上手くいっていないのに別会社の住宅営業へ?逃げの転職にならないようにやること3選

上手くいっていないのに別会社の住宅営業へ?逃げの転職にならないようにやること3選

営業は上手くいかないことが多々あります。1年間ずっと売れている営業は少ないと言ってもいいでしょう。売れている営業マンも1年のうちに1ヶ月売れない月があることも珍しくありません。結果がつかないのは、商材が自分に向いていないから?社内の雰囲気が悪いから?別の環境に変えれば上手く行く場合もあります。しかし、逃げの転職は失敗することが多いのも事実です。この記事では、環境を変えることが逃げではなく新たな挑戦になるように気をつけるべきことをご紹介します。


高歩合給を求めるなら、商材を変えて住宅営業へ転職

 商品単価が安く、売上歩合も少ない商材を扱う営業マンにとって、高単価の住宅営業は歩合面で魅力的な業界の一つです。例えば1つ1000円の商品を100個売っても10万円、歩合は1万円という商材があったとします。これが月に100個しか売れなければ、ほとんど歩合は望めません。

 せっかく同じ営業で、新規開拓も同じように行わなければならないのであれば、住宅1軒売る方が、歩合も良いですよね。もちろん商品単価が違うため見込みも少なくなる可能性はありますが、1ヶ月同じ営業量をこなすのであれば、高歩合の方がより魅力的でやる気も出るはずです。

 しかしこれは同じようにお客様がすぐに見つかり、低単価の商品と同じように売れればの話です。実際はこのように上手く売れることがないのがほとんどでしょう。そこで、住宅営業に転職する際、逃げにならず、かつ上手くいく見込みのあるような営業の考え方とはどのようなものでしょうか。

逃げにならない成功するポイント①

 今回のケースでは、お客様が付いているけれども成果報酬が少ないといった転職動機です。このような動機から転職を失敗する方の特徴は、お客様の付き方です。

<転職に失敗する営業マンの特徴>
・お客様が自分で開拓したのではなく、会社の付き合いの寄与が大きい(自分も長く担当とついていることで、自分が好かれているからと勘違いしてしまっている)
・値引きをクロージングで多用してしまっている(自分で安いものしか売れなくなっている)
・量を回っていない(新しい環境で量をこなすことができなくなっている)

<転職に成功する営業マンの特徴>
・新規開拓のお客様に好かれている(自分で作ったお客様がいるかは営業能力に大きな違いがあります)
・値引きをしない(商品の価値、お客様のニーズを上手く結びつけることができる)
・量を回ることができる(1ヶ月にたった3日間だけでも新規開拓の量を確保するようにしている)

 自分の営業能力を過信していると、商材を変えれば結果が飛躍的に良くなることはありません。売れるには理由があります。住宅営業へ転職し成功するために、今の営業を見直し、どの業界でも通じる営業力を身につけておきましょう。

お客様が法人、仲介でやる気が出ない。個人相手の住宅営業へ転職

 営業は自分で仕事をとってくる必要があるため、メンタル面でのやる気は非常に重要です。住宅営業に転職する方は、顔が見えない営業にやりがいを感じられず、その環境を変えるためにという動機を持った方も多いです。個人相手の営業の中でも、住宅という商材は、人生で一番大きな買い物と言われています。お客様のご家族に寄り添い、満足のいく住宅を販売できることは営業マンにとって非常に嬉しいことです。家族全員に喜びを与えることができるのは住宅販売でないとなかなか経験できないことかもしれません。

逃げにならない成功するポイント②

 法人営業から個人営業で一番変わることは、量が全く違います。法人の場合、1日に5,6件も回れば多いという営業マンも多いのではないでしょうか。法人ではまず商談相手にたどり着くまでに時間がかかったり、営業の仕方がガラリと変わります。一方個人営業は、商談相手にすぐ会えます。1日に100件以上アプローチをすることもあります。つまり、断られる回数が増えます。法人はアプローチ件数も、商談回数も少ないですが、個人は100件当たって100件断られることもザラです。

<転職に失敗する営業マンの特徴>
・断り文句、優しい言葉に過度に一喜一憂してしまう
・営業リストに頼り過ぎている

<転職に成功する営業マンの特徴>
・断られても再度アプローチできる
・営業リストを自分で大量に作ることができる

 一度断られたお客様にアプローチをしない営業マンは多いです。しかし、住宅営業は1000件アプローチして1件取れれば良いということもあります。断られた法人にまた営業をしてみるということをして練習してみましょう。

会社の雰囲気が悪く成果が出せない。環境を変えるため転職

 上司と合わず、メンタル面でも落ち込んでしまい、仕事にも営業が出てしまい、環境を変えるため転職をすることはよくあります。しかし、現在結果がついていないのに、新しい環境を変えて上手くいくという自信もないため、なかなか勇気が出ないということも多いはずです。

逃げにならない成功するポイント③

<転職に失敗する営業マンの特徴>
・お客様に嫌われている
・現在の商材について勉強していない

<転職に成功する営業マンの特徴>
・お客様には好かれている
・商品知識を蓄えている

 いくら会社の雰囲気が悪くても、お客様には関係ないことです。自分の能力に向き合いお客様に好かれる努力は惜しまないようにしましょう。また、環境が悪ければ勉強意欲も無くなりますが、そこを耐えて次の環境で活かせる準備をしておきましょう。


※この記事はリバイバル記事です。

関連する投稿


【忘れっぽい人必見】住宅の現場監督はメモを仕事にしろ

【忘れっぽい人必見】住宅の現場監督はメモを仕事にしろ

現場監督をしていて、新人は特に忘れっぽい人がいます。このような方は、意外に多いです。仕事ができない人というわけではなく、現場監督になるとそのようなことが起こります。理由は、住宅の現場監督は、タスクが以上な量になってしまうからです。細かい伝達内容などが発生し、それをその場で対処したり、数時間後に対処したり、場合によっては別日に対応するなど、非常に複雑になります。1つ1つのタスクは非常に簡単ですが、10個など多くなってくると、全てを覚えておくことは不可能に近いです。この記事では、住宅現場監督が、タスクに埋もれずに、効率的に業務を遂行できる方法としてメモをご紹介いたします。


住宅設計士は、技術を学んで、そして盗め!

住宅設計士は、技術を学んで、そして盗め!

住宅設計士は、建築士の資格を持っていることがほとんどです。しかし、資格を持っていれば完璧にデザインからディテールにこだわった施工まで、問題ない設計ができるかというとそうではありません。住宅設計士として、学ぶべきことは多く、自分1人で仕事を完結できるようになることはなかなか一筋縄ではいきません。技術を学び、盗むことが住宅設計士として一人前になるために必要なことです。この記事では、住宅設計士が何を学び、技術をどのように身につけていけば良いかご紹介いたいします。


住宅設計士の仕事術|電話・メールの使い分け

住宅設計士の仕事術|電話・メールの使い分け

住宅設計士は、デザインをする上で、メールに設計図や写真を添付したり、細かい内容は電話をしたりとどちらも使う必要が出てきます。メールだけであれば簡単ですが、電話もしなければいけない状況が多くあります。それらについてどのような情報はメールで、何を電話にしなければいけないのか、判断がつきづらい事項も出てきます。この記事では、仕事をスムーズに進めるためにどのようにすべきかお勧めの方法をご紹介いたします。


住宅設計士の報連相|なぜか上司に伝わらない

住宅設計士の報連相|なぜか上司に伝わらない

住宅設計士として新米の頃、報連相がうまくできていないと注意されたことがある方がほとんどではないでしょうか?住宅設計士にかかわらず、社会人として求められるスキルですが、実は報連相というものは難しいです。業務の全体の流れを把握し、どこが仕事の重要ポイントで、どこをミスしてはいけないのか、どこを確認すれば効率的なのか。これらについて、新人の頃は何も分からないため、ほとんど仕事になりません。この記事では、そんな新人住宅設計士がどのように報連相を行えば良いかを簡単にご説明いたします。


住宅営業の仕方でトラブルに!?クロージングを急ぎすぎてはいけない

住宅営業の仕方でトラブルに!?クロージングを急ぎすぎてはいけない

営業は月末になると、その月の売上をなんとしてでも作ろうとします。どの営業でもそうですが、この際にお客様にメリットになるクロージングトークをしかけます。しかし、このとき営業が急すぎ、後々の工事になった時にトラブルになってしまった経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?この記事では、工事請負契約書を交わす際に注意しなければならない点についてご紹介いたします。


最新の投稿


【忘れっぽい人必見】住宅の現場監督はメモを仕事にしろ

【忘れっぽい人必見】住宅の現場監督はメモを仕事にしろ

現場監督をしていて、新人は特に忘れっぽい人がいます。このような方は、意外に多いです。仕事ができない人というわけではなく、現場監督になるとそのようなことが起こります。理由は、住宅の現場監督は、タスクが以上な量になってしまうからです。細かい伝達内容などが発生し、それをその場で対処したり、数時間後に対処したり、場合によっては別日に対応するなど、非常に複雑になります。1つ1つのタスクは非常に簡単ですが、10個など多くなってくると、全てを覚えておくことは不可能に近いです。この記事では、住宅現場監督が、タスクに埋もれずに、効率的に業務を遂行できる方法としてメモをご紹介いたします。


住宅設計士は、技術を学んで、そして盗め!

住宅設計士は、技術を学んで、そして盗め!

住宅設計士は、建築士の資格を持っていることがほとんどです。しかし、資格を持っていれば完璧にデザインからディテールにこだわった施工まで、問題ない設計ができるかというとそうではありません。住宅設計士として、学ぶべきことは多く、自分1人で仕事を完結できるようになることはなかなか一筋縄ではいきません。技術を学び、盗むことが住宅設計士として一人前になるために必要なことです。この記事では、住宅設計士が何を学び、技術をどのように身につけていけば良いかご紹介いたいします。


住宅設計士の仕事術|電話・メールの使い分け

住宅設計士の仕事術|電話・メールの使い分け

住宅設計士は、デザインをする上で、メールに設計図や写真を添付したり、細かい内容は電話をしたりとどちらも使う必要が出てきます。メールだけであれば簡単ですが、電話もしなければいけない状況が多くあります。それらについてどのような情報はメールで、何を電話にしなければいけないのか、判断がつきづらい事項も出てきます。この記事では、仕事をスムーズに進めるためにどのようにすべきかお勧めの方法をご紹介いたします。


住宅設計士の報連相|なぜか上司に伝わらない

住宅設計士の報連相|なぜか上司に伝わらない

住宅設計士として新米の頃、報連相がうまくできていないと注意されたことがある方がほとんどではないでしょうか?住宅設計士にかかわらず、社会人として求められるスキルですが、実は報連相というものは難しいです。業務の全体の流れを把握し、どこが仕事の重要ポイントで、どこをミスしてはいけないのか、どこを確認すれば効率的なのか。これらについて、新人の頃は何も分からないため、ほとんど仕事になりません。この記事では、そんな新人住宅設計士がどのように報連相を行えば良いかを簡単にご説明いたします。


【働き方指南】新人住宅設計士は独立を目指して働こう!

【働き方指南】新人住宅設計士は独立を目指して働こう!

新人住宅設計士は、全く設計の仕事ができないと言っても過言ではありません。設計自体は先輩社員が基本的には行い、新人はそれの補佐から始まります。もっと設計に関わりたい!もっと案を出したい!と思っても、ほとんどできない状況が続くでしょう。小規模の設計事務所では、新人は電話対応やお客様対応などに時間を割かなければなりません。そこで、違う会社に転職しようとしたり、先輩の文句を言う前に、まずは自分が独立したときに困らない知識や経験を最低限つけてみましょう!


最近話題のキーワード

ハウジングインダストリーで話題のキーワード


新築工事 現場監督 施工管理 住宅 利益 営業 職人 台風 現場監理 働き方改革 資格