【復活体験談】住宅営業が何もうまくいかない。やることがない。ひま。辛い。辞めたい。

【復活体験談】住宅営業が何もうまくいかない。やることがない。ひま。辛い。辞めたい。

 営業を始めたことがある人は、必ずうまくいかない経験をしたことがあるのではないでしょうか。ベテラン営業マンでも1年のうちに全く売れない月があるという方もいらっしゃいます。これから住宅営業に転職をしようと考えている方にとって一番不安なことは、営業はキツい、じぶんにできるのかということではないでしょうか。この記事では、実際に営業がうまくいかなくなってしまった方の体験談で、皆様が同じような状況になってしまった時の励みになればと思います。また、転職を考えている方に営業はうまくいかない時もあるということを事前に知っておくことで、転職してからも挫折をなるべく回避できるようにお役に立てれば幸いです。


住宅営業はうまくいかないと暇になる

 営業職というものは、お客様がいなければ暇になります。私は半年以上売れない期間があり、売れなくなってから2,3ヶ月して完全に暇になりました。一日中テレアポ、メール対応、資料作りをしているイメージがあるかもしれませんが、一番時間のかかる資料作りもお客様がいなければ始まりません。また、テレアポも電話をかける先が尽きてしまったり、メールも問い合わせが毎日山のようにくるわけではないです。そのため、ずっと売れずに営業をかける先が無くなってくると完全に暇になってしまいました。
このときの精神状態は非常に辛いものがあります。上司に毎日どこでお客様を見つけてくるのかと問い詰められ、お客様リストも底をつき、飛び込みにいく日も多くありました。しかし飛び込み営業といっても、ろくに飛び込み営業をやってこなかった私にとって、1日訪問したからといって、その日にお客様を見つけられるはずがありません。ましてや反響が来るまでの、仕方なくする仕事というイメージで、出先ではほとんどサボっていました。いずれ反響が来るからこんなことをしていても労力の無駄だと考えていたからです。この働き方が2,3ヶ月も続いてしまいました。ずっとお客様を見つけることができなかったのです。

何もうまくいかない時期が続く

 もちろん反響が全くないわけではありません。たまに来る物件問合せなどの対応を行なっていました。見込み客がいない状況ですので、1件1件丁寧に資料作成をし、お客様のご要望を丁寧にヒアリングし、内見を丁寧に行うなどできるだけの仕事を行なっていました。しかし、なぜか全くうまくいきませんでした。いくら丁寧に資料作成をしても、お客様からメールの返答が来なくなったり、購入意思がなくなってしまっていたり、競合に取られてしまったり。内見にご一緒したとしても、仕事状況で住宅購入をやめてしまった方や、契約手続きまで進んだのに、最後の住宅ローンの審査で落ちてしまうお客様もいらっしゃって結局数字が全くつきませんでした。
 自分の存在価値というものを感じられず、毎日憂鬱な気分で出社し、毎日何も考えていない業務を行い、このままではダメだと思いながらも何をしたら良いのかわからず、ただ転職してみれば何とかなるのではないかと考える毎日でした。

実質クビを突きつけられる

 半年以上の売れない期間があれば、会社にとってはいらない人材になります。売り上げも作らない営業は何もしていないのにただ給与をもらっているのと同じだからです。上司からやんわりと転職を勧めるような面談がありました。自分でも現状は把握しているし、何とか脱却したいけれども、どうしたら良いかわからず、ただ同じ日々を過ごしていた私にとって、ついに終わりが来たと思いました。実質クビのようなものです。
ここでいつもの楽観的な考えが頭をよぎります。転職をすれば次のところでうまくいくかもしれない。。。しかし、転職をしたところでこれだけ営業ができなかったのに、うまくいくとも考えることができませんでした。

そこで、なんとか現状を打破しようと決意します。(今思えば、何でもっと早く決意しなかったのか)

復活!売る。絶対に売る。とにかくアポイントを取る

 私の場合、特に何かをして復活したというわけではありません。言うなれば気合ですw 気合かよ!とツッコミが入るかもしれませんが、営業とはそんなものかもしれません。絶対に売ってやると気合を入れることで、行動が変わります。まず、お客様へのアポイントを徹底的に取るようにしました。3ヶ月以上テレアポもほとんどサボっていた私には、3ヶ月前にはかける先がなかったものも同じところにかければ良いだけです。問い合わせ案件にも、丁寧に資料作りはしますが、まず内見のアポイント、もしくは住宅ローンの相談のための面談設定をしました。まずは見込みのお客様を1週間に5件以上獲得を目標に行動していました。
 すると2週間後には契約の話まで進み、3週間後にはやっと1棟契約、4週間後には2棟の契約をすることができました。正直この月は運が良かったのもありますが、月間売上1位になりました。

結論:売れない人はいない

 何が言いたいかというと、やることを真面目にやっていれば、全く売れない人というのはいないと思います。ひと月に10人以上と面談し、1年間で120人と住宅購入の話をしていて、1件も売れないなんてことはあり得ないと思います。私のように精神的に落ち込み、お客様にもこの人大丈夫かな?なにかこの人から買うのは不安だなと知らずのうちに思われてしまっている場合だけでしょう。
 今営業がうまくいっていない方、これから営業職に転職を考えている方、当たり前のことを真面目にやっていれば必ず売れます。トップ営業になれるかはまずこれができてからです。なので、住宅営業にあまり不安になったり落ち込んだりせず、必ず正しい仕事をしていれば何とかなる。今うまくいっていない、うまくいくためには何をやっていないのか。それを考えれば良いだけです。少しでも皆様の不安を取り除ければ幸いです。



※この記事はリバイバル記事です。

関連するキーワード


住宅 営業 辛い

関連する投稿


住宅営業の外回り・飛び込み5つのコツ

住宅営業の外回り・飛び込み5つのコツ

住宅営業で、外回り・飛び込み営業を成功させるためにはどうしたら良いでしょうか?住宅メーカーや工務店は、反響営業と言って、HPやチラシ、その他様々なチャネルからお客様の問い合わせがあります。しかし、小さい工務店や不動産、お客様の問い合わせが少なく、新規着工案件が少なくなってしまうこともあります。そのような際には、営業が外回りや飛び込み営業をすることもあります。採用情報でも、「飛び込み営業がありません!」と謳っている会社もありますが、仕事がなくなってくれば、飛び込み営業をする必要もでてきます。営業は、どのような営業スタイルでも対応できるようにしておくと良いかもしれません。


お客様に好かれる住宅営業4つのポイント

お客様に好かれる住宅営業4つのポイント

住宅営業は、お客様に好かれなければ中々成績が上がりません。住宅は大きな金額の買い物であるだけではなく、一生に一度の買い物と言われています。たとえ、住宅メーカーの絶対的な信頼があっても、営業が不誠実な対応や、お客様の満足度を高めることができなければ、契約にならず、工事が始まって引渡しの段階でクレームになることもあります。お客様に好かれるというのは、何でも言うことを聞くことではなく、信頼されるという意味です。住宅営業のプロとして、誠実に対応し、お客様に満足してもらう買い物をしてもらうことが重要です。


住宅展示場での接客4つのポイント

住宅展示場での接客4つのポイント

住宅営業の方は、住宅展示場で接客をすることもありますが、なかなか展示場での接客が上手くいかないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?住宅展示場は、住宅設計を依頼しようと考えているお客様もいらっしゃいますが、まだ購入を決めかねているという見込みの薄い方もいらっしゃいます。また、お客様とコミュニケーションが取れていない状態から、展示場の説明をしてしまうと、なかなか営業とお客様で意思疎通ができないこともあります。この記事では、住宅展示場での接客について4つのポイントにまとめてご紹介いたします。


工事請負契約書とは?住宅営業は全て理解しよう!

工事請負契約書とは?住宅営業は全て理解しよう!

工事請負契約書は、住宅営業にとって、成績を左右する一番大事な書類です。お客様の前で新人営業マンは、よくわからずに上司と一緒にお客様に書いてもらうこともあるのではないでしょうか。工事請負契約書は、お客様との取引の上で一番大事な書類です。それにもかかわらず、実は内容を全て理解していないという営業マンも、もしかしたらいるのではないでしょうか?この記事では、工事請負契約書というものが、どのようなものかをわかりやすくご紹介いたします。


【強みを伝える】住宅営業が失敗する、自社商品の知ったつもり

【強みを伝える】住宅営業が失敗する、自社商品の知ったつもり

住宅営業は、他者と相見積もりなどで競合することが多いです。お客様は、メーカーや工務店などの様々な選択肢の中から1社を選びます。お客様の事前知識やイメージで1社に決めていることや、ほとんど決定している場合もありますが、営業の言葉だけでその決定が覆ることもあります。上司から、「他者に負けるな!」と言われつつも、どう営業をすれば良いのか、自社商品と他社商品の違いも知っているけど、それを活かせているかわからないという方もいらっしゃると思います。この記事では、住宅営業が自社商品をどのようにお客様にアピールすれば良いか、そのポイントについてご紹介いたします。


最新の投稿


住宅営業の外回り・飛び込み5つのコツ

住宅営業の外回り・飛び込み5つのコツ

住宅営業で、外回り・飛び込み営業を成功させるためにはどうしたら良いでしょうか?住宅メーカーや工務店は、反響営業と言って、HPやチラシ、その他様々なチャネルからお客様の問い合わせがあります。しかし、小さい工務店や不動産、お客様の問い合わせが少なく、新規着工案件が少なくなってしまうこともあります。そのような際には、営業が外回りや飛び込み営業をすることもあります。採用情報でも、「飛び込み営業がありません!」と謳っている会社もありますが、仕事がなくなってくれば、飛び込み営業をする必要もでてきます。営業は、どのような営業スタイルでも対応できるようにしておくと良いかもしれません。


お客様に好かれる住宅営業4つのポイント

お客様に好かれる住宅営業4つのポイント

住宅営業は、お客様に好かれなければ中々成績が上がりません。住宅は大きな金額の買い物であるだけではなく、一生に一度の買い物と言われています。たとえ、住宅メーカーの絶対的な信頼があっても、営業が不誠実な対応や、お客様の満足度を高めることができなければ、契約にならず、工事が始まって引渡しの段階でクレームになることもあります。お客様に好かれるというのは、何でも言うことを聞くことではなく、信頼されるという意味です。住宅営業のプロとして、誠実に対応し、お客様に満足してもらう買い物をしてもらうことが重要です。


住宅展示場での接客4つのポイント

住宅展示場での接客4つのポイント

住宅営業の方は、住宅展示場で接客をすることもありますが、なかなか展示場での接客が上手くいかないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?住宅展示場は、住宅設計を依頼しようと考えているお客様もいらっしゃいますが、まだ購入を決めかねているという見込みの薄い方もいらっしゃいます。また、お客様とコミュニケーションが取れていない状態から、展示場の説明をしてしまうと、なかなか営業とお客様で意思疎通ができないこともあります。この記事では、住宅展示場での接客について4つのポイントにまとめてご紹介いたします。


工事請負契約書とは?住宅営業は全て理解しよう!

工事請負契約書とは?住宅営業は全て理解しよう!

工事請負契約書は、住宅営業にとって、成績を左右する一番大事な書類です。お客様の前で新人営業マンは、よくわからずに上司と一緒にお客様に書いてもらうこともあるのではないでしょうか。工事請負契約書は、お客様との取引の上で一番大事な書類です。それにもかかわらず、実は内容を全て理解していないという営業マンも、もしかしたらいるのではないでしょうか?この記事では、工事請負契約書というものが、どのようなものかをわかりやすくご紹介いたします。


【強みを伝える】住宅営業が失敗する、自社商品の知ったつもり

【強みを伝える】住宅営業が失敗する、自社商品の知ったつもり

住宅営業は、他者と相見積もりなどで競合することが多いです。お客様は、メーカーや工務店などの様々な選択肢の中から1社を選びます。お客様の事前知識やイメージで1社に決めていることや、ほとんど決定している場合もありますが、営業の言葉だけでその決定が覆ることもあります。上司から、「他者に負けるな!」と言われつつも、どう営業をすれば良いのか、自社商品と他社商品の違いも知っているけど、それを活かせているかわからないという方もいらっしゃると思います。この記事では、住宅営業が自社商品をどのようにお客様にアピールすれば良いか、そのポイントについてご紹介いたします。


最近話題のキーワード

ハウジングインダストリーで話題のキーワード


新築工事 現場監督 施工管理 住宅 営業 利益 知識 職人 仕事 働き方 転職