必要な知識2つ
住宅営業マンはどのような知識を持っていれば、営業がうまく行くでしょうか?最低限持っておくべき知識について2つに分けてご紹介します。
・お金の知識
・土地、住宅の知識
これらは、お客様がどのように考え、選択しようとしているのかを考えるために必要です。
■お金の知識
・不動産売買(登記、仲介手数料等)
土地、建物の取得には、手数料がかかります。
・税金の知識(不動産取得税、固定資産税等)
持ち家の場合、賃貸などとは違い、税金がかかります。
・住宅ローン(種類や金利、返済方法等)
銀行ローン、フラット35などの種類、固定金利・変動金利、繰上げ返済など、お客様の資産管理に必要な知識です。
営業というと、契約の際にお金お話をするので、最後に必要になると思っている方もいるかもしれません。しかし、実際の営業では最初に確認することも多いです。住宅ローンを組むのか、ローンはいくらまで組めるのか、これを把握してからでないと計画が立てられないためです。
お金の話を後回しにしてしまったことにより、お客様が最終決定も終わり、「契約の段階でローン審査が通らない!」というトラブルが新人営業マンにはよくあります。こうなってしまうと、営業マンというより、お客様が非常に困ってしまうため避けるべきです。そのためお客様が資金面で安心して住宅購入できるようにアドバイスできるようにしておきましょう。
■土地、住宅の知識
土地と住宅そのものの特徴などの知識になります。お客様が何を不安に思い、何を求めているかを考えましょう。
土地
・境界線
・日当たり
・勾配
・地盤
・水害等の危険度
・建ぺい率、容積率
・地価
住宅
・構造(木造、鉄骨)
在来工法、ツーバイフォー工法など
・耐震性能
・屋根、外壁材
・オール電化、都市ガス、LPガスなど
・各種設備のグレード
専門的で難しいものもありますが、一度その住宅を見て、一つ一つ確認して勉強すればすぐにわかることです。このような知識を蓄えた上で、お客様にどのように説明すれば不安を取り除けるかなどを常にアウトプットできるようにしておきましょう。
必要な資格3つ
住宅営業は、資格がなければできない仕事ではありません。しかし実際には、有資格者でないとお客様がつかないということが多いです。何千万という取引を行う上で、資格を持っている営業マンとそうでない営業マンでは、有資格者を選ぶ方が安心でしょう。
ここでは主な3つの資格についてご紹介いたします。
■宅地建物取引士
不動産業の幅広い知識を持つ資格になります。不動産業においては宅地建物取引士でしか行えない業務もあるため、専門性の高い資格であると言えます。
住宅営業としてこの資格を持っていることは必須と言ってもいいかもしれません。TOP営業マンは所有している方がほとんどです。
年間20万人が受験する日本で最も有名な資格でもあり、住宅営業だけでなく、不動産、建築、金融業などでも活躍できる資格です。
■ファイナンシャルプランナー
お金に関する知識の専門資格です。税金や、ライフプランについての設計の知識も勉強するため、実際にお客様に提案する際に心強い知識となります。
お客様も大きなお金を動かすため、将来の資金面での不安をなるべく無くしたいです。ファイナンシャルプランナーに相談したから大丈夫、という安心が住宅購入へ踏み切る一歩にもなります。
■インテリアコーディネーター
インテリア(内装、家具、照明、設備類)について幅広い商品知識と、お客様の要望にあった提案をできる資格になります。
住宅の間取りや、設備関係は設計段階で提案が必要になります。内装などもお客様の好みに合わせて、営業が提案できる方がお客様も選びやすいです。スムーズな打ち合わせを行うためにも、役に立つ資格であり、単価UPにもなる資格です。
まとめ
住宅営業に必要とされる知識は、
・お金
・土地、住宅
についてになります。お客様が住宅購入にあたり、まず直面する不安や専門的な用語などを知っておくようにしましょう。
住宅営業に必要とされる資格は、
・宅地建物取引士
・ファイナンシャルプランナー
・インテリアコーディネーター
です。何千万という取引を行う上で、よりお客様が安心するために必要な資格と言えるでしょう。FPやインテリアコーディネーターの資格は、お客様が将来の安心できる資金管理、要望通りの住宅設計を実現するために役立ちます。
お客様の満足度が高くなるような知識・資格を身につけることで、住宅営業としても成功できるでしょう。
※この記事はリバイバル記事です。