転職先で訪問販売をすることに!これって悪徳リフォーム業者?

転職先で訪問販売をすることに!これって悪徳リフォーム業者?

営業職で転職先を探している方は、営業未経験の方もいらっしゃいます。そこで訪問販売というものを初めて経験する方もいらっしゃいます。訪問販売は、悪質なイメージが先行し拒否反応を示してしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかし残念ながら営業職は、訪問販売を行なっている会社は多いです。悪徳業者でなくても訪問販売を行なっています。


訪問販売をしている会社は悪徳なの?

訪問販売をしているリフォーム会社は、悪徳というわけではありません。訪問販売という手法は、昔から効果的な営業手法として多くの企業で行っていました。現在はDMやネットによる営業が盛んになって来たことから、訪問販売をしている会社は悪徳業者くらいだというイメージがついてしまっているのかもしれません。

営業職への転職が初めての方などは、訪問営業と言われて拒否反応が出てしまう方もいらっしゃいます。「この会社は訪問販売をしている。悪徳業者に違いない。ブラック企業に違いない。」と内心考えている方も多いでしょう。しかし実際には、ホワイト企業であっても訪問営業を行なっている会社はあります。

訪問販売が悪いイメージな理由

訪問販売が悪いイメージになってしまっているのは、訪問販売による悪徳業者が摘発された事件などが報道され、訪問販売手法の法整備などの対応があったためです。高齢者を騙したような手口で契約を迫ったり、壊れてもいないものを壊れたといって工事を進めてくる業者もいました。たしかに現在でもこのような業者は存在していますが、訪問販売をしているリフォーム会社だからというわけではありません。

実はネット販売の方が危ない

訪問販売に悪いイメージを持っている方も多いですが、実はネット販売の方が悪質な会社は多いです。気軽に購入できるネット通販ですが、届いたものが不良品であったり、写真とは全く違うものであったり、すぐ壊れるものなど様々です。

訪問販売の方が、企業側にとっては対面であるため違法行為をすれば、すぐにバレますしリスクは高いと言っても良いでしょう。

良い営業が行えば訪問販売は正攻法

訪問販売といっても、良い会社で良い営業が行えば、営業方法としては全く問題ありません。訪問販売の方が、アプローチから早く契約を取ることもできますし、ネットなどをあまり使わない方やネット広告などでアプローチできない層に効果的です。

地元で小さく活動しているリフォーム業者など、広告を広く打つことよりも低コストで確実に契約を取ってくることができます。

訪問販売をプラスに考えてまずはやってみよう

訪問販売をするつもりはなかったのに、営業職として転職した会社で訪問営業をすることになった際には、まずは試しにやってみましょう。意外にすぐに売れるかもしれませんし、やってみて合わなければ辞めれば良いのです。どのような営業に転職したとしても、訪問販売を行う際の大変さや成功させるための方法はその後の役に立ちます。

HPや広告などで集客したお客様に対して営業をする場合、どのように考えてお客様が問い合わせをしてくれたのかを考えることができます。HPや広告の代わりを訪問営業が行うわけなので、営業としては難しいことをしていると言えます。

違法な訪問販売をしている会社の場合

違法行為をしている会社であった場合には、すぐに退職しましょう。転職活動中は気づかなくても、就職してから気づくこともあります。

よくある悪質な訪問販売の手口をご紹介いたします。
・明らかに高額
ネットで調べてみても、相場よりも遥かに高い金額の見積書を作成している場合には要注意です。値引き後に相場と同じになるといった際も、怪しいと考えましょう。50万円の値引きなど、あまりにも高額な値引きもおかしいです。

・工事が適当
工事がずさんで、工事後の対応もしないという体制は要注意です。お客様から問い合わせやクレームがあった際に、それを対応する部署などがなく自分も対応せずに放置するしか無いといった会社は悪質です。

・屋根に登って屋根を壊す(他の家の写真を見せる)
屋根に登って、お客様が知らないことをいいことに、瓦を割ったり他の壊れた屋根の写真を見せる業者もいます。先輩社員などがこのような行為を行なっていた際は、悪徳業者で間違い無いです。
シロアリの工事なども、床下点検を行った際に持参したシロアリをお客様に見せるなどの手口もあります。

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