住宅建設に関わる仕事まとめ|キャリアを築いて転職を有利に!

住宅建設に関わる仕事まとめ|キャリアを築いて転職を有利に!

住宅建設に携わりたいという思いがある方に、どのような職があるかについて一挙にご紹介いたします。仕事はどの業界でも多岐にわたるもので、ここで述べたものも全てではありません。常に経済活動は変化しており、起業することによって新たな仕事が創出されることもありますし、部署によっても大きく働き方が変わります。転職を考える際に、どのような仕事があり自身のキャリアをどのように築いていくかについて考えてみましょう。


住宅建設に関わる仕事は何種類もある

住宅建設は、様々な商品や工事が関わっているため仕事も多くあります。例えば、基礎工事、木工事、配管工事などはもちろん、建材メーカー、塗料メーカー、設備メーカーといった各商品に対して会社があり、それらメーカーに部品を卸している会社もあります。住宅に携わる商品やサービス、工事などを提供すること全てを考えると数え切れないほどの仕事があります。

各会社でも、営業、技術、広報、法務など住宅建設に特化しながら部署によって仕事内容も変わってきます。自分がどのような方面で仕事をしていきたいのかを考え、キャリアを形成するために役立てましょう。

ここでは、企画系、設計系、施工系、維持管理系と分けてご紹介いたします。

企画系

企画系は、開発やコンサルタントといった会社があります。
・官公庁など
国の行政機関や、地方公共団体といったところで建設系の部署のことです。建設に関する企画を行い、それらを民間企業などに委託し進めていく仕事になります。

・デベロッパーなど
不動産、商社、ゼネコン、ハウスメーカー、インフラ会社など大規模な開発行為を行う会社です。公共工事と民間工事を扱うかでも仕事内容は変わってきます。

・建設コンサルタントなど
コンサルタント会社は、どのような設計開発を行えば目的を達成しながら、環境に配慮しつつ経済効果を最大化させるかなど、多角的な見解が必要とされます。大規模開発の場合には複数のコンサルタント会社が入ることもあり、建設というよりは法務関係や経済、金融などの知識も必要とします。

・研究開発など
教育機関、公的期間、技術開発、基礎研究など建築に関わる研究開発を行う仕事です。建築系の学校でなくても、物理系や化学系など様々な分野で建材開発などに携わることもあります。

・リサーチなど
シンクタンク、測量会社や地盤調査会社など調査機関が建設業界には多いです。それぞれの分野で第三者機関が調査診断を行うこともあり、外壁診断、基礎診断など調査が必要とされるものに対して民間企業が行っているものもあります。

・企画、ブランディングなど
広告関係や、ハウスメーカーなど建設会社の広報などの企画などの仕事です。建設会社を顧客とし、ターゲットやニーズを分析しそれらの情報を元に効果的な企画などを行います。

・建築リースなど
建物をリースしたり、重機などのリースやレンタル会社などもあります。

設計系

設計系は、建設会社、設計事務所、CADオペレーターなどがあります。
・建設会社など
ゼネコン、工務店、ハウスメーカー、リフォーム会社などがあります。

・設計事務所など
意匠設計、構造設計、設備(給排水衛生、電気、空調、通信など)設計等を行います。大手設計事務所と、アトリエ系の設計事務所で仕事内容も働き方も変わってきます。

・積算など
積算専門会社やデベロッパー、ゼネコン、設計事務所、工務店など原価管理は建設事業において非常に重要であり、積算専門会社があるほど複雑で難しい場合もあります。

・デザインなど
インテリア会社、照明、各種内装などデザインを請け負います。デザイナーがおり、各種商品のデザインを行います。デザインをするものは、目に入るもの全てと言ってもよく、フローリング、クロスなどもデザインが必要になります。

・メーカーなど
建材メーカー、設備メーカー、照明メーカーなどメーカーはデザイン及び設計業務を行なっています。

・CADなど
CADオペレーターや、CAD開発会社などがあります。開発会社はプログラミングなどのシステム開発を行います。

施工系

施工系は、施工店、ハウスメーカーなどになります。
・建設など
ゼネコン、工務店、ハウスメーカー、設備などの専門工事会社、リフォーム会社などがあります。

・各種メーカー
施工に関しては、メーカーが組み立てなどを担当することもあります。システムバスなどの場合には、メーカー専属の施工者が行い、リフォーム会社とはまた違う作業者が行います。

・生コン屋、土建屋、設備屋など
工事を実際に行う会社で、基礎、屋根、ボード、シーリングなどそれぞれの専門会社があります。外壁を施工するにも、同じ職人が行うことはほとんどありません。

・職人など
大工、左官職人、塗装職人、サッシ屋、畳職人など様々な職人仕事になります。

維持管理系

投資会社やメンテナンス会社になります。
・不動産投資など
不動産を金融商品とした投資会社で、不動産、金融機関、商社などがあります。

・マネジメント、メンテナンス会社など
建設マネジメント、ビルメンテナンス、不動産管理会社などがあります。

・補修、修繕など
新規に建設するのではなく、補修、修繕を専門とした会社があります。橋梁メンテナンスなどの公共工事から住宅リフォームなどの民間工事、歴史的建造物の保存などを行う会社もあります。

キャリアを考えて行動しよう

各業務は、建設業界という大きな括りで関わっています。その中でも特に密接した職種に就くことでキャリアを形成しやすいです。自分がどのような仕事をしたいかを考え、それに向けて近い職種に就き、スキルを伸ばしていきましょう。

資格がある職種に関しては、転職に困りにくいと言えます。宅建士などが有名ですが、建築士、測量士、施工管理技士など国家資格はスキルを客観的に示してくれますので、資格取得をキャリアとして築いていくことも考えてみましょう。

関連するキーワード


住宅

関連する投稿


住宅営業の外回り・飛び込み5つのコツ

住宅営業の外回り・飛び込み5つのコツ

住宅営業で、外回り・飛び込み営業を成功させるためにはどうしたら良いでしょうか?住宅メーカーや工務店は、反響営業と言って、HPやチラシ、その他様々なチャネルからお客様の問い合わせがあります。しかし、小さい工務店や不動産、お客様の問い合わせが少なく、新規着工案件が少なくなってしまうこともあります。そのような際には、営業が外回りや飛び込み営業をすることもあります。採用情報でも、「飛び込み営業がありません!」と謳っている会社もありますが、仕事がなくなってくれば、飛び込み営業をする必要もでてきます。営業は、どのような営業スタイルでも対応できるようにしておくと良いかもしれません。


お客様に好かれる住宅営業4つのポイント

お客様に好かれる住宅営業4つのポイント

住宅営業は、お客様に好かれなければ中々成績が上がりません。住宅は大きな金額の買い物であるだけではなく、一生に一度の買い物と言われています。たとえ、住宅メーカーの絶対的な信頼があっても、営業が不誠実な対応や、お客様の満足度を高めることができなければ、契約にならず、工事が始まって引渡しの段階でクレームになることもあります。お客様に好かれるというのは、何でも言うことを聞くことではなく、信頼されるという意味です。住宅営業のプロとして、誠実に対応し、お客様に満足してもらう買い物をしてもらうことが重要です。


住宅展示場での接客4つのポイント

住宅展示場での接客4つのポイント

住宅営業の方は、住宅展示場で接客をすることもありますが、なかなか展示場での接客が上手くいかないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?住宅展示場は、住宅設計を依頼しようと考えているお客様もいらっしゃいますが、まだ購入を決めかねているという見込みの薄い方もいらっしゃいます。また、お客様とコミュニケーションが取れていない状態から、展示場の説明をしてしまうと、なかなか営業とお客様で意思疎通ができないこともあります。この記事では、住宅展示場での接客について4つのポイントにまとめてご紹介いたします。


工事請負契約書とは?住宅営業は全て理解しよう!

工事請負契約書とは?住宅営業は全て理解しよう!

工事請負契約書は、住宅営業にとって、成績を左右する一番大事な書類です。お客様の前で新人営業マンは、よくわからずに上司と一緒にお客様に書いてもらうこともあるのではないでしょうか。工事請負契約書は、お客様との取引の上で一番大事な書類です。それにもかかわらず、実は内容を全て理解していないという営業マンも、もしかしたらいるのではないでしょうか?この記事では、工事請負契約書というものが、どのようなものかをわかりやすくご紹介いたします。


【強みを伝える】住宅営業が失敗する、自社商品の知ったつもり

【強みを伝える】住宅営業が失敗する、自社商品の知ったつもり

住宅営業は、他者と相見積もりなどで競合することが多いです。お客様は、メーカーや工務店などの様々な選択肢の中から1社を選びます。お客様の事前知識やイメージで1社に決めていることや、ほとんど決定している場合もありますが、営業の言葉だけでその決定が覆ることもあります。上司から、「他者に負けるな!」と言われつつも、どう営業をすれば良いのか、自社商品と他社商品の違いも知っているけど、それを活かせているかわからないという方もいらっしゃると思います。この記事では、住宅営業が自社商品をどのようにお客様にアピールすれば良いか、そのポイントについてご紹介いたします。


最新の投稿


住宅営業の外回り・飛び込み5つのコツ

住宅営業の外回り・飛び込み5つのコツ

住宅営業で、外回り・飛び込み営業を成功させるためにはどうしたら良いでしょうか?住宅メーカーや工務店は、反響営業と言って、HPやチラシ、その他様々なチャネルからお客様の問い合わせがあります。しかし、小さい工務店や不動産、お客様の問い合わせが少なく、新規着工案件が少なくなってしまうこともあります。そのような際には、営業が外回りや飛び込み営業をすることもあります。採用情報でも、「飛び込み営業がありません!」と謳っている会社もありますが、仕事がなくなってくれば、飛び込み営業をする必要もでてきます。営業は、どのような営業スタイルでも対応できるようにしておくと良いかもしれません。


お客様に好かれる住宅営業4つのポイント

お客様に好かれる住宅営業4つのポイント

住宅営業は、お客様に好かれなければ中々成績が上がりません。住宅は大きな金額の買い物であるだけではなく、一生に一度の買い物と言われています。たとえ、住宅メーカーの絶対的な信頼があっても、営業が不誠実な対応や、お客様の満足度を高めることができなければ、契約にならず、工事が始まって引渡しの段階でクレームになることもあります。お客様に好かれるというのは、何でも言うことを聞くことではなく、信頼されるという意味です。住宅営業のプロとして、誠実に対応し、お客様に満足してもらう買い物をしてもらうことが重要です。


住宅展示場での接客4つのポイント

住宅展示場での接客4つのポイント

住宅営業の方は、住宅展示場で接客をすることもありますが、なかなか展示場での接客が上手くいかないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?住宅展示場は、住宅設計を依頼しようと考えているお客様もいらっしゃいますが、まだ購入を決めかねているという見込みの薄い方もいらっしゃいます。また、お客様とコミュニケーションが取れていない状態から、展示場の説明をしてしまうと、なかなか営業とお客様で意思疎通ができないこともあります。この記事では、住宅展示場での接客について4つのポイントにまとめてご紹介いたします。


工事請負契約書とは?住宅営業は全て理解しよう!

工事請負契約書とは?住宅営業は全て理解しよう!

工事請負契約書は、住宅営業にとって、成績を左右する一番大事な書類です。お客様の前で新人営業マンは、よくわからずに上司と一緒にお客様に書いてもらうこともあるのではないでしょうか。工事請負契約書は、お客様との取引の上で一番大事な書類です。それにもかかわらず、実は内容を全て理解していないという営業マンも、もしかしたらいるのではないでしょうか?この記事では、工事請負契約書というものが、どのようなものかをわかりやすくご紹介いたします。


【強みを伝える】住宅営業が失敗する、自社商品の知ったつもり

【強みを伝える】住宅営業が失敗する、自社商品の知ったつもり

住宅営業は、他者と相見積もりなどで競合することが多いです。お客様は、メーカーや工務店などの様々な選択肢の中から1社を選びます。お客様の事前知識やイメージで1社に決めていることや、ほとんど決定している場合もありますが、営業の言葉だけでその決定が覆ることもあります。上司から、「他者に負けるな!」と言われつつも、どう営業をすれば良いのか、自社商品と他社商品の違いも知っているけど、それを活かせているかわからないという方もいらっしゃると思います。この記事では、住宅営業が自社商品をどのようにお客様にアピールすれば良いか、そのポイントについてご紹介いたします。


最近話題のキーワード

ハウジングインダストリーで話題のキーワード


新築工事 現場監督 施工管理 住宅 営業 利益 知識 職人 仕事 働き方 転職