日本家屋の代表「木造建築」について学ぼう
建築の一番の基礎と言っても過言ではない木造建築についてまずは学んでみましょう。住んでいるけれでも、実際はどのようになっているのか全く知らないという方がほとんどですが、とても身近にあるものなので実物を見ながら勉強すれば知識も自然と入ってくるはず!?
■ゼロからはじめる[木造建築]入門
出版社 彰国社
著者 原口秀昭
建築業界では専門用語のオンパレードです。それをわかりやすくQ&A形式でイラスト付きで解説しています。在来工法とツーバイフォーの基礎知識もこれを読めばわかります。目次は寸法、構法、基礎・地盤、壁・軸組、1階床組、2階床組、小屋組、屋根、外装、内装となっており、初心者が「職人の使っている言葉が何もわからない!」という状況を少しでも打破してくれる本になっています。
■世界で一番やさしい木造住宅
出版社 エクスナレッジ
著者 関谷真一
世界で一番やさしい建築シリーズの木造住宅編になります。地盤・基礎・軸組・内外装・断熱工事まで、現場目線でイラストと写真で解説しています。仕事でも役立つ一冊になっています。目次はプランと調査、地盤と基礎、ほねぐみ、屋根と外壁、内装と仕上げ、住宅の設備、住宅の外構となっています。
住宅の設備について勉強しよう
水道、ガス、電気など普段使っているものは、当たり前になってしまって実際にどのような設備から使えるようになっているのか知らないことばかりという方も多いです。こんなふうになっていたのかという興味を持ちながら学んでいきましょう。
■ゼロからはじめる建築の[設備]教室
出版社 彰国社
著者 原口秀昭
Q&A形式でイラスト付きで解説してくれるシリーズです。最初にマンホールとは?から始まり、住居内のコンセント、店舗などのエスカレーターなど幅広く設備についての知識が身につきます。目次は設備インフラ、給水設備、給湯設備、配水設備、衛生器具、ガス設備、空調設備、電気設備、消火・防災設備、搬送設備となっています。
■世界で一番やさしい建築設備 最新改訂版
出版社 エクスナレッジ
著者 山田浩幸
発行年月日が2020年2月となっており最新の設備情報まで載っています。設計や管理業には必須の一冊となっています。目次は設備計画を始める前に、給排水・給湯のキホン、換気・空調のキホン、電気・通信のキホン、オフィス・その他施設のキホン、省エネ設計に挑戦、設備図と関連資料となっています。
工事現場ではどのように進んでいくの?施工方法を学ぼう
よく見かける工事現場で住宅が建っていくのを見たことがない方はほとんどいないのではないでしょうか。ただ実際にどのように工事がなされているのかは知らない方が多いです。勉強することで、住宅建設の工事現場をついつい「どの工程をやっているのかな」と見てしまうでしょう。
■ゼロからはじめる建築の[施工]入門
出版社 彰国社
著者 原口秀昭
建物を作る順序に説明があり、非常に学びやすい本になっています。土地の準備工事などから、仕様書について、工事管理者、測量などから説明されており、実際の現場がどのように進んでいくのかがわかりやすく解説されています。目次は、概略、契約、工程表、測量、水盛り・遣り方、地盤調査、杭工事、地盤改良、根切り・山留め、地業、仮設、型枠、鉄筋工事、コンクリート工事、鉄骨工事、防水工事、外装工事となっています。
■施工がわかるイラスト建築生産入門
出版社 彰国社
一般社団法人 日本建設業連合会 編
800点を超えるイラストで非常にわかりやすく建築物が出来上がる工程を解説しています。人と技術、現場でのエピソードや豆知識などもふんだんに織り交ぜた初心者向けの1冊です。目次は、建築生産のしくみ、着工から竣工まで、維持・保全・改修工事、解体工事となっています。
まとめ
建築関係の書籍は専門書の部類になるため、非常に難解な本が多い印象を受けるかもしれません。その中でも今回ご紹介した記事は、比較的イラストを使って非常にわかりやすく解説してくれている書籍のため、初学者にもやさしいものだと思います。