土地の購入と建物の購入でお客様は2回の契約を行うことになります。そのため注文住宅の方が一般的に敷居が高く、購入金額も高くなります。

分譲住宅営業フロー

↓HP、住宅サイト、メールなどで反響が鳴る
↓電話、メールでコンタクトを取る
↓問合せ物件、類似物件の紹介
↓内見(お客様に実際に住宅を見ていただく)
↓購入意思の確認
↓住宅ローンの相談
↓契約

住宅サイトなどから気になる物件を見つけたお客様が、その物件の問い合わせをして、そこからアプローチが始まる場合が多いようです。このような反響営業の場合、お客様によっては購入意思がほとんどない場合も少なくありません。そのため営業はどのくらい注力するか、購入意思の確認が一番重要になります。購入意思のない人に丁寧な資料作りをしていても体力が持たないため、同物件に対しての問い合わせに対する類似物件資料などをまとめておき、それを問い合わせがあった方に送付してしまうようにして効率的にしている方もいるようです。

分譲住宅を購入する方のニーズ、営業のやり方

 住宅サイトの検索方法からもわかりますが、分譲住宅を購入する方が気にしていることは、エリア、アクセス、価格、間取り(3LDKか4LDKかなどの大まかなもの)などになります。ざっくりと言うと、欲しい家のイメージが何となく決まっていると言う方が多いです。営業の提案方法としては、お客様のニーズに沿ったエリア、アクセス、価格などを考慮した物件を紹介していくようになります。しかし、実際に提案していくと似たような物件はありますが、どれにするか決めかねる段階になります。それはお客様のニーズをお客様自身がはっきりとした固まったものを持っていないからになります。そこで営業は、お客様に対して売りたい物件の相場感、エリアの特徴などをはっきりとニーズに沿っていると言うことを示していくといったイメージになります。

注文住宅営業フロー

↓カタログ請求、メール、来店(住宅展示場や店舗)などで反響が鳴る
↓電話、メールでコンタクトを取る
↓購入意思の確認
↓住宅ローンの相談、予算のすり合わせ
↓住宅性能、間取りの打ち合わせ
↓見積もり
↓契約

注文住宅の場合、お客様が比較的欲しい家のイメージが決まっていない傾向にあります。住宅の選択肢が広いため、営業や建築士の伝えた情報に左右されることも多いです。お客様は何となく良い家が欲しいというところから始まり、専門家の意見を取り入れながら、はっきりとしていないニーズをお客様と営業と共に構築していくようになります。外観や内装にこだわると予算をすぐに超えてしまうこともあるため、お客様の購入余力、住宅ローンをいくらまで組めるのかは初期の段階で打ち合わせをしていないと、実際の契約段階までに時間がかかるため、お客様にも負担がかかります。

注文住宅を購入する方のニーズ、営業のやり方

 お客様は頼む会社を決める理由(その会社の強み)を見つけるために説明を聞いていると言っても良いかもしれません。お客様がこの工務店、メーカーに頼むと決めていると言う場合を除いて、「どこなら自分の望む家が建てられるのだろうか」という段階です。そのため営業は、自社の強み、家の特徴の知識を持っておき、その知識でお客様のニーズが自社であれば満たすことができると提案していきます。住宅ローンの知識なども、提案から契約までの期間が長いため、お客様が安心できるだけの知識を有していることが望まれます。




※この記事はリバイバル記事です。

関連するキーワード


住宅 営業

関連する投稿


満足度アップ!住宅営業が持っておきたい資格6選

満足度アップ!住宅営業が持っておきたい資格6選

住宅営業は資格を持っている方がほとんどです。しかし、営業は資格がなくてもできる仕事なのになぜ資格を取得する必要があるのでしょうか?もちろん数千万円の契約のため、資格を持っていたらお客様は何となく安心であったり、知識も付くでしょう。ただ資格を取得して満足するのではなく、営業として意味のある使い方をしましょう!そのためにどの資格が役立つのか6つご紹介いたします。


注文住宅営業は施主の暮らし方を知るべし

注文住宅営業は施主の暮らし方を知るべし

注文住宅を購入しようとしている施主様は、今の暮らしに何かしらの不満を持ち、次の新しい住居に期待を抱いています。しかし、施主様はその不満やニーズをうまく営業や設計者に伝えることはなかなか難しいです。そこで、注文住宅営業は積極的に施主様の暮らし方を知るようにするべきです。ここまで信頼関係が築ければ、施主様も他社に行くことなく、気持ちよく住宅購入に踏み切ることができます。


【お金・土地・建物】住宅営業が知っておきたい知識3選

【お金・土地・建物】住宅営業が知っておきたい知識3選

住宅は何千万とするものであり、契約に際して様々な知識を必要とします。住宅は一生涯穏やかに過ごすために重要なものです。営業もお客様より知識がない状態で売ってしまうことは失礼ではないでしょうか?とはいっても、全ての情報を網羅することは非常に難しいです。それぞれの分野に専門家がいる世界です。そこで、住宅営業として最低限まずは知っておきたい知識について3つご紹介いたします。


住宅営業が楽しい!と思える瞬間4選

住宅営業が楽しい!と思える瞬間4選

住宅営業は、一生のお買い物である住宅を販売できるため非常にやりがいがあります。しかし、住宅営業といっても所詮は営業です。営業は大変で辛く長く続かない仕事だと言われますが、もちろん楽しいと感じる仕事でもあります。今回は、住宅営業マンに聞いた楽しいと思える瞬間を4つご紹介いたします!


住宅ローンの定番「フラット35」とは?特徴や銀行ローンとの違い

住宅ローンの定番「フラット35」とは?特徴や銀行ローンとの違い

住宅を購入する際、多くの人が利用する住宅ローンですが、なかでも定番といえるのは「フラット35」になるでしょう。 「フラット35」の最大の特徴は「固定金利型」であることです。 「固定金利型」であることで、借り入れの時点で返済金額がわかり、また計画も立てやすくなります。 また、この他にも民間銀行が取り扱う住宅ローンとは異なる特徴があるため、知識として理解しておくとよいでしょう。 そこで本記事では、「フラット35」の特徴や銀行ローンとの違いについて徹底解説したいと思います。


最新の投稿


【今さら聞けない】事務に必須の「印鑑」まとめ

【今さら聞けない】事務に必須の「印鑑」まとめ

住宅会社の事務に限らず、どこの事務でも印鑑を使用します。社内文書だけでなく、社外との取引関係で契約書、見積書、様々な場面で使用されます。印鑑は法的な効力がありますが、どの印鑑をいつ使えば良いのか、なぜその印鑑を使うのかについて知らないという方も多いのではないでしょうか。この記事では、会社で使う印鑑の種類や、どの場面で使用すれば良いかについてご紹介いたします。


【体験談】住宅会社の事務職はツラいよ?良いところ辛いところ

【体験談】住宅会社の事務職はツラいよ?良いところ辛いところ

住宅会社の事務員として、実際に働いた感想としては、普通の会社の事務より辛かったです。住宅会社は建設業界であり、建設業の仕事は非常に専門的で、なかなか難しいと言えます。ただ、事務員のスキルが高い女性は少なく、それでいて事務の求人は多いため、スキルを身につければ職に困らないとも言えます。体験した内容から少しでも皆様の参考になれば幸いです。


住宅会社における事務職の種類(総合・技術・営業)

住宅会社における事務職の種類(総合・技術・営業)

事務職はどの会社でも必要な業務を担う重要な仕事です。事務がいることで他の実務が円滑に進みます。住宅会社での事務は、実は様々な業務があります。住宅工事がとても複雑であるだけでなく、営業、施工外注、不動産など様々な業者、お客様とやりとりをするため、連絡だけでも煩雑になります。住宅会社での事務はどのような仕事を行なっているのでしょうか?この記事では大きく3つに分けてご紹介いたします。


【おすすめ資格5選】住宅会社の事務員に役立つ資格はどれ?

【おすすめ資格5選】住宅会社の事務員に役立つ資格はどれ?

事務員が有能であれば、仕事も非常に捗ります。住宅会社の事務としてレベルアップを図りたいという方も多いと思います。しかしただ建築士の免許を取っても、設計士や施工管理技士になるわけではないため、あまり実務では必要とされないかもしれません。そこで、事務として取得してレベルアップになる資格についてご紹介いたします。


住宅設計士は現場を知らない!?迷惑な設計士にならない方法

住宅設計士は現場を知らない!?迷惑な設計士にならない方法

住宅設計士は、建築士の資格も持ち、住宅建築の専門家です。しかし、実態としては工事現場の状況や、具体的のどのように工事が進んでいくのかをほとんど理解していない設計士も多いです。設計士は設計が仕事であって、現場見学を何日も行ったり、積極的に現場にくる方というのは少ないです。現場は、現場監督や職人が管理するもので、設計士は行く必要がないと考えている人が多いです。ただ、このような設計士は一般的に現場では迷惑で嫌われます。このような嫌われる特徴、そうならないためにどのような仕事をすれば良いのかをご紹介いたします。