住宅営業で辛くなる理由
住宅営業はお客様にとって良い仕事をしていれば、辛いところはないように見えます。しかし、営業という職種のため、会社にとっては売上を上げなければその人材は必要ないことになります。営業は売上を作ることが仕事であり、1年間0万円の売上成績なら家で寝て過ごしていても、会社にとっては変わらないからです。
■売れないプレッシャーと解決策
上司からプレッシャーをかけられる。売れないときに上司からプレッシャーをかけられます。見込みを作るため夜遅くまで営業したり、資料を準備したり、負荷が多くなり、出社することが嫌になってきます。売れない自分が悪いと、自暴自棄になってしまう人もいます。
解決策は、営業を心の底からしたい人間だと思い込むことです。営業を上手くなるために努力をして、それが報われる日を何年も続けていこうという精神です。精神論かと思われるかもしれませんが、これができない人は全ての仕事に文句を言っている人です。スポーツでもプレッシャーをかけられず、試合でもプレッシャーを感じずに上手くなる努力をしなかった人は、上手くなりません。営業でも同じことです。そして、上手くなる人は、こういったことを気にせずに黙々とこなしていける人です。ただ、それでも心が折れそうになる時はありますので、無理をしない方法を後述します。
長く働くことで、お客様は安心できる
長く働く意味はあるのでしょうか。転職しても何をしても構わないです。短く働いても長く働いても好きにしていいのです。
そこで長く働く意味は、お客様が安心できるということが一番ではないでしょうか。お客様が信頼して頼んだ営業マンが住宅を購入した時から30年経った今でも働いていたら、いい人に頼んだと思われるでしょう。30年後に建て替えをするときには、同じ営業マンに頼みたい方もいらっしゃいます。営業マンにとってもお客様にとっても嬉しいことではないでしょうか。
もちろん、営業として長く続けることは、経歴や能力に大きく影響しますが、他の会社や職種でも同じように能力は上がりますし、真面目に働いていれば経歴も恥ずかしいものではありません。
無理をしないコツ
長く働きたいと考えているからこそ、辛い状況が出てくることもあります。辛くない仕事はありません。そこで、無理をせずにどのように働いていけばよいのかコツをご紹介致します。
■数字を気にし過ぎない
営業として毎月の数字を気にしすぎることは良くありません。高みを目指す目標としてなら良いですが、売れなかったらどうしよう、ビリになったらどうしようと考える必要はありません。年間で一番悪い売上の月は誰でもありますし、今年悪くても来年良くなるかもしれません。一番重要なのは、どうせ売れないからとサボり過ぎてしまうことです。サボり過ぎてしまうのではなく、休憩を多く取り、次に繋げようと考えましょう!
■接客件数と受注までの分析を行う
接客件数と受注までの成約率などのプロセスを数値化することは重要です。何が原因で失敗しているかがわかるからです。何が原因かわからないことに直面すると誰でもマイナスな考え方になってしまいます。
例えば野球選手は、打率を出しています。これは原因を明確にするためで、練習方法などもこれから考えることも多いでしょう。しかし、この打率が無ければ、何が悪かったのか、練習方法も訳もわからず行っていては、毎日が辛くなるのではないでしょうか。
営業は成功方法がわからない点ではスポーツと似たような面もあります。冷静に自己を数値で分析することは非常に有効です。数値ではない、マイナスな面を理由に考えることは精神的にも、方法論としても良いことは無いでしょう。
■オフのルーティーンを作る
オフの日のストレス発散のルーティーンを作ると良いです。オフに何かを特別にすることも良いですが、それでは毎週の休みにストレスが抜けきれません。休みの日は何も考えずにすることなどを一つでも決めておけば、うまくストレス発散をすることができるでしょう。
■社内での良い人間関係を作る
社内の人間とたわいもない話をすることでストレス発散にもなります。同僚であれば、会社のことを理解しているため、良き理解者にもなるでしょう。暇なときにラインをするくらいの関係でも、そういった関係がストレスを溜めないことになります。
※この記事はリバイバル記事です。