【だからやめられない】施工管理のやりがい5選

【だからやめられない】施工管理のやりがい5選

施工監理は忙しくきつい仕事といわれるにもかかわらず、多くの人が長く続けているのはどのような理由からでしょうか? 施工監理の仕事は非常に多岐にわたるため、大変であることは間違いありません。 しかし、それ以上にやりがいが大きいということが理由といえるのではないでしょうか。 そこで本記事では、施工管理の仕事のやりがいについて、なかでも注目したい5つのことをご紹介したいと思います。


施工監理は忙しくきつい仕事といわれるにもかかわらず、多くの人が長く続けているのはどのような理由からでしょうか?
施工監理の仕事は非常に多岐にわたるため、大変であることは間違いありません。

しかし、それ以上にやりがいが大きいということが理由といえるのではないでしょうか。
そこで本記事では、施工管理の仕事のやりがいについて、なかでも注目したい5つのことをご紹介したいと思います。

施工管理のやりがい①建物が完成したときの達成感が大きい

施工監理は、まったくなにもない更地の状態から長い時間をかけてひとつの家族が暮らすための家をつくる仕事です。

地鎮祭から引き渡しにいたるまで、営業や設計、そして業者や職人など各方面とあらゆる打ち合わせを行い十分な品質を確保しなくてはいけません。
そのためには、言いにくいことも言わなければいけないこともあるでしょう。

また天候やトラブルによって工程がスムーズに進まないことは当たり前で、なにも問題が起こることなく完成する現場はほとんどないといっても過言ではありません。

施工管理者は、工事中に起こる問題をひとつずつ解決しながら前へと進めていく必要があるわけですが、そのような苦労を乗り越えて完成したときの達成感は格別です。

そして、出来上がった建物は自分自身のひとつの作品として長く残り続けます。
この点は、施工管理ならではのやりがいであり、ほかの仕事ではなかなか味わえない感覚といってもよいでしょう。

施工管理のやりがい②人に感謝される

施工監理者は、建て主の夢や想いを形にする仕事です。

とくに工事中に窓口となるのは施工管理者になるため、要望や疑問などさまざまなコミュニケーションが交わす必要があります。
それらを吸い上げ現場に反映させることが満足度の向上につながるのです。

そして完成したときに「ありがとう」の一言をいわれたときには、必ず大きなやりがいを感じられます。
次の現場も感謝されることをモチベーションとして取り組めるでしょう。

施工管理のやりがい③チームワークの力を実感できる

住宅の建築は、絶対にひとりでできるものではありません。
多くの協力者がいて、そしてみんなが同じ目的に向かうことで完成が可能になるのです。

とくに住宅建築に関わるすべての人をゴールへと導くのが施工管理者の役割であり、そのような立場だからこそチームワークのすばらしさを実感できるといえます。

日々の業務を通じて、チームワークの力が発揮できてこそよい仕事ができるという関係者へのありがたみや感謝の気持ちを強く実感できるでしょう。

施工管理のやりがい④スキルが評価されやすい

施工管理の仕事は、非常に幅広く、多岐にわたります。
覚えることも多くありますが、経験と実績を積み上げることで評価や信頼を得られます。

とくにわかりやすいのは、資格の取得です。
「施工管理技士」資格の取得は会社にとっても有益であるため、特別手当を用意しているケースも多く、また昇給や昇格のきっかけになることもあるでしょう。

また完成後の施主アンケートをとっている場合も、対応や出来栄えなどが評価対象となります。
つまり、あらゆる手段で評価を高めることが可能になるということです。

施工管理のやりがい⑤仕事が安定している

建設業界が抱える課題といえば慢性的な人材不足です。
建設業就業者数は年々減少しているばかりか、今後も高齢者層が引退していくことでますます深刻化するといわれています。

しかし住宅建築は、新築にとどまらずリフォームやメンテナンスなどニーズは多様化していることから今後も成長が期待される業界です。

現在も、官民を挙げて有能な人材の確保や育成などの取り組みが活発化しています。
とくにスキルを持った施工管理者は、キャリアアップはもちろん、転職するにもかなり有利となるなど、将来性のある安定した仕事といえるでしょう。

まとめ

施工管理の仕事は、ほかの仕事では味わえないやりがいがあることが魅力です。
スキルを身につけるまでは苦労しますが、それはどんな職業であっても共通しています。

また会社のバックアップで資格取得ができるケースが増えてきた点でも注目です。
社員に有資格者がいることは会社にとってメリットになるためで、将来のさらなる安定化を図るためにもチャレンジしてみるとよいでしょう。


※この記事はリバイバル記事です。

関連するキーワード


現場監督 住宅

関連する投稿


【住宅建設】新築工事が始まる前に現場監督が行う現地調査とは?

【住宅建設】新築工事が始まる前に現場監督が行う現地調査とは?

現場監督は、あらゆる業務を行わなければなりませんが、「現地調査」もそのひとつです。 「現地調査」とは、工事が始まる前に実際の現場を確認する事前調査のことをいい、新築工事やリフォームなど、工事によって調査する内容は変わります。 また現場監督は、工事に取り掛かる前に施工計画を作成しますが、現地を確認しなければ実行性のある計画がつくれるとは限りません。 施工計画に不備があれば工事は混乱し工程に狂いが生じる恐れもあるため、「現地調査」は非常に重要なのです。 そこで本記事では、現場監督が行う「現地調査」について、おもに新築工事が始まる際に確認しておきたいことをご紹介いたします。


【クレーム対策】住宅基礎のクラックは施行不良なの!?

【クレーム対策】住宅基礎のクラックは施行不良なの!?

住宅業界、建築業界はクレーム産業と言われるほどクレームが多いです。クレームが怖くて業界から離れてしまった方や、業界に飛び込みにくいという方もいらっしゃるかもしれません。ただし、しっかりとした知識を身につけて、お客様対応を行なっていればそこまで大きいクレームになることは滅多にありません。そこで、住宅基礎のクラックは、住宅の基盤でもあり、お客様を不安にさせるものです。しかし、実際には化粧モルタルのクラックであり、基礎にはクラックが入っていないことがほとんどです。そういった知識を簡単にわかりやすくまとめましたので、施主様、工事担当者ともに、正しい知識をつけ、クレームに対処しましょう。


コンクリートの品質って何?見た目ではわからない

コンクリートの品質って何?見た目ではわからない

住宅工事において、基礎はコンクリートがどの工法でもほとんど用いられています。そこで、誰しも住宅関係の仕事をしたことがある方は、聞いたことがあるのではないでしょうか?コンクリートにも品質があることを。コンクリートは見た目では、どれもコンクリートであり、それに違いがあるようには見えません。しかし、実際にはコンクリートというものは、材料を現場で混ぜ合わせ、それから固まっていくものです。材料やその配分が悪ければ、コンクリートの性能が全く違うものになります。見た目にはわからずとも、実際に試験を行うと、強度も低くなってしまっているのです。この記事では、コンクリートの品質についてわかりやすくご紹介いたします。


コンクリートの性質まとめ|なぜ住宅に使われているのか

コンクリートの性質まとめ|なぜ住宅に使われているのか

コンクリートは、建築物に最も広く使用されている建材の1つです。大規模な公共物やビル・マンションから一般住宅までありとあらゆる場面で活躍しています。このコンクリートが、なぜここまで汎用性の高いもので、他の建材では普及しない理由は何でしょうか。コンクリートの持つ性質について、さまざまな観点から見ていくことで、コンクリートについての知識を深めていきましょう。コンクリート打ちっぱなしの住宅はもちろん、木造住宅でもコンクリートは基礎として使われています。住宅関係で働く方は、建材についても知識を広く持っておきましょう。


【要注意】現場監督の靴のにおい対策とは?

【要注意】現場監督の靴のにおい対策とは?

現場監督にとって、気になることのひとつに「靴のにおい」があります。 とくに新築住宅だけでなく、引き渡し後のアフターサービスやリフォームなども担当している場合は十分に注意しておかなければなりません。 といいうのも、強いにおいがある状態で家のなかに入ると、施主はいやな気持ちになることが予想されるためです。 せっかく品質の優れた建物を建てても、それだけで満足度が下がってしまうかもしれません。 そこで本記事では、現場監督が注意しておきたい「靴のにおい」について、その原因と対策についてご紹介したいと思います。


最新の投稿


【住宅建設】新築工事が始まる前に現場監督が行う現地調査とは?

【住宅建設】新築工事が始まる前に現場監督が行う現地調査とは?

現場監督は、あらゆる業務を行わなければなりませんが、「現地調査」もそのひとつです。 「現地調査」とは、工事が始まる前に実際の現場を確認する事前調査のことをいい、新築工事やリフォームなど、工事によって調査する内容は変わります。 また現場監督は、工事に取り掛かる前に施工計画を作成しますが、現地を確認しなければ実行性のある計画がつくれるとは限りません。 施工計画に不備があれば工事は混乱し工程に狂いが生じる恐れもあるため、「現地調査」は非常に重要なのです。 そこで本記事では、現場監督が行う「現地調査」について、おもに新築工事が始まる際に確認しておきたいことをご紹介いたします。


テナントの意味、テナント工事のABC

テナントの意味、テナント工事のABC

テナントビルは、オフィスビルや商業ビルの賃貸のことを意味します。テナントは、借りる方で、ビルなどのオーナーと契約することになります。テナントが入るにあたり、内装のリフォームで工事が必要になります。これがテナント工事です。テナント工事には、ABCという工事区分がありますが、どれがどれなのかしっかりと把握しているでしょうか?これらを把握すると同時に、なぜ把握する必要があるのか、また工事区分により何に注意しなければならないのかを知っておきましょう。この記事では、テナントの意味から、どのようなトラブルがあるのか、ABC工事区分についてわかりやすくご紹介いたします。


【クレーム対策】住宅基礎のクラックは施行不良なの!?

【クレーム対策】住宅基礎のクラックは施行不良なの!?

住宅業界、建築業界はクレーム産業と言われるほどクレームが多いです。クレームが怖くて業界から離れてしまった方や、業界に飛び込みにくいという方もいらっしゃるかもしれません。ただし、しっかりとした知識を身につけて、お客様対応を行なっていればそこまで大きいクレームになることは滅多にありません。そこで、住宅基礎のクラックは、住宅の基盤でもあり、お客様を不安にさせるものです。しかし、実際には化粧モルタルのクラックであり、基礎にはクラックが入っていないことがほとんどです。そういった知識を簡単にわかりやすくまとめましたので、施主様、工事担当者ともに、正しい知識をつけ、クレームに対処しましょう。


コンクリートの品質って何?見た目ではわからない

コンクリートの品質って何?見た目ではわからない

住宅工事において、基礎はコンクリートがどの工法でもほとんど用いられています。そこで、誰しも住宅関係の仕事をしたことがある方は、聞いたことがあるのではないでしょうか?コンクリートにも品質があることを。コンクリートは見た目では、どれもコンクリートであり、それに違いがあるようには見えません。しかし、実際にはコンクリートというものは、材料を現場で混ぜ合わせ、それから固まっていくものです。材料やその配分が悪ければ、コンクリートの性能が全く違うものになります。見た目にはわからずとも、実際に試験を行うと、強度も低くなってしまっているのです。この記事では、コンクリートの品質についてわかりやすくご紹介いたします。


コンクリートの性質まとめ|なぜ住宅に使われているのか

コンクリートの性質まとめ|なぜ住宅に使われているのか

コンクリートは、建築物に最も広く使用されている建材の1つです。大規模な公共物やビル・マンションから一般住宅までありとあらゆる場面で活躍しています。このコンクリートが、なぜここまで汎用性の高いもので、他の建材では普及しない理由は何でしょうか。コンクリートの持つ性質について、さまざまな観点から見ていくことで、コンクリートについての知識を深めていきましょう。コンクリート打ちっぱなしの住宅はもちろん、木造住宅でもコンクリートは基礎として使われています。住宅関係で働く方は、建材についても知識を広く持っておきましょう。


最近話題のキーワード

ハウジングインダストリーで話題のキーワード


新築工事 現場監督 施工管理 住宅 利益 営業 職人 台風 知識 現場監理 働き方改革