住宅営業マンはなぜスーツなのか
オフィスカジュアルや夏はクールビズが謳われ、会社員の服装は徐々にラフな格好になってきている傾向にあります。IT企業などは私服で出社するなどが当たり前の会社も多くなってきています。そこで、住宅営業マンも比較的ラフな格好でも良いのでは?と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし住宅営業マンは、スーツが主流となっています。その理由は扱っている商品(住宅)が高額な商品だからです。何千万円もするお買い物をするお客様への営業のため、スーツで対応することがお客様にとっても失礼のないと考えるのが当然でしょう。
■服装で個性を出して、お客様に印象つけたい
お客様にアピールする服装も営業マンにとって大事です。しかし、過度の個性の表現は禁物です。営業マンというのは役者でもあります。あなたがどんなに普段、部屋を汚くしていようが、暗い性格だろうが、お客様に対してはできる営業マンであることを見せる必要があります。印象というのは、相手によって変わるため、比較的無難な服装の中で、少しのおしゃれなポイントを入れるくらいに止めるべきでしょう。
スーツの選び方
黒、濃紺、グレーといった落ち着いた色のスーツが良いです。あまり明るい色のスーツや、ストライプの目立つスーツは控えた方が無難です。また、スタイルにあったサイズのスーツを着ましょう。量販店のスーツをサイズ調整せずにそのまま気にせずに着ている方もいますが、肩幅、袖の長さ、裾の位置、ヒップラインなど、細かいところで着こなしが崩れてしまっている場合があります。オーダーメイドのスーツが一番スタイル良く着こなせるためおすすめです。また、量販店のスーツでも、先程の肩幅や袖の長さなど、細かくサイズ調整を行うことも可能です。信頼できるスタッフの方にサイズ調整を依頼することがおすすめです。
新しくスーツを買い替えたり、体型に合わせて買い換えるのも予算がかかり大変です。そこで服のリフォーム屋に依頼する方法もあります。スーツを持参し、採寸、スタッフと相談しながらスタイルに合ったサイズに調整してもらうことが可能です。
ネクタイの選び方
ネクタイは5本程度は持っていた方が良いでしょう。毎回同じネクタイだと、ずぼらな印象を与えてしまうかもしれません。5本の選び方ですが、2本は初対面用の無難な青系や赤系のもの、1本は茶色、緑系の落ち着いたもの、2本はおしゃれな少し個性的なものなどがおすすめです。
初対面用のネクタイは、展示場などで着用し、茶色系などのネクタイはお客様との打ち合わせの際に着用、おしゃれなものはお客様と何度も打ち合わせも兼ねて信頼関係も出来上がってきてから着用など、用途に分けて使いこなすことでお客様に好印象を与えることができます。
■お客様にどのように感じて欲しいか
お客様にどのような印象を与えたいかを基準にチョイスすることが大事です。第一印象では、表情や提案の仕方などに注目して欲しい場合は、無難なネクタイ、服装をすることで服装には目がいかなくなります。打ち合わせでは落ち着いた印象を与えたい場合は、茶色系のネクタイなど、信頼関係の構築のために、人柄なども伝わってきた際には、おしゃれに見せることで、お客様への提案もおしゃれな気の利いたものになるのではないかと印象を与えることができます。つまり、色はあくまで参考程度で、どのような印象を与えたいかで柄なども決めていくと良いでしょう。
靴の選び方
ビジネスシューズで革靴一択です。革靴も2~3万円以上するものが望ましいでしょう。安価なものは合皮であったり、見た目が安っぽい印象を与えてしまいます。足元は、汚く見えると全体がそう見えてしまうので気をつけましょう。
■靴磨きは必要?簡単お手入れがおすすめ
靴磨きをして、丁寧にお手入れをするのは大変です。毎日履いている革靴ですので、汚れもつき、毎回手入れをするのは時間もかかります。そこで、簡単にお手入れできるグッズを使いましょう。スポンジタイプのもので、汚れを取りながら、ちょうど良い油分を塗ってくれるものがあり、それを出社前に付けるだけで靴の印象がガラリと変わります。ちょっとした一手間で、足元が綺麗になりますので、ぜひおすすめです。
シャツの選び方
白シャツが一番無難で良いでしょう。ストライプなどが入ったものも良いですが、安っぽい印象のシャツだとダサく見えてしまいます。生地のしっかりしたスタイルがよく見えるシャツを選びましょう。ボタンダウンシャツはカジュアルなワイシャツということに注意しましょう。商談や目上の方との面談では着用は控えた方が良いです。しかし、見た目の印象が悪いというわけではないため、着用を気にしない相手であれば好印象も与えることができるものです。
まとめ
営業マンはお客様にどう思われたいか、どのような印象をつけるかを服装でも言葉でも決めることができます。常に自分がお客様から見られているという認識を持ち、気を配った服装を心がけましょう。
※この記事はリバイバル記事です。