【未経験でも大丈夫】現場監督の1年目の仕事とは?

【未経験でも大丈夫】現場監督の1年目の仕事とは?

入社して1年目は、不安な気持ちを抱えながら仕事に取り組むことも多くなるでしょう。 とくに未経験であればなおさらで、仕事を覚えるだけで精一杯の期間が続くことが予想されます。 また現場監督も同様に1年目から覚えることが膨大にあり、また1年目だからこそできることもあります。 そこで本記事では、現場監督になっておもに1年目に行う仕事の内容についてご紹介してきたいと思います。


入社して1年目は、不安な気持ちを抱えながら仕事に取り組むことも多くなるでしょう。
とくに未経験であればなおさらで、仕事を覚えるだけで精一杯の期間が続くことが予想されます。

また現場監督も同様に1年目から覚えることが膨大にあり、また1年目だからこそできることもあります。

そこで本記事では、現場監督になっておもに1年目に行う仕事の内容についてご紹介してきたいと思います。

現場監督の1年目の仕事とは

現場監督になって1年目は、未経験であれば現場を担当することはなく研修や教育のための期間となることが一般的です。
新人現場監督のおもな仕事内容についてご紹介いたします。

仕事の流れを理解する

1年目は、とにかく仕事の流れを理解することが重要です。
まずは先輩や上司に同行しながら覚えることが多くなります。

当面は指示通りに行動することにはなりますが、行動しながらもなぜそのような指示があったのかその意味を理解しなくてはいけません。
そして、徐々に指示されなくても自分で考えて行動できるようになることが大切です。

また、なにもわからない時期であることは誰もが承知しているところで、なんでも教えてもらえるのは1年目の特権といえます。
疑問に思うことは積極的に質問し、しっかりと理解を深めましょう。

現場の掃除

現場の掃除は、現場監督を中心に作業に従事するすべての人が意識して取り組まなくてはいけません。

きれいな現場は、いつ施主が見学に来ても気持ちよく迎えるための配慮であり、作業する人にとっても安全や品質の確保をするうえで重要な要素になります。

雑然とした現場は、つまずいたり引っ掛けたりして転倒するリスクが高まり、また仕上げ材にキズが付いてしまう原因にもなってしまいます。
そのため、こまめな掃除は欠かせない仕事になるのです。

とくに現場監督1年目であれば、現場内の掃除をすることも多くなります。
しかし、ただ掃除をするのではなく、現場内の安全や品質へ影響するようなものはないかなど通常業務を意識しながら取り組むことが重要になります。

また掃除をすることで、作業を進めている職人にも喜ばれるため、コミュニケーションを図るうえで非常に効果的です。

安全環境づくり

現場の安全な環境をつくるのは現場監督にとって基本中の基本であり、1年目であっても意識して取り組めば、危険に気づき取り除くことが可能です。
現場の危険とは例えば以下のようなことが挙げられます。

  • 階段手すりの不備による転落のリスクはないか
  • 危険な場所に立ち入らないよう注意喚起の表示はあるか
  • 作業している職人は危険な行為をしていないか
  • 駐車車両が近隣の通行の妨げになっていないか

以上のような危険を察知したら速やかに対処することで事故防止につながります。
安全に関することは、勤続年数に関係なく積極的に取り組むことが重要です。

事務作業

現場監督は、さまざまな書類の作成や事務処理を行います。
1年目から現場を担当することはほぼないため他担当者の手伝いが中心となり、それらを通じてどのような事務作業が必要なのか理解できるようになります。

また工事の報告書などは写真の管理も重要ですが、新人監督が写真撮影を担当することもよくあるケースです。

職人の手伝い

1年目は現場で作業する職人の手伝いをすることも、場合によってはあります。
とくに夏場など体力がないと疲れますが、実は仕事を覚えるには最も効果が高い方法といっても過言ではありません。

身体を動かしながら学ぶことは強力なインプット手段となるため、いずれ経験が活かせるときが必ずやってくるはずです。

また職人との信頼関係を構築するうえでも非常に適しており、今後自身が担当する現場で助けてもらうためにも、時間があるときには手伝いを買って出るのもよいでしょう。

まとめ

現場監督の1年目は、一般的には仕事の流れを理解するための期間になります。

しかし現場監督は、現場で起こるさまざまな問題をときにはスピード感をもって対処することが求められます。
徐々に自身で考えながら行動できるよう、意識して取り組む姿勢が重要です。

また住宅の建築は、協力業者なくして完成させることはできません。
積極的にコミュニケーションを図り、困ったときには助けてもらえるような関係づくりをしておきましょう。



※この記事はリバイバル記事です。

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