現場監督なら身に付けたい「段取り力」とは?

現場監督なら身に付けたい「段取り力」とは?

現場監督は、やるべきことが非常に多いため、仕事を効率よく進める必要があります。 そのために求められるスキルといえば「段取り力」です。 現場監督が「段取り力」を身に付けることで、工事に関わるあらゆるムダを省き、そしてコスト削減が可能となります。 また、工事が順調に進められるため、協力会社や職人など多くの関係者とも円滑なコミュニケーションを図れるでしょう。 そこで本記事では、現場監督にとって重要なスキル「段取り力」とは何なのか、また身に付けるための取り組み方についてご紹介したいと思います。


現場監督は、やるべきことが非常に多いため、仕事を効率よく進める必要があります。
そのために求められるスキルといえば「段取り力」です。
現場監督が「段取り力」を身に付けることで、工事に関わるあらゆるムダを省き、そしてコスト削減が可能となります。

また、工事が順調に進められるため、協力会社や職人など多くの関係者とも円滑なコミュニケーションを図れるでしょう。
そこで本記事では、現場監督にとって重要なスキル「段取り力」とは何なのか、また身に付けるための取り組み方についてご紹介したいと思います。

現場監督なら身に付けたい「段取り力」とは?

現場監督の「段取り力」とは、工事をムダなくスムーズに進めるための事前準備や計画を適切に行える能力です。
工事を、問題なく工程通りに進めるには、現場監督の段取りがポイントとなるのはいうまでもありません。

仕事をうまく進めるうえで知っておきたいことに「段取り八分仕事二分」という格言があります。
これは、十分な事前準備や計画など、しっかりとした「段取り」さえ行われていれば、仕事の8割が終わっていると考えられるという意味です。

それだけ現場監督の「段取り力」は重要であり、この部分が抜け落ちていると、工事が止まってしまうことさえあり得ます。
よって、現場監督は「段取り力」というスキルを発揮し、工事の効率化を図らなくてはならないのです。

「段取り力」を身に付けるための取り組み方

現場監督の「段取り力」は、一朝一夕に身に付くものではなく、経験の積み重ねが必要です。
しかし、ただ経験するのではなく意識して取り組むことで、効果的に身に付けられるでしょう。
「段取り力」を身に付けるための取り組み方について、以下にご紹介いたします。

ゴールを意識する

まず、仕事を進めるにあたり、ゴールを意識することが重要です。
ゴールとは目的のことで、その目的を達成するためにはどのような作業が必要となるのか、しっかりとイメージして取り組む必要があります。

ゴールを意識しない場合、惰性で仕事が進んでいることが多く、関連業者から問い合わせがあっても指示があいまいなものになってしまいがちです。
ところが、進むべきゴールが明確であれば、シンプルに伝えられるようになるため、効率もアップします。

現場監督がゴールをしっかりと意識し、関係者と共有することによって、内部統制の強化も図れるでしょう。

シナリオをつくる

ゴールに向かって具体的に仕事を進めるためのシナリオをつくります。
シナリオは、現在からゴールまでの道筋ですが、工事においては工程表が代表的なものとなります。
そして、現場監督のゴールには期限があるため、必ず間に合うように検討しなくてはなりません。

効率的にシナリオをつくるには、ゴールの位置から現在へと遡りながら検討することがポイントとなります。
そしてそのときには、いつまでに、誰が、何を行うのか、明確な役割を決定し、それぞれの担当が実行していくことでスムーズな流れが生まれます。

未来の予測とその対策を検討する

つくったシナリオは、必ずしも問題なく進むとは限りません。
建設工事では多くの専門業者がそれぞれの担当工事を行いますが、ひとつのトラブルが工程の遅れを招くことはよくあることです。

このときの対応を間違えると、その他にも影響が及び解決に時間を取られてしまいます。
また、その結果として工事全体の遅れにもつながりかねません。

しかし、未来に起こり得るリスクの予測を立て、そのときの対策を検討しておくと、現実に起こったときにも時間のロスなく対応できます。
つまり、進めたいシナリオとは別に、予定と異なる事態が生じた場合のシナリオについても検討しておく必要があるということです。

関係者とのコミュニケーションを構築する

工事は、現場監督ひとりだけで完成させることは不可能です。
必ず専門業者や職人などの協力を得る必要があり、つくったシナリオを実際に進めていくのは多くの関係者となります。

そして、いざ問題が起こったときには、現場監督が主導して工程を調整する必要がありますが、できるだけダメージを抑えるためにも関係者のスムーズな対応がポイントとなります。

そんなときに、効力を発揮するのは信頼関係です。
関係者とコミュニケーションをしっかりと図り、お互いに信頼できる関係性を構築しておくことで、予想していない事態にも対応することが可能となるでしょう。

まとめ

現場監督の仕事を効率的に進めるには「段取り力」がキモとなります。
段取りさえしっかりできていれば、実際の仕事で問題が生じても焦ることが少なくなります。
また、段取りを重点的に取り組むことにより、効率的なスキルアップにもつながるでしょう。

関連する投稿


【工事現場の必需品「安全帯」】フルハーネス型の着用義務化はいつから?

【工事現場の必需品「安全帯」】フルハーネス型の着用義務化はいつから?

工事現場で起こる労災事故で多いのは、「墜落、転落」によるものです。 そのため、とくに高所作業における安全対策が重要になります。 そして、これまでも高所作業の安全対策として必需品であった「安全帯」は、労働安全衛生法の改正により「フルハーネス型」の着用が義務付けられることになりました。 では、この「フルハーネス型」とはどのようなものなのでしょうか? また、完全に着用しなければならないのはいつからでしょうか? そこで本記事では、「フルハーネス型」とはどのようなものなのか、そして着用の義務化はいつからなのか、詳しく解説したいと思います。


【建設業の基礎知識】建設業許可とはなに?

【建設業の基礎知識】建設業許可とはなに?

建設業において、施工業者が一定以上の規模の工事を請け負う場合、取得が必要となるのが「建設業許可」です。 「建設業許可」は建設業法に基づいて定められた制度であり、多くの種類があります。 また、誰にでも取得できるわけではなく、一定の条件を満たさなくてはなりません。 しかし、「建設業許可」は、よく耳にするワードであっても、詳しい内容についてはよくわからないという人も多いのではないでしょうか? そこで本記事では、「建設業許可」の詳しい内容について解説したいと思います。


施工管理技士の資格がなくても大丈夫?現場監督への転職

施工管理技士の資格がなくても大丈夫?現場監督への転職

施工管理職や現場監督といった求人を見かけて、建築業界で職人として今から飛び込むことはしたくないが、監督業ならやってみたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?現場監督は、非常に重要な業務で、建設工事を安全にかつ円滑に品質を維持して進めていくために必要です。それだけ重要であるにもかかわらず、求人では、資格がなくても募集していたりするところもあります。実際の業務内容や、施工管理技士の資格がなくても働くことができるのかについてご紹介いたします。


【現場監督がよく使う建設用語】エクステリア工事とは?外構工事との違いは?

【現場監督がよく使う建設用語】エクステリア工事とは?外構工事との違いは?

住宅の新築工事では多くの専門工事が行われ、現場監督はすべての工事を管理する必要があります。 専門工事のなかでも「エクステリア工事」は、外観のイメージをつくり、また快適な生活を支える重要な役割があります。 しかし、「エクステリア工事」は、よく耳にする工事であっても、その内容について詳しく知らないという人も多いのではないでしょうか? また、一般的によく使われている「外構工事」との違いはあるのでしょうか? そこで本記事では、「エクステリア工事」の詳しい内容と「外構工事」との違いについて、解説したいと思います。


現場監督が必ず取得したい「コミュニケーションスキル」とはなに?

現場監督が必ず取得したい「コミュニケーションスキル」とはなに?

現場監督の仕事とは、工期までに品質を確保して工事を完成させることです。 しかし工事は、ひとりで完成させることは不可能であり、多くの人の協力が必要となります。 また、現場監督は、関係する多くの人を同じ目的に向かい前へ進めなければなりません。 そのときに必要となるのが「コミュニケーションスキル」です。 現場監督が優れた「コミュニケーションスキル」を発揮することで、工事をスムーズに進められるようになります。 そこで本記事では、現場監督が必ず取得したい「コミュニケーションスキル」とはどのようなことなのか、詳しく解説したいと思います。


最新の投稿


水回りはオシャレで綺麗に!各設備のポイント

水回りはオシャレで綺麗に!各設備のポイント

在宅ワークを導入する会社も増え、自宅で生活する時間が長くなり、生活スタイルの変化が起きています。住宅へのニーズも変化してきており、水回りは特に生活で、頻繁に利用するものですので、注文住宅においてもこだわる方が多くなってきています。水回り設備には、どのようなものがあり、どのように設計することがお客様満足度を上げるために必要なのか、簡単にまとめてご紹介いたします。


住宅電気設備の基礎|分電盤、配線計画など

住宅電気設備の基礎|分電盤、配線計画など

住むために欠かせないライフラインの一つである電気ですが、どのように住宅に引き込まれているのかをご存知ない方も多いのではないでしょうか?住宅関係で働く方は、最低限の知識は持っておくようにしなければいけません。また、住宅設計において、配線計画も非常に重要です。生活スタイルや一般的な配線を知っておきましょう。営業などは、設計者に任せることになりますが、工事中などにも各担当者が知識を持っていれば防げるミスもあります。では、住宅電気設備の基礎についてご紹介いたします。


【大誤算!?】注文住宅の予算組み|営業・設計

【大誤算!?】注文住宅の予算組み|営業・設計

注文住宅は、新築建売住宅、中古戸建て住宅、マンションなどに比べて高くなる傾向にあります。予算を十分にとっているとお客様が考えていても、実際にはその予算では十分でないということもあります。打ち合わせの初期段階で、予算がどの程度どの部分にかかるのかを把握しておかないと、後で不足してしまい、妥協した家づくりをしなければならなくなってしまいます。営業や設計がお客様に対して、説明しなければならない点と、お客様が誤算してしまいがちな点についてご紹介いたします。


マスクでの挨拶|住宅営業が気をつけるポイント3つ

マスクでの挨拶|住宅営業が気をつけるポイント3つ

コロナ禍でマスクを常に身につけている生活が、長く続いています。住宅営業もお客様も全員がマスクをつけて、接しています。初めての接客から、最終契約までマスクをしたまま、素顔を見ずに進むということもあるかもしれません。このような特殊な環境で、変わらず重要なものは、挨拶ではないでしょうか?マスクをしているため、表情が見えないなかで、基本的な挨拶が第一印象を大きく左右します。この記事では、マスクをしながらの挨拶で、住宅営業が気をつけるべきポイントをご紹介いたします。


お客様が「この住宅営業に頼もう」と思った瞬間5選

お客様が「この住宅営業に頼もう」と思った瞬間5選

お客様が、住宅営業を気にいるときはどのようなときでしょうか?営業のスキルやタイミング、細かい積み重ねが信頼につながりますが、お客様は意外にちょっとしたことが印象に残り、それが契約を決めた要因になったということが実は多いです。今回の記事では、お客様に聞いた、どのような営業の言葉が印象に残り、契約に至ったかをまとめてみました。ぜひ今後の営業活動の参考になれば幸いです。


最近話題のキーワード

ハウジングインダストリーで話題のキーワード


新築工事 現場監督 施工管理 住宅 営業 利益 職人 転職 資格 現場監理 働き方改革