【ウラ話】住宅営業職に休みはない!?休日返上文化の実態、休日出勤は非常に危険

【ウラ話】住宅営業職に休みはない!?休日返上文化の実態、休日出勤は非常に危険

 住宅営業職はブラックな企業では、休みがなかったり、残業代が全く出なかったりといった会社もあるようです。実際にはどのような企業があるのかを知ることで、求人情報からあまりにもブラックな体質の会社には転職しないように対策しましょう。休日にも出勤する会社とは、どのような状況なのか、また止むを得ず休日出勤をしたときの注意点などをご紹介いたします。


住宅営業職は休みの日に出勤する文化は、お客様至上主義のため

 そもそも事務仕事などは、休日に出勤するといった文化はほとんどありません。なぜなら会社の業務がストップしているため、その必要がないからです。しかし、営業はお客様の都合に合わせることが仕事のうちでもあります。お客様が都合の良い日に稼働することが一番効率が良いため、営業が休日であってもお客様のために出勤するという文化が根付いてしまったのではないでしょうか。例えば、お客様が「この日にしか時間が取れなくて、その日なら契約書にサインできるんだけど」と仰られたら、営業マンはその日に出勤するのは当たり前です。ここでもし営業マンが「その日は私が休みの日なので、別日でお願いします」と言ってしまうと、その月の売り上げが無くなるもしくはお客様が他の営業マンと契約してしまうということもあるからです。
 以上のように数字を追う以上、お客様の都合に合わさざるを得ないということが多い部署になります。そこで会社によっては、この休日であった日にも関わらず、振替出勤扱いにせず休日のままにしているところがあります。ある営業マンは7連勤が当たり前となっている月もあると言っていました。働き改革などを行った影響で、しっかり振替出勤扱いにしている企業も今では増えてようです。

休日出勤の危険性、労働時間ではないと判断された場合(労災保険)

日出勤せざるを得ないという状況になった時、会社として休日出勤扱いにせず、社員が勝手に出勤したと判断された場合は非常に大変なことになります。給与がもらえないにも関わらず稼働しているためもちろん不利益なのですが、実は非常に危険な行為なことをご存知でしょうか?従業員は必ず労災保険に加入しています。労災保険とは、業務上の自由または通勤によるケガなどに対して補償する制度です。つまり、勝手に休日出勤しその通勤途中、業務中に万が一ケガなどをした場合、保険が一切下りなくなってしまいます。会社からの信用も失ってしまうことになります。
 勝手に休日出勤した場合は必ず労災が認定されてないというわけではなく、労働基準監督署で
その状況を考慮して判断されるようです。しかし、会社で休日出勤がどのような扱いになっているのか、休日出勤を黙認し、上司がその旨を知っていたかなどの証拠等が必要になる場合があります。万が一このような状況になった時には自衛するために準備をしておきましょう。会社によっ、休日にお客様との商談をすることを勝手に出勤していると扱っているところもあるようです。

転職活動で違法な休日出勤をしている会社を見抜く方法3選

給取得率が高いかどうか
 有給をしっかりと取得している会社は、休むことを良しとしないという文化がなさそうと言って良いでしょう。このような会社であれば、有給をしっかり取っているにも関わらず、わざわざ休日出勤を違法に処理していることは少ないでしょう。

・人事に直接聞く
 休日出勤があるかを直接聞いてみましょう。ここで「休日出勤もお客様の予定に合わせてすることもありますが、振替出勤や手当がでるようになります。」としっかり答えてくれれば大丈夫です。「休日出勤はほとんどないですよ。お客様によってはたまにありますが。」などのように曖昧な返答の場合は要注意です。

・自家用車を営業車としている
 工務店というより、営業会社に多いようです。自家用車を営業車としている場合、管理が甘い会社が多いようです。社用車を買う資金力がない、もしくは社用車の管理をしたくないため、自家用車を営業車としています。自家用車の場合、さらに休日との一線が不明瞭になりやすいで気をつける必要があります。*もちろん自家用車だから必ず違法行為をしているというわけではありん。

まとめ

客様が都合の良い日に契約をする必要があるため、休日出勤というものは営業マンにとって避けられないことではないでしょうか。しかし、この休日出勤を手当も出さずに違法に処理している会社があることも事実です。このような違法処理された出勤は、労災に該当しなくなる恐れがあるため、自衛策をしっかりととりましょう。また、転職の際には有給取得率、人事に聞く、用車を営業車としていないか などに注意して求人を探してみましょう。






※この記事はリバイバル記事です。

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