既に住宅業界で営業をされている方はよく知っていると思いますが、住宅営業において持っていると各段に有利になる資格が存在します。
今回は住宅業界で持っておきたい資格と言うテーマで解説します。これから住宅業界の営業職を目指すという方も是非、最短の試験で受験してください。
ご紹介する資格を持っているだけで給料も上がって、顧客からの信頼も各段に上がります。
住宅営業で絶対に有利な資格①:宅地建物取引士
いわゆる、宅建(たっけん)という資格です。宅地建物取引士は不動産取引をする際に必ず必要になります。
不動産の売買、賃貸の取引をする際に物件についての重要事項説明を行うルールになっているのですが、この重要事項説明が出来るのは宅建士資格を持っている者だけです。
要するに、不動産取引をするのに宅建士がいないと取引することが出来ません。
不動産取引をする会社では各事務所に5人に1人は宅建士を所属させるルールになっている為、資格を持っているだけで重宝されます。
宅建は住宅業界では主に中古住宅や自社開発の住宅を販売するような会社で特に有利になります。
求人情報の募集要項を見ると大体宅建士歓迎と記載されており、宅建士を持っているだけで手当てがもらえたり、一件の契約当たりの歩合が無資格者より多くもらえたりします。まさに不動産業界では王道の資格と言えます。
資格の難易度は最近受験者のレベルが上がっている為、少し難しくなっていますが、過去問からの出題が多い為、しっかりと対策していれば合格出来ます。
住宅営業で絶対に有利な資格②:建築士
建築士は建築物の設計・施工管理が出来る資格です。建築士は1級と2級がありますが、3階建てまでの住宅であれば、2級建築士資格で設計が出来る為、通常の住宅営業であれば2級までで十分です。
建物の構造など建物についての知識と合わせて建築基準法など建物を建てる上でのルールについての知識が身につきますので、住宅業界であれば持っていると全般的に有利になります。
特に顧客が保有する土地に対して住宅を建てる提案をする注文住宅を扱う会社の場合、建築士資格を持っていることにより自分で設計図面を書くことが出来ますので更に有利です。
また、建築士も宅建士同様、住宅業界の会社では持っているだけで手当てが発生する会社が多いです。2級建築士の資格難易度ですが、宅建と同じくらいか少し難しいレベルです。
建築士の場合、試験の難易度以上に学歴や実務経験年数などの受験資格があることが難点です。
今のままでは受験資格がない方は他の資格から先に勉強することをおすすめします。
住宅営業で絶対に有利な資格③:FP(ファイナンシャルプランナー)
宅建士や建築士等のように独占的に何か業務が出来る訳ではありませんが、FPも持っていることで住宅業界では非常に有利になります。
FPとは、税金や年金などお金に関する全般的な知識がつく資格です。
住宅購入時は銀行から融資を引くことが多いことや住宅ローン控除等、住宅を保有していることで税金面でのメリットがあるなど住宅営業ではお金に対する知識も重要になります。
FPは3級から1級に分かれており、正直3級は取得が安易なため、仕事上あまり有利にはなりません。
2級からは知識レベルも上がり合格するのがなかなか難しい為、顧客からの信頼度はかなり上がります。
1級になると合格者はかなり少なく、更に希少価値が上がります。
会社にもよりますが、FPについても2級を持っていれば手当がつくことがあります。何より、お金についての知識が増えますので商談時は宅建士や建築士よりも使える知識が多いです。
まとめ
今回は住宅業界の営業でもっていると有利になる資格について解説しましたが如何でしたでしょうか。今回紹介した資格はどれも簡単に取れるものではありませんが、取った後のメリットはとても大きいです。
住宅業界ですでに働いている方は分かると思いますが、持っているのと持っていないのでは給料や昇格にかなりの差がつきます。
また宅建士、建築士、FPすべてに共通しているのは仕事上でメリットがあることはもちろんですが私生活でもとても役に立つ知識が身につくことです。
普通にサラリーマンをやっているだけだと資格にチャレンジしようと思いませんので、自己啓発になるのも良いポイントです。
住宅業界に興味を持った方は是非3つともチャレンジして欲しいと思います。
※この記事はリバイバル記事です。