【志望動機】住宅業界への転職を成功させよう!具体的な例まとめ

【志望動機】住宅業界への転職を成功させよう!具体的な例まとめ

 住宅業界への転職の際、志望動機をどう書けば良いのか、採用されるためにはどのように書けば良いのか、ネットで調べてみても、自分の体験がいまいち無いという方も多いかと思います。そこで、ありきたりな定型分のようにならずに自分の良さをアピールし、選考通過する確率の高い志望動機を伝えられるようヒントをお伝えいたします!


住宅業界とは。転職者の心構え

 まず、住宅業界とはハウスメーカーや工務店などの住宅を建てている業界のことを指します。住宅業界の企業は、戸建て住宅だけでなく、集合住宅やビルなどの管理も行っていたり、不動産事業、海外事業を行なっている企業もあります。転職をする際には、そのような企業の事業などをしっかり調べておきましょう。

 住宅は、商品単価が数千万円と高価で、その商品内容も選択肢は無限にあるといっても過言ではありません。そこで、企業ごとにどのような特徴の商品を主力としているのか、理念や今後の動向などを調べておきましょう。転職者は仕事内容だけでなく、社会人として業界全体を見ることができているか、会社の成り立ちや成長に合わせて、切磋琢磨し続けることができる人材かを見られます。

志望理由の3つのポイント

 志望理由は200文字や400文字などの文字数制限があるところもあり、書くべきポイントを抑えつつ、自己アピールをしなくてはいけません。まずはこの骨組み(ポイント)を決めてから、構成を考えていきましょう。

住宅業界を志望する理由

 まず数ある企業の中から、なぜ住宅業界を志望して転職活動を行なっているかを述べる必要があります。例えば、不動産業界であっても住宅の販売は行いますし、その販売数は多くなることもあります(注文住宅などのようにお客様との打ち合わせが少ないため)。そうではなく、住宅業界に携わることで、1組み1組みのお客様に対して寄り添った提案をし、そのニーズを実現しながら喜びを与えたいなどであれば、住宅業界でないとできないことでしょう。

 また、施工管理であれば、注文住宅というお客様の思いがより詰まった住宅に対して、営業やお客様と打ち合わせをしながら、現場でその思いを実現するお手伝いがしたいという気持ちを伝えるなども良いでしょう。

その会社を選ぶ理由

 住宅は選択肢が無限大にあります。住宅メーカーはそれぞれの理念に沿った家づくり、ブランドごとのコンセプトに合った住宅を建てることでお客様に対して、商品としての付加価値をつけ選択しやすくし販売しています。

 各メーカーのなかでもその会社を選んだ理由は必ず説明する必要があります。自分がその会社で働いたときに、どういった点に誇りを持って働くのかを想像してみましょう。そのときに売り出しているブランドのコンセプトに共感したところで、それは数年後に変わってしまうこともあります。そうではなく、ブランドのコンセプトの変遷や、企業の理念、事業展開などからその企業のお客様に与える価値・理念に共感し、自信がどのように誇りを持って働けるかを伝えましょう。

自分が貢献できる理由

 理念や企業の雰囲気に共感したからといって、相手企業からあなたが欲しいと思うかは別問題です。自分の経歴やスキルから、どのように会社に貢献できるかを伝えましょう。全く別部署への転職志望であっても、転職意欲に見合う勉強などをしてきたのかどうかを伝えることも効果的です。住宅についての勉強や、昨今のニュースなどから情報を常に仕入れていることは、意欲のアピールと、働いてからどの程度会社に貢献できるのかを企業側が判断する材料になります。

具体的な志望理由エピソード

 具体的な志望理由のエピソードを考えてみましょう。ここではあくまでも1例で、志望動機を書く参考になれば幸いです。

子供の頃アパートに住んでいた

・子供の頃アパートに住んでいて、特に不満はなかったが、大人になってから、もっと〇〇したほうが良い点が見つかった。そのため、集合住宅の販売を通してお客様の声を聞き、それを設計に伝えて長期で実現していく営業になりたい。

・アパートから一軒家に引っ越したときに、両親が非常に喜んでいたのが忘れられず、あのような笑顔により多くの人になってもらいたい。ただ、両親がもっとこうしたかったというところを住んでいて話していた。そういったことを無くす提案営業(もしくは設計)をしたい。

家が人生において日常を作る重要な空間

・人生の大半を家で過ごすため、日常という大切な時間、空間を作りたい。普段住んでいるだけでは気づかない家の重要性を、住宅業界従事者として専門的な知識を持って、お客様に伝え、一生満足できる家を作りたい。

インテリアが好き

・インテリアが好きでこだわっているが、まずその構造や住みやすさから提案して、その上でインテリアの提案なども行っていきたい。インテリアだけは表面上の変化なので、何十年と住む家で内面での安心や満足を与えていきたい。

転職動機だけでなく、勉強したことも伝える

 転職する理由も伝える必要があります。前職の不満などではなく、前職の経験やスキルを活かし、住宅業界へ転職したという動機を伝えましょう。

 また、前職の際から住宅への意欲(潜在的に持っていたものでも)を分析し、その意欲があったからこそ、住宅について勉強していたことなどを伝えましょう。



※この記事はリバイバル記事です。

関連するキーワード


住宅 転職

関連する投稿


コンクリートの品質って何?見た目ではわからない

コンクリートの品質って何?見た目ではわからない

住宅工事において、基礎はコンクリートがどの工法でもほとんど用いられています。そこで、誰しも住宅関係の仕事をしたことがある方は、聞いたことがあるのではないでしょうか?コンクリートにも品質があることを。コンクリートは見た目では、どれもコンクリートであり、それに違いがあるようには見えません。しかし、実際にはコンクリートというものは、材料を現場で混ぜ合わせ、それから固まっていくものです。材料やその配分が悪ければ、コンクリートの性能が全く違うものになります。見た目にはわからずとも、実際に試験を行うと、強度も低くなってしまっているのです。この記事では、コンクリートの品質についてわかりやすくご紹介いたします。


コンクリートの性質まとめ|なぜ住宅に使われているのか

コンクリートの性質まとめ|なぜ住宅に使われているのか

コンクリートは、建築物に最も広く使用されている建材の1つです。大規模な公共物やビル・マンションから一般住宅までありとあらゆる場面で活躍しています。このコンクリートが、なぜここまで汎用性の高いもので、他の建材では普及しない理由は何でしょうか。コンクリートの持つ性質について、さまざまな観点から見ていくことで、コンクリートについての知識を深めていきましょう。コンクリート打ちっぱなしの住宅はもちろん、木造住宅でもコンクリートは基礎として使われています。住宅関係で働く方は、建材についても知識を広く持っておきましょう。


【まとめ】コンクリートについて詳しく解説

【まとめ】コンクリートについて詳しく解説

住宅関係者は、住宅の基礎施工において、コンクリートの施工現場などを見ることも多いと思います。コンクリートといっても、いざコンクリートとは何かを聞かれると、建築士の資格を持っていない方は答えられないのではないでしょうか。しかし、住宅関係の仕事についている以上、コンクリートは基礎中の基礎であり、知識としても知らないままではよくありません。この記事では、意外に細かいことまで知られていない、世の中に最もありふれた建築資材であるコンクリートについてわかりやすく詳しくご紹介いたします。


【忘れっぽい人必見】住宅の現場監督はメモを仕事にしろ

【忘れっぽい人必見】住宅の現場監督はメモを仕事にしろ

現場監督をしていて、新人は特に忘れっぽい人がいます。このような方は、意外に多いです。仕事ができない人というわけではなく、現場監督になるとそのようなことが起こります。理由は、住宅の現場監督は、タスクが以上な量になってしまうからです。細かい伝達内容などが発生し、それをその場で対処したり、数時間後に対処したり、場合によっては別日に対応するなど、非常に複雑になります。1つ1つのタスクは非常に簡単ですが、10個など多くなってくると、全てを覚えておくことは不可能に近いです。この記事では、住宅現場監督が、タスクに埋もれずに、効率的に業務を遂行できる方法としてメモをご紹介いたします。


住宅設計士は、技術を学んで、そして盗め!

住宅設計士は、技術を学んで、そして盗め!

住宅設計士は、建築士の資格を持っていることがほとんどです。しかし、資格を持っていれば完璧にデザインからディテールにこだわった施工まで、問題ない設計ができるかというとそうではありません。住宅設計士として、学ぶべきことは多く、自分1人で仕事を完結できるようになることはなかなか一筋縄ではいきません。技術を学び、盗むことが住宅設計士として一人前になるために必要なことです。この記事では、住宅設計士が何を学び、技術をどのように身につけていけば良いかご紹介いたいします。


最新の投稿


コンクリートの品質って何?見た目ではわからない

コンクリートの品質って何?見た目ではわからない

住宅工事において、基礎はコンクリートがどの工法でもほとんど用いられています。そこで、誰しも住宅関係の仕事をしたことがある方は、聞いたことがあるのではないでしょうか?コンクリートにも品質があることを。コンクリートは見た目では、どれもコンクリートであり、それに違いがあるようには見えません。しかし、実際にはコンクリートというものは、材料を現場で混ぜ合わせ、それから固まっていくものです。材料やその配分が悪ければ、コンクリートの性能が全く違うものになります。見た目にはわからずとも、実際に試験を行うと、強度も低くなってしまっているのです。この記事では、コンクリートの品質についてわかりやすくご紹介いたします。


コンクリートの性質まとめ|なぜ住宅に使われているのか

コンクリートの性質まとめ|なぜ住宅に使われているのか

コンクリートは、建築物に最も広く使用されている建材の1つです。大規模な公共物やビル・マンションから一般住宅までありとあらゆる場面で活躍しています。このコンクリートが、なぜここまで汎用性の高いもので、他の建材では普及しない理由は何でしょうか。コンクリートの持つ性質について、さまざまな観点から見ていくことで、コンクリートについての知識を深めていきましょう。コンクリート打ちっぱなしの住宅はもちろん、木造住宅でもコンクリートは基礎として使われています。住宅関係で働く方は、建材についても知識を広く持っておきましょう。


【要注意】現場監督の靴のにおい対策とは?

【要注意】現場監督の靴のにおい対策とは?

現場監督にとって、気になることのひとつに「靴のにおい」があります。 とくに新築住宅だけでなく、引き渡し後のアフターサービスやリフォームなども担当している場合は十分に注意しておかなければなりません。 といいうのも、強いにおいがある状態で家のなかに入ると、施主はいやな気持ちになることが予想されるためです。 せっかく品質の優れた建物を建てても、それだけで満足度が下がってしまうかもしれません。 そこで本記事では、現場監督が注意しておきたい「靴のにおい」について、その原因と対策についてご紹介したいと思います。


【超重要】建設業の安全パトロールとは?

【超重要】建設業の安全パトロールとは?

建設業界はさまざまな課題を抱えていますが、とくに施工管理者にとって最重要といえるのは労働災害を防止するための取り組みではないでしょうか。 施工管理の仕事は、多岐に渡ります。 なかでも、現場に携わる人たちが安全に作業できる環境をつくることは最優先に取り組む必要があり、そしてその取り組みのひとつが「安全パトロール」です。 そこで本記事では、施工管理者が行う「安全パトロール」について、その目的やチェックするべきポイントなどをご紹介いたします。


【管工事施工管理技士】受験資格や取得するとできる仕事とは?

【管工事施工管理技士】受験資格や取得するとできる仕事とは?

建設業界でキャリアアップを図るには、資格を取得することが重要なポイントとなります。 とくに施工管理の仕事で活躍したい場合は「施工管理技士」資格が有効です。 「施工管理技士」の資格は7つの種類がありますが、建築工事では欠かせない管工事に携わるなら「管工事施工管理技士」を取得するとよいでしょう。 ただし、「施工管理技士」資格は誰にでも取得できるわけではなく、一定の条件を満たし、かつ試験に合格しなくてはなりません。 そこで本記事では、「管工事施工管理技士」の受験資格や取得するとできる仕事についてご紹介したいと思います。


最近話題のキーワード

ハウジングインダストリーで話題のキーワード


新築工事 現場監督 施工管理 住宅 利益 営業 職人 台風 知識 現場監理 働き方改革