【熱中症対策】工事現場での暑さは逃れられない!一体どうしてる?

【熱中症対策】工事現場での暑さは逃れられない!一体どうしてる?

夏は近年どんどん平均気温が上がっており、熱中症で倒れたというニュースが6,7月から流れてくることもあります。工事現場は季節に関係なく進みますが、工事をしている方々はどのような熱中症対策をしているのでしょうか?毎日猛暑の中で作業することは非常に危険で、安全管理として熱中症対策も行わなければいけません。現場全体での対処法についてご紹介いたします。


熱中症対策の必要性

熱中症とは、体が熱をうまく放出できなくなり、体温調節ができなくなります。これにより体温が常に上がった状態などになることにより、身体機能が正常に動作しなくなり、様々な症状を引き起こします。重度の症状では意識を失うこともあり、大変危険な状態になり死に至ることもあります。

また、工事現場で熱中症になってしまうと、事故を誘発します。危険作業を行なっている現場で、めまいや立ちくらみといった軽度〜中度の症状でも命取りになることがあります。少しでも熱中症の症状が出てきたと感じたら、すぐに休息が必要です。

熱中症の症状は様々あるため、少しでも気温が高い時に体の不調を感じた際には、積極的に休む必要があります。
・めまい、顔のほてり
・筋肉痛、けいれん
・だるい、吐き気
・汗を変にかく
・歩けない
・水分補給できない

などが熱中症の症状です。熱中症になってしまうと、なかなか治らないため対策をしっかりと行う必要があります。

現場の作業環境チェック

熱中症になるような条件が揃っているかどうかを、事前に確認することで熱中症対策の意識ができます。
まずは以下の内容について確認しましょう。
・気象条件の確認
・作業内容の確認

それぞれどのような確認をすれば良いか説明いたします。

気象条件の確認

まず気候が熱中症の危険があるかどうかを把握することが大事です。25度以上で熱中症の危険があり、30度以上では死に至る人も出てきます。また、25度以下でもマスクなどを着用し、湿度が高い日には熱中症の危険もあります。

5月くらいからこのような気象条件になることもあり、急な気温変化などに注意しましょう。気象条件を事前に確認し、現場で周知することで、各人が気づくことができる環境づくりが必要です。

作業内容の確認

室内工事か外工事かでも熱中症の危険度が変わります。外工事の場合には、直射日光もあるため注意が必要です。また作業員が1人という現場が極力ないようにしましょう。体調変化に気付く人がいない場合は、倒れた際に気づいて助ける人がいないためです。

室内工事でも油断はいけません。湿度や気温で熱中症になる可能性があります。室内だからと熱中症にならないと思っている時こそ危ないです。何も対策をしていない時こそ気づかずに症状が進行してしまうため、必ず注意を怠らないようにしましょう。

現場での熱中症対策

現場でどのような熱中症対策ができるでしょうか。
・涼しい作業環境を作る
・水分・塩分補給を必ず行う
・1人1人の顔色チェック

について順番にご紹介いたします。

涼しい作業環境を作る

現場で様々な工夫が企業によってされています。
・足場に遮光ネット、ドライミストの設置
・大型扇風機の設置
・現場付近の散水
・扇風機付き作業着

大規模な工事現場などではこのような方法もとられています。
小規模の工事の場合は、パラソル設置、ヘルメットに庇を装着、作業者を休憩所に使用している会社などもあります。

水分・塩分補給を必ず行う

休憩時間をこまめに決めて、その時間に塩分補給の飴やお菓子などを提供したり、水分補給の時間を決めることで、忘れずに補給をできる環境にすることも大事です。

1人1人に必ず補給を行うようにと注意を促しても、作業をしていると集中して忘れてしまいます。作業効率が悪くなると感じても、徹底しましょう。

1人1人の顔色チェック

現場監督が職人の体調を適時チェックすることも有効です。時間を決めて水分補給をしているからと言って、熱中症に必ずならないというわけではありません。1日工事が始まってから終わるまで注意が必要です。

朝働き始めてから30分でも熱中症になることはあります。午前中は熱中症にならないだろうと思ってはいけません。職人同士でも体調チェックを行うように促しましょう。

まとめ

熱中症は、死に至ることもあるほど危険なものです。工事現場では特にめまいなども危険作業時には命取りになります。
・気象条件の確認
・作業内容の確認
を行い、熱中症の可能性があるのかを確認しましょう。

また、熱中症対策として
・涼しい作業環境を作る
・水分・塩分補給を必ず行う
・1人1人の顔色チェック
などを行い、安全な作業環境を作るようにしましょう。





※この記事はリバイバル記事です。

関連するキーワード


熱中症

最新の投稿


【工事現場の労災事故】冬に多い労災対策とは?

【工事現場の労災事故】冬に多い労災対策とは?

工事現場での労災事故は年間を通じて起こりますが、冬には、この季節特有の労災事故が多くみられます。 そのため、寒冷な現場環境では、季節に応じた対策をしっかりと講じなくてはなりません。 また、冬特有のリスクといえば気温低下による環境の変化になりますが、寒さを解消することだけにとらわれると安全が疎かになってしまうケースもあります。 よって、寒さ対策と安全対策は平行して検討することが重要なのです。 そこで本記事では、とくに冬に多い労災事故について、その内容と対策をご紹介したいと思います。


ホームインスペクターとはどんな仕事?資格は必要?

ホームインスペクターとはどんな仕事?資格は必要?

住宅業界では、さまざまな業種があり、それぞれの専門業者が担当する工事を行います。 そのなかで、住宅の売買や新築の際、劣化状況や不具合の有無などを診断する、いわゆる「ホームインスペクション(住宅診断)」と呼ばれる職種があります。 そして、この「ホームインスペクション」を実施する人が「ホームインスペクター」です。 では、「ホームインスペクター」は、具体的にどのような内容の仕事を行うのでしょうか? また、資格は必要なのでしょうか? そこで本記事では、「ホームインスペクター」の仕事内容や必要となる資格などについてご紹介したいと思います。


【現場監督がよく使う建設用語】鉄筋の「かぶり」とはなに?

【現場監督がよく使う建設用語】鉄筋の「かぶり」とはなに?

現場監督は、専門工事業者による多くの管理を同時に進めていかなければなりませんが、その際に求められるのはしっかりとコミュニケーションを図ることです。 そして、工事現場でコミュニケーションを図るには、建設業界で使われる専門用語、いわゆる「建設用語」を一定程度理解しておく必要があります。 また、住宅建築のなかでも、とくに重要となる基礎工事には、「かぶり」という「建設用語」があります。 「かぶり」とは基礎工事の鉄筋に関わる内容であり、建物の強度を左右する重要な要素となるため、現場監督が必ずチェックしなくてはならないポイントのひとつです。 そこで本記事では、基礎工事における鉄筋の「かぶり」について、その内容を詳しく解説したいと思います。


働き方改革!施工管理者の残業を減らそう

働き方改革!施工管理者の残業を減らそう

働き方改革が進んでいますが、施工管理の慢性的な長時間労働は、まだ改善の余地があります。会社によっては、全く変わらない状況のところもあります。長時間労働は、労働者を疲弊させるだけでなく、業界としても人手をすり減らしていくことは、長期的にデメリットしかありません。ではなぜ、施工管理は残業時間が多くなってしまうのでしょうか?業務を効率化させる方法は、何か、なぜ浸透していないのかについてご紹介いたします。


外構の基本|種類・役割や注意点

外構の基本|種類・役割や注意点

戸建て住宅において、施主様が気にしていないことも多い外構ですが、住宅環境を考える上では非常に重要な要素です。外構について工務店などの施工会社が、その予算や、必要性について認識していなければ、お客様が住んでから困ってしまいます。この記事では、外構の基本的な知識から、その役割、特に注意しなければならない境界などについてご紹介いたします。外構工事だけでも数百万円とかかることもあるため、設計時には最初に伝えておくべきことでもあります。


最近話題のキーワード

ハウジングインダストリーで話題のキーワード


新築工事 現場監督 施工管理 住宅 営業 利益 職人 資格 転職