建築学科卒でないと難しい職種
建築学科卒でないと採用されない職種というのは限られています。それは、設計士です。設計士になるためには、建築士の資格がなければいけないのですす。建築士の資格を取るためには、建築学科卒でない場合には実務経験を7年積まなければいけないため、設計士になるために非常に時間がかかります。
建築士の資格を持っていない場合でも、設計士見習いとして事務所で働かせてもらうことはできます。そこで実務経験を積み、建築士の資格を取ることは可能です。しかし、中途転職市場では設計事務所の人数も少ないため、かなりの狭き門であることは間違い無いでしょう。
ここでは転職は難しいとしましたが、熱意があれば勉強し、設計士になられているかたも多くいらっしゃいますので不可能ではありません。
建築学科卒でない転職志望者の方が多い
住宅会社、リフォーム会社、不動産会社などは実は建築学科卒でない転職志望者の方が多いです。建築学科卒であれば、建築士の資格を取りデザイン事務所、設計事務所などで設計士として勤務することが多く、その他の営業・事務・現場監督として働く方は少ないです。
それぞれの職種
・営業職
・事務職
・現場監督
について転職市場の所感についてご紹介いたします。
■営業職について
営業職に関しては、建築学科卒の方はほとんどいません。新卒でしたら体育会系であったり、中途だと営業職をしていた方やその他の職種から入社される方が多いです。
また、前職が営業職でない方も多く転職してきます。人と話すことが好きであったり、営業職の歩合給を求めて転職を決意される方が多い印象です。トップ営業になる方は、前職で営業をしていないという方がなることも多いです。前職の営業で好成績を出していた方は、そのまま成績を残せることもありますが、変に営業の癖をつけていない方の方が売れることが多いです。
営業について何も知らずに、一生懸命サボらずに事務地に努力していく方の方が急にトップ成績を出すことがあります。ぜひ営業職に挑戦してみてください。
■事務職について
事務職は、建築学科卒関係なく採用されています。建築知識というよりは、簿記や書類作成のスキルが重視されます。建築関係の知識があった方が望ましいですが、業務のやりとりに支障がない程度だと、働いていくうちにすぐ身につくレベルです。建築士などのように建築基準法や細かい知識は必要としません。
CADオペレーターという、CADを描く職種もありますが、これらの場合にも事務職で勉強された方がなります。また、建築士の免許を持っており、主婦の方などがなる場合もあるようです。CADオペレーターに関しては、実務経験でスキルを身につけるということがほとんどで、転職する際にはCADを扱える募集要件があるのが一般的です。
■現場監督について
現場監督は、ゼネコンなどの場合には建築学科卒の方もいらっしゃいますが、様々な職種から転職されてきます。ゼネコンなどの場合には施工管理技士という資格が必ず必要となり、有資格者が採用されます。住宅会社の場合にも、資格を持っている方が有利です。
建築学科卒である必要はないですが、資格取得の受験資格として実務経験の年数に差があります。ただし、建築学科卒でなくても実務経験が2年などのため、比較的取得しやすい資格であると言えます。
資格がないうちには、有資格者の管理体制の中働くようになります。建築基準法に遵守した住宅を建てる必要があるため、検査する人間も適切な知識を持った人間が選出されます。現場監督の場合、知識を持っているだけではダメで、職人やお客様にそれぞれわかりやすい説明をもおtめられるため、非常にやりがいのある仕事とも言えます。
まとめ
建築学科卒でないと難しい職種は、設計士です。しかし実際には住宅会社は建設学科卒でない方が転職者は多いといえます。
それぞれの職種として、
・営業職
・事務職
・現場監督
これらの職種は建築学科卒で、有資格者でなくても問題ありません。現場監督のみ、働きながら実務経験を積み、施工管理技士などの資格を取ることが推奨されます。