現場監督は休みの日も気が抜けない!?適度なリフレッシュをしよう

現場監督は休みの日も気が抜けない!?適度なリフレッシュをしよう

現場監督は、休みも取りづらく、激務で残業も多く休日も気が抜けない!という噂が絶えません。実際働いている方も、企業によって就業環境が違いますが、前述したようにかなり仕事が大変だと感じている方もいらっしゃいます。休日にしっかり休むことも大切ですが、ゆっくり休めない理由があります。そこで、その理由や適度にリフレッシュをする方法についてご紹介いたします。


現場監督の休日

現場監督は、工事が休みの土日祝日が多いです。現場によっては平日休みになることも稀にあります。また、天候の関係で平日工事がストップしてしまい、工事の遅れを取り戻すために、土日祝日に現場に職人が出ることもあります。そのような場合には、出勤しなければならないこともあります。

ただ、働き方改革などの影響もあり、基本的には休日の日数は守られています。それでもなぜ現場監督は休みがないと言われているのでしょうか?
その理由は大きく2つです。
・トラブルでの急な出勤
・家にいても落ち着かない

これらについて順にご説明いたします。

トラブルでの急な出勤

休日であることが決まっていても、その日に急にトラブルが発生したり、前日の遅くにトラブルが発生することがあります。その場合休日だったにも関わらず出勤しなくてはいけません。ブラック企業であれば、休日出勤は休み扱いになり、給与も出ませんが、今はしっかり出勤扱いになる企業がほとんどです。

「それなら別に構わないよ!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこれが地味に大変です。明日は、友達と映画を見に行こう。明日は一日中寝ていよう。明日は気分転換に服を買いに行こう。のように考えていたところに、急に仕事が入ると、ストレスが溜まります。

急に仕事が休みになった時は、非常に嬉しい気持ちになりますが、逆の場合はストレスです。これが1年間に何回もあり、しかもトラブルであると余計に辛いです。つまり、出勤日数が変わらなくても精神的に休みなく働いているという風に感じてしまいます。

家にいても落ち着かない

前述したように休みの日にも現場は動いていたり、台風など天候次第では現場でトラブルが発生することがあります。現場が動いていなくても、お客様が確認にいき、不満があると電話が来ることもあります。

いつ電話が来るかわからないという状況と、現場で何か忘れていないか、明日はここに連絡しないといけない、連絡を忘れたらマズイから今日電話だけしておこうかなどを考えるようになります。

これだけ仕事のことを考える必要があると、休日なのに休めないと感じるのではないでしょうか。仕事に対して真面目だからこそのことですが、ずっとこの調子では体を壊してしまい、長続きしなくなってしまいます。そのため、しっかりと体を休め、精神的にも休めるようになることが必要です。

仕事について考えない方法3選(リフレッシュ)

現場監督は、休日でも仕事の対応をしなくてはならなかったり、急な出勤に変わることもあり、精神的に休まらない日が続くこともあります。

そこで、仕事について考えなくて良くなる方法を3つご紹介いたします。
・休みであることを周知する
・他の人に任せる日を作る
・緊急連絡先を作る

それではこれらについてご紹介いたします。

休みであることを周知する

社内だけでなく、関係業者、お客様にも休みであることを伝えておくという方法です。建築業をしたことのない方にとってはピンとこないかもしれません。現場監督が休みだと知らない関係各所からバンバン電話が来ます。

この関係各所に休みであることを周知するのは、非常に面倒です。ただ自分が休みであることだけを職人などに伝え、お客様にも伝えることは気の進まないものでもあると思います。
しかし、これをするだけで休みの日に電話が来ることがほとんどなくなり、しっかり休むことができます。

休みを周知する方法は、現場の黒板やどこか目のつく連絡ツールに、休みであることを書いておきましょう。前もって周知しておくことで、周りの業者も確認事項は現場監督が休みになる前に聞いておこうとしてくれるようになります。休日は連絡が繋がらないという危機感を業者に持たせることもうまくいく秘訣です。

他の人に任せる日を作る

現場が常に稼働してしまっている場合は、他の現場監督補佐に臨時で依頼しましょう。人手不足でこのような方法が取れない会社も多いかもしれませんが、できる会社であれば利用しましょう。

長期的に見れば、社員が無理をしてパンクしてしまうことは会社にとっても良くありません。うまく他の人に依頼する体制を整えることができれば、その体制自体を構築できたことを評価してもらえるでしょう。

緊急連絡先を作る

休みの日でも緊急で連絡があった場合には、こちらに連絡してくださいと緊急連絡先を作る方法です。全く電話に出ないと決めたとしても、何か緊急事態が発生した場合電話しないわけには行きません。電話に出なかったことにより取り返しのつかないことになる場合もあるからです。

そこで、普段の連絡先は使えないようにし、どうしても緊急の際にはこちらに電話してほしいと会社に伝えておきましょう。会社の携帯電話を使用している場合は、休みの日は緊急の場合のみ私用携帯に電話してもらうようにしておきましょう。

業者も現場監督が電話に出なかった場合、緊急の連絡であれば会社に連絡をします。そして会社が内容次第で現場監督に取り次いでくれれば問題ありません。



※この記事はリバイバル記事です。

関連するキーワード


現場監督

関連する投稿


【建設業のヒヤリハット】認識する重要性と事例をご紹介!

【建設業のヒヤリハット】認識する重要性と事例をご紹介!

建設業界の労働災害は、減少傾向にあるとはいえ他の産業と比べても多く発生しています。 また、工事現場で作業に従事する人は、労働災害にいたらないまでも「ヒヤリ」としたり「ハッ」としたりといった経験は少なからずあるでしょう。 このような、つい見過ごしてしまいがちな「ヒヤリハット」を認識し、危険の芽を摘み取ることが労働災害を防止するうえで重要になります。 そこで本記事では、建設業界の「ヒヤリハット」を認識することの重要性について、事例を交えながらご紹介したいと思います。


安全管理の具体的業務|現場監督の責任

安全管理の具体的業務|現場監督の責任

現場監督にとって、安全管理業務は最も重要な仕事です。危険が多い建設作業で、無事故で完工することを一番の目的にする必要があります。安全管理は具体的にどうやっているの?そもそも各自が安全管理をするだけではダメなのか、など現場監督の重要性と責任についてご紹介いたします。


【木造住宅】現場監督のチェックポイントまとめ

【木造住宅】現場監督のチェックポイントまとめ

現場監督はどの工程のどの部分に注意してチェックしているのでしょうか?この記事では、木造住宅における主な2種類の工法についてのチェックポイントについてご紹介いたします。2つの工法の管理項目を比較することで、現場監督がどのようなことに気をつけて管理をしているのかを知ることができます。


現場監督の「品質管理」とは?具体的業務内容をご紹介

現場監督の「品質管理」とは?具体的業務内容をご紹介

現場監督の品質管理業務とは? 現場監督の品質管理業務は、4つの管理業務の1つになります。現場監督の仕事と聞いて、一番に思いつくのが品質管理ではないでしょうか?現場監督がいなければ、工事がうまくいかない、職人が手抜きをしているかもしれない。このように品質を維持するために現場監督は不可欠です。 ・現場監督4つの管理業務 ・品質管理業務は、工事の記録をすること ・職人の管理について 上記3つについてご説明していきます。


現場監督はホワイトに働ける!?最強の業務効率化

現場監督はホワイトに働ける!?最強の業務効率化

現場監督は仕事量が圧倒的に多いです。しかも現場でできる仕事とPCを使わなければいけない仕事は、現場では基本できません。そのため隙間時間に他の業務を片付けるなどが中々できない場面も多いです。しかし、現場監督として残業をあまりせずにワークライフバランスを保っている方もいらっしゃいます。そこで最強の業務効率化はどうすれば良いのかについてご紹介いたします。


最新の投稿


施工管理は何歳までできる仕事?高齢者でも大丈夫?

施工管理は何歳までできる仕事?高齢者でも大丈夫?

建設業界の仕事は、「体力が必要で、高齢者にとってはきついのでは?」というイメージを持つ人もいるのではないでしょうか? 確かに、高齢化にともない筋力や視力の衰えなど身体機能の低下による影響が出てくることは、安全面で不安な部分が生じてくる可能性があります。 しかし一方で、業界の著しい高齢化に対応するべく、高齢者へ配慮された現場の環境づくりは徐々に進んでいます。 では、施工管理の仕事は何歳までできる仕事なのでしょうか?また高齢者でもできるのでしょうか? そこで本記事では、施工管理はいったい何歳までできる仕事で高齢者でも可能なのか、ご紹介したいと思います。


【建設業のヒヤリハット】認識する重要性と事例をご紹介!

【建設業のヒヤリハット】認識する重要性と事例をご紹介!

建設業界の労働災害は、減少傾向にあるとはいえ他の産業と比べても多く発生しています。 また、工事現場で作業に従事する人は、労働災害にいたらないまでも「ヒヤリ」としたり「ハッ」としたりといった経験は少なからずあるでしょう。 このような、つい見過ごしてしまいがちな「ヒヤリハット」を認識し、危険の芽を摘み取ることが労働災害を防止するうえで重要になります。 そこで本記事では、建設業界の「ヒヤリハット」を認識することの重要性について、事例を交えながらご紹介したいと思います。


住宅ローンの定番「フラット35」とは?特徴や銀行ローンとの違い

住宅ローンの定番「フラット35」とは?特徴や銀行ローンとの違い

住宅を購入する際、多くの人が利用する住宅ローンですが、なかでも定番といえるのは「フラット35」になるでしょう。 「フラット35」の最大の特徴は「固定金利型」であることです。 「固定金利型」であることで、借り入れの時点で返済金額がわかり、また計画も立てやすくなります。 また、この他にも民間銀行が取り扱う住宅ローンとは異なる特徴があるため、知識として理解しておくとよいでしょう。 そこで本記事では、「フラット35」の特徴や銀行ローンとの違いについて徹底解説したいと思います。


【住宅建築の基礎知識】セメント、モルタル、コンクリートの違いとは?

【住宅建築の基礎知識】セメント、モルタル、コンクリートの違いとは?

住宅建築においては、非常に多くの建材が使われています。 なかでも「セメント」「モルタル」「コンクリート」については、必ず使用されるポピュラーな建材となります。 しかし、これらがどのような建材なのか、またそれぞれの違いがよくわからないという人もいるのではないでしょうか? そこで本記事では、「セメント」「モルタル」「コンクリート」について、それぞれの特徴の違いなどを徹底解説したいと思います。


安全管理の具体的業務|現場監督の責任

安全管理の具体的業務|現場監督の責任

現場監督にとって、安全管理業務は最も重要な仕事です。危険が多い建設作業で、無事故で完工することを一番の目的にする必要があります。安全管理は具体的にどうやっているの?そもそも各自が安全管理をするだけではダメなのか、など現場監督の重要性と責任についてご紹介いたします。